離乳食の進め方の具体的な例と月齢目安に応じた1ヶ月メニュー

赤ちゃんが5、6ヶ月頃になると、いよいよ離乳食デビューとなります。初めてのママにとってはドキドキワクワクしてることでしょう。離乳食期はこれから赤ちゃんに食事の楽しみを知ってもらう大事な時期なので、詳しく知って準備をしていきましょう。

 

スポンサードリンク

離乳食の概要とは?

A3673

離乳食の期間は個人差もありますが、4、5ヶ月頃から始まり1歳半頃までに完了させ、幼児食へと移行させることが一般的です。また赤ちゃんの月齢や発達によって離乳食期を区分しています。これが分かるとイメージがわきやすいので、まずご紹介しましょう。

①ゴックン期(5、6ヶ月)

トロトロのペースト状のものを飲み込めるように。1日1回10倍粥のすりつぶし小さじ1から始まり、徐々に量や食材を増やしていきます。魚は白身魚のみで、調味料は使わずに素材の味で与えましょう。1ヶ月経ったら1日2回食へ。固さの目安はポタージュ程度です。

②モグモグ期(7、8ヶ月)

顎と舌を使って食べ物をすりつぶし、口をモグモグして食べることができるようになります。魚は赤身魚も可能で、肉は脂肪分の少ない鶏挽き肉から始めてください。納豆もOKに。固さの目安は豆腐で、1日2回食が基本となります。

③カミカミ期(9~11ヶ月)

舌の動きが活発になり、奥の歯茎で食べ物を潰して食べることができます。これまでの食材に加えて、豚肉、牛肉、青魚も可能に。塩、醤油、味噌などの調味料は使えますが、極めて薄味にする必要があります。固さは完熟バナナ程度を目安にしましょう。1日3回食が基本で、食事に興味をもち手づかみ食べをする子もいます。

④パクパク期(11~15ヶ月)

舌が前後左右に自由に動かせるようになり、食べ物を前歯でかじり取り奥の歯茎で潰して食べることができます。穀類は軟飯が食べられるようになり、固さの目安は肉団子程度です。これまでの食材に加えて、油揚げ、ハンペン、貝類も食べられるようになります。

一昔前にはゴックン期の前(2、3ヶ月頃)に離乳準備期があり、母乳やミルク以外の味やスプーンに慣れさせるために果汁を与えるとされてきました。しかし厚生労働省の新しいガイドラインには「果汁を与える必要はない」と変更されています。

スポンサードリンク

離乳食の具体的な進め方

A9680

離乳食期の赤ちゃんの月齢目安や発達が少し分かったところで、初めの1ヶ月の具体的な進め方をご紹介しましょう。

  • 1日目、10倍粥のペースト状のものを小さじ1から始めます。2日目も同様。
  • 3日目、お粥の量を小さじ2に増やします。
  • 4日目~7日目までお粥の量を小さじ3に増やします。
  • 離乳食をスタートして2週間、8日目にお粥小さじ3に加えて人参やジャガイモを小さじ1与えます。9日目も同様。
  • 10日目、お粥の量を小さじ4に増やし、野菜をカボチャやほうれん草に変えます。
  • 11日目、お粥の量を小さじ5に増やし、野菜は同様で様子を見ます。
  • 12日目、お粥をうどん小さじ3にして野菜も変えます。13日目も同様。
  • 14日目、うどんに慣れたら小さじ4に増やし野菜を変えます。
  • 離乳食をスタートして3週間、15日目はお粥小さじ3とカボチャ小さじ2を与えます。この日から様子を見て、豆腐などのタンパク質をあげます。16日目も同様。
  • 17日目、主食をうどん小さじ3に変えたり、野菜を変えたりして変化を。タンパク質を白身魚小さじ1に変えます。18日目も同様。
  • 19日目、主食はお粥やうどんなどを自由に。タンパク質をしらす干し小さじ1に変えます。20日目も同様。
  • 21日目、お粥やうどんを自由に、タンパク質の豆腐や白身魚を小さじ2に増やします。
  • 離乳食をスタートして4週間、22日目はお粥に野菜を混ぜて与えても。お粥小さじ4に野菜小さじ2を混ぜます。タンパク質の量を小さじ3に増やします。
  • 23日目、今度はうどん小さじ4に野菜小さじ2を混ぜて。タンパク質の種類を変えます。
  • 24日目、お粥小さじ4とタンパク質小さじ2、野菜小さじ2を与えます。タンパク質と野菜を混ぜて与えても。
  • 25~27日目、お粥やうどん小さじ4にカボチャやしらす干しを混ぜて味に変化を。全部で野菜を小さじ4、タンパク質を小さじ3になるようにします。
  • 28日目、今日で1ヶ月最後の日。主食を小さじ5、野菜を小さじ5に増やし、タンパク質を小さじ2、3加えます。
スポンサードリンク

2回食に移行するタイミングや新しい食材に挑戦するポイントとは?

A3391

離乳食をスタートして1ヶ月。よく食べるようなら様子を見て2回食にしていきましょう。離乳食の進め方のポイントは初めてあげる食材は、単品で小さじ1から始めます。2日以上続けて湿疹など体に変化がないか観察を。

スポンサードリンク
サブコンテンツ

このページの先頭へ