離乳食の初期から赤ちゃんが喜ぶ食材やレシピ【まとめ】
赤ちゃんが大人と同じものを食べられるようになる練習。それが離乳食です。
だいたい5ヶ月ごろから始めますが、赤ちゃんがママやパパの食べているものに興味を示していないようなら、無理に進める必要はないです。あくまで、これは赤ちゃんがミルクや母乳以外のものから栄養を摂る練習なのであり、栄養を離乳食から摂るためではありません。
あまり無理に食べさせても、赤ちゃんが食べること自体嫌いになってしまうこともあります。それではいけませんよね。ママが初めてなように、赤ちゃんも初めてです。
初めて同士、焦らずゆっくり楽しい離乳食を始めましょう!
この記事の見出し
離乳食初期、始める前の注意点
無理にあげない
無理やりあげてしまうと食事自体を嫌がるようになってしまい、その分卒乳が遅れます。食事は楽しく嬉しいもの、と教えるために、最初は嫌がればすぐに止めてミルクや母乳をあげてください。少しずつでもその子のペースに合わせて始めましょう。
食器はプラスチックか木製で
乳首以外に咥えたことのない赤ちゃんは、鉄製やアルミ製を嫌がります。熱伝導がいいせいで、熱いものは熱いし、冷たいものはとても冷たく感じます。なので、選ぶならプラスチックや木製のほうがおすすめです。スプーンは柄が長いほうが最初はあげやすいです。サイズはティースプーンぐらいの大きさです。お気に入りの食器を一揃え揃えてあげると、赤ちゃんも食べるのが楽しくなりますよ。
アレルギーに気をつけて
どんなアレルギーを持っているのか、生まれたばかりではわかりません。なので、最初のうちはあまりアレルギーを発症させやすい卵や小麦粉などは控えましょう。赤ちゃんはまだ腸が未発達なので、大人と同じものを与えるのは非常に危険です。
初めは初めての離乳食にびっくりして具合が悪くなることもあります。できるだけ小児科が空いている時間帯より少し前には食べさせてみましょう。万が一、何かあっても安心ですね。
離乳食初期に食べられるもの
食べられるものは割と多いので、参考にしてください。意外と種類は多いので、ママ達のご飯を作るついでに作れちゃいます。初期ならそんなに量もいりませんよ。
炭水化物
お米
水分の多い10倍がゆをすりつぶしたものからスタート。慣れてきたら徐々に水分を減らしていきましょう!
じゃがいも
最初はすりおろしたものにだし汁や粉ミルクを溶いたものをあげてください。芋類は飲み込みにくいので、水分は必要ですよ。
さつまいも
じゃがいもと同じくとろとろに煮るのも手です。水分でのばしたものをあげてください。皮は繊維が多いので厚めに剥いてあげましょう。電子レンジよりお鍋の方がおすすめです。
そうめん
原料が小麦なのでお米や野菜に慣れた頃に試しましょう。心配なら後期からあげてもいいですよ。初期はみじん切りにしてすりつぶしてからあげてください。
うどん
多めのお湯でくたくたに茹で、すりつぶしたものをあげてください。これを月齢に合わせてどんどん粗く刻んでいくのです。
食パン
冷凍してすりおろすのがおすすめ。そこに粉ミルクを混ぜればカンタンパンがゆの完成!
野菜・果物
かぼちゃ
皮はまだ食べれないのでオレンジの部分だけ、柔らかく煮てすりつぶしてあげてください。
だいこん
離乳食には真ん中の部位がおすすめです。皮は厚めに剥いて茹でるかすりおろしましょう
かぶ
短時間で柔らかくなるかぶは離乳食の救世主!皮は厚めに剥いて茹でてつぶしてあげましょう。
人参
最初は生のまますりおろして加熱しましょう。とろとろに仕上がりますよ。
トマト
最初は種や皮、酸味を嫌がるかも。湯むきや裏ごしで処理をしてから加熱して甘みを引き出してください。酸っぱそうな顔をしてもまた口を開けることもあります。
キャベツ
最初は葉先だけ使います。繊維は断ち切るように縦横みじん切りに。芯はすりおろすと食べれます。
玉ねぎ
しっかり加熱してから食べさせてください。甘い玉ねぎのとろとろとした甘みは赤ちゃんも好きなはず。
ブロッコリー
茹でた花先の部分だけすりつぶして使います。茎は後期から。
りんご
離乳食初期で一番甘みがあるりんご。すりおろして生でもいいし、少し加熱してあげるとより甘みが広がります。赤ちゃんは大体好きな味です。
バナナ
つぶして料理のアクセントに。赤ちゃんの苦手な野菜と一緒に和えてみましょう。
タンパク質
豆腐
必ず加熱したものをあげましょう。最初は絹ごし豆腐から。長時間の加熱は固くなるので、茹でましょう。
きな粉
そのままは気管に入って危険なので、おかゆなど水分のあるものに混ぜて食べさせましょう。
かれいや鯛などの白身魚
鮮度がよく、脂身が少ないものを選んでください。皮や骨を丁寧に取り除いて加熱します。パサつくのでおかゆに混ぜてあげたりお湯などでなめらかに伸ばしましょう。最初は飲み込みにくく、嫌がるかも。
しらす
干し茶漉しなどを使って塩抜きをしましょう。熱湯に数分つけて茶漉しを引き上げ、また熱湯で洗えばOK。おかゆにいれるとカンタンしらすごはんに。
赤ちゃんが食べられないもの
初期の段階では避けたほうがよい食品があります。最低1歳過ぎてから様子を見つつ、少量からあげましょう。
はちみつ、黒糖
有名ですね。乳児ボツリヌス症予防のため、1歳過ぎるまではあげちゃダメです。
ごぼう、きのこ、パイナップル
消化吸収に負担がかかるので、もう少し大きくなってからにしましょう。
ナッツ類、豆類、餅
喉に詰まりやすいので危険。
こんにゃく、かまぼこ、いか
弾力があって柔らかくなりにくいし、噛み切りにくいのでダメ。
生姜、ニンニク
刺激が強いのでNG。まだまだ大人の味です。
離乳食初期、カンタンメニュー
初期は煮たり茹でたりなのでストックを作ると便利ですよ。一食分をラップに包んで製氷皿に詰めて保存すれば解凍するだけですみます。
10倍がゆ
ほぼ液状のおかゆです。おかゆを炊くのが面倒ならこちらのやり方を試してください。(クックパッド:10倍粥)
じゃがいも
とろっとろな状態のマッシュポテトにしましょう。蒸してつぶして裏ごしして水やお湯でなめらかに伸ばします。(クックパッド:マッシュポテト)
にんじん
卸し金がおすすめ。擦ってレンジでチンすれば簡単です。(クックパッド:にんじんすりおろし)
パンがゆ
朝は必ずパンがゆを作ってます。手軽だし優しい味なので大喜び。私はここに擦ったりんごやにんじんを入れたりします。(クックパッド:パンがゆ)
離乳食初期、食べさせ方
基本はミルクをあげるときの姿勢と同じ、横抱きです。
下唇にスプーンをのせて、赤ちゃんが口を閉じたら引き抜きます。口が閉じるまでは焦らず待ちます。これの繰り返しです。一進一退の離乳食。食べるときもあればまったく欲しがらないときもあります。それは赤ちゃんのペースに合わせてあげてください。
最初は1日1回ひとさじから!あげる時間もなるべく固定にしましょう。慣れてきたら量を増やし、どんどん液状から固形へしていきます。ミルクや母乳は欲しがるだけ!離乳食ではまだまだ補いきれない栄養はミルクから摂ります。まだまだ食べるのが不器用ですが、微笑ましく見守ってあげてくださいね。