あせもは海水や塩水で治療するのは危険!あせもの正しい治し方

赤ちゃんは、私たち大人より汗をかきやすく1年中あせもが出来やすい状態にあります。あせもが顔に出来て痒がって痛がっている様子は何とも言えなく、出来ればあせもを作らないようにしてあげたいです。

あせもが出来る理由やよく言われる、海水、塩水でのあせも治療について、そして、あせもの正しい治し方とオススメの予防方法をお伝えします。

 

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あせもはどうして起こるのか

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身近な皮膚の炎症の「あせも」ですが、出来る場所によっては外出したくなくなったりします。小さい赤ちゃんの場合は、痒さと痛みで泣くこともあるでしょう。あせもがどうして出来るのか、それは多量に汗をかいたことにより「汗管」から体外への汗の排出が追いつかないためです。

一般的に「あせも」と言われるのは、紅色汗疹のことで通称「赤いあせも」と呼ばれます。赤いあせもは、汗の排出が追いつかないか、汗の通り道が汚れや皮脂などで詰まってしまった場合に起こる汗管の破れです。汗管は破れて、皮膚の真皮の中で汗が広がります。これがかゆみのあるあせもに変わっていくのです。

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海に入ると治るのか

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あせもが治らないという相談を友人などにすると「海にいってくれば?」と言われることがあるかもしれません。一般的にあせもは海水で治るということが浸透しているようですが、それは正しくありません。民間療法として、海水につかって乾燥させると治るといわれていますが、医学的な根拠はありません。

それどころか、人によっては塩分や雑菌があせもの中に入りさらに悪化させる原因にもなるようです。

海に行ったら治ったと言う話

実際に海に行ってあせもが改善したと言う口コミがあるのも、また事実です。それは、海水の塩分が肌表面の角質を取り除いてくれたことによって、一時的に起こっているものと考えられます。角質が取れても炎症は残ったままなので、海に行ったあともきちんと洗い流して薬を塗ったり保湿をすることを忘れないようにしましょう。

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海水と塩水

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海水と同じような感覚で、「海に行けないときは海水と同じ濃度の塩水を使う」とよいとも言われますが、これも民間療法の一つで医学的な根拠はありません。傷口に塩を塗るのと同じようなことをするわけですから、かゆみや痛み、炎症が悪化する可能性も否めません。自己判断での塩の使用はオススメしません。

正しい治療

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実際夏になると毎年あせもが出ると言う人は多いはずです。近年は、子どもだけではなく大人のあせもも増えています。気温が高いときや涼しい室内から外に出たことによって一気に汗をかいてしまい、タオルやハンカチで拭いても間に合わない時や、汗をかいてもすぐにシャワーを浴びることが出来ないときになりやすいでしょう。

あせもが出来たら

あせもが出来るのは嫌ですが、気をつけていても出来ることがあります。まず、患部を水で洗い流してください。そして市販の塗り薬をぬります。塗り薬も各メーカーから様々ものが販売されていますので、選ぶのに迷ったときは薬剤師さんに相談するとよいでしょう。

市販薬でよくならない場合

市販薬をぬってもよくならない場合は、是非皮膚科を受診しましょう。もしかしたら市販の塗り薬が効かないくらい酷くなっている可能性もあります。そういう時は、病院から塗り薬や時には飲み薬を処方してもらって服用することをオススメします。

あせもが出来ないために

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あせもが出来てしまったら治療しなくてはいけないのですが、出来ないように予防するのも1つのポイントです。あせもの予防は、意外と簡単に出来るものです。

汗を多量にかいた場合、タオルやハンカチなどでふき取ったり、ひじの裏側などの皮膚の薄いところは水で洗い流してから、タオルで拭くなどすれば多くの場合予防できます。

また、あせもの症状を緩和させたり、皮膚を清潔に保ってくれる効果が期待できる入浴剤なども市販されていますので、活用してみてはいかがでしょうか。

 

海水や塩水であせもの治療をするという民間療法は、オススメできる治療方法ではありません。それどころか、悪化させる多くの可能性を含んでいます。

汗がでる「汗腺」の数は、大人も子どもも同じ数を持っています。すなわち、体の小さい赤ちゃんの方が、汗腺が密集していることから汗をかきやすく、あせもが出来やすいということになります。そのことを忘れずに、あせも予防から取り組んでいけると良いでしょう。

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