不正出血と生理の違いや見分け方を周期、出血量、色などから判断する方法

女性には決まった周期で生理がやってきます。ですが、生理でないのに出血することもあります。「不正出血」と呼ばれています。この不正出血は、ホルモンバランスの不調である場合や、何らかの病気のサインである場合があります。

生理周期に乱れがなければ、この不正出血はすぐにわかるのですが、生理不順の方などは、突然出血をしても、生理なのか不正出血なのか、なかなか見分けにくいのではないでしょうか。

不正出血と生理の出血の違いや見分け方をご紹介させていただきます。産婦人科を受診すればすぐにわかりますが、それ以外での見分け方や可能性などについてご紹介させていただきます。

 

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不正出血と生理の違いについて

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不正出血と生理の出血、どちらも出血であることに違いはないのですが、出血の時期や状態には違いがあります。

生理出血

28~30日周期でやってきます。排卵日から計算すると、約半月後に起こります。色は鮮血で、生理開始2~3日目に出血量が多くなり、次第に少なくなっていきます。約1週間程度で出血は止まります。

不正出血

排卵日などは関係なく、ある日突然やってきます。毎日それほど出血量は変わらないことが多く、色はピンクや茶色のおりもののような感じです。出血し始めてから4~5日目に突然出血量が増えたりすることがあります。

短期間で終わることもあれば、いつ終わるかはわからないものもあります。病気などが原因の場合は、だらだらと続くことがあります。

 

生理以外で出血することは、全て不正出血とよんでいます。

原因は様々で、ホルモンバランスの乱れや病気などが考えられます。また、流産後の生理の周期が安定するまでは、時間がかかることがあり、不正出血のような状態になることもあります。

生理不順の方は、生理なのか不正出血なのかを見分けるのは少し難しいかもしれませんが、出血量の変化や、色などをしっかりとチェックしておきましょう。

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不正出血と生理の見分け方

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不正出血なのか、生理による出血なのかを見分けるのは、産婦人科などを受診するのが確実です。ですが、なかなか病院に行く時間がとれない方もいると思います。見分ける方法として一番いいのは、日頃から基礎体温を測るということです。

基礎体温は、排卵日がわかるだけでなく、女性の体の不調を発見するのにはとても有効なものなのです。今からでも遅くはありませんので、基礎体温を測る習慣をつけるようにすることをおすすめします。

 

不正出血は生理以外で出血すること全てをさしています。短期間で止まることもありますし、だらだらといつまでも続いて、出血量が増えることもあります。

そういった場合は、病気の可能性が高くなりますので、少しでも早く病院を受診するようにしましょう。受診の際に基礎体温表を持参することで、原因を知る手掛かりとなりますので、忘れず持参するようにしてくださいね。

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不正出血で考えられる可能性のある病気

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不正出血は2種類に分けることができます。

1.器質性出血

病気によっておこる不正出血のことをさします。腫瘍などが原因になります。子宮頸管ポリープ・子宮筋腫・子宮内膜ポリープなどの良性の腫瘍と、子宮頚がん・子宮体がん・卵管がん・外陰がん・子宮肉腫などの悪性の腫瘍があります。

2.機能性出血

主にホルモンバランスの乱れが原因になっている不正出血のことをさします。卵胞ホルモンと黄体ホルモンの分泌が乱れることが原因となって起こります。出血は少なめですが、ダラダラ続く方もいます。この不正出血は、更年期や思春期に起こりやすい傾向があります。

ホルモンバランスの乱れの機能性出血の場合は、特に受診する必要がないと思われるかもしれませんが、それは間違いです。ホルモンバランスの乱れは、妊活などにも影響してきます。どちらの出血であっても、不正出血があった場合は、できるだけ産婦人科や婦人科を受診することをおすすめします。

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