布団で寝ていたらダニに刺された!かゆみを取る方法とダニ対策
春から秋にかけて、布団でダニに刺されることが多くなります。かゆみで寝苦しかったり、何をするにも気になったり。掻きむしって肌が荒れたりもします。ダニのかゆみは一週間は続きます。なるべくかゆさを感じない方法はどんなものがあるでしょうか。また、布団のダニをどうやったら退治出来るでしょうか。
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ダニのかゆみをとる方法
蚊よりも長引くダニのかゆみですが、かゆみを取るには、冷やす、薬を塗る、といった対処方法があります。掻きむしって症状を悪化させないようにするのが大切です。
冷やす
ダニに限らず、虫に刺されたことに気づいたら、まずは患部を洗い流します。石鹸を使うと虫の唾液が中和されるので、より効果的です。流水にしばらく当てるとかゆみは軽減されます。濡れタオル、保冷剤などをしばらく患部に当てても冷やせます。保冷剤で冷やすときには、冷やしすぎないようにするために、タオルなどを巻き付けて患部に当てます。お風呂の温度もいつもより低めにします。
薬を塗る
冷やすと言っても、いつまでも冷やし続けることは出来ません。保冷剤を外してしばらくすると、またかゆみがぶり返してきます。虫刺されには塗り薬を使うことが多いですが、ダニの場合は蚊よりもかゆみが強く長引くため、少し強めの薬を使います。炎症とかゆみを抑える薬・ステロイド配合の虫刺されの薬を使って、早く治し、掻きむしりによる悪化を防ぎます。
市販では、ムヒアルファEXやウナコーワエースがステロイドと抗生剤が配合されています。ムヒアルファEXやウナコーワエースには、プレドニゾロンというステロイドの成分が配合されています。ステロイドには強さが5段階ありますが、これは最も弱い部類に入ります。
これらの商品のステロイドは、アンテドラッグといって、患部には効果を発揮し、体に吸収される時は効果を落とします。軟膏タイプと液体タイプがあります。もう掻いてしまって浸みる、という人には軟膏がお勧めです。外出先で手が汚れていても塗りやすいのは、液体です。
なお、本来、ステロイドは医師の診察の元に処方される薬です。弱いからと市販でステロイドを使っても、強さが合わないで治らないこともあります。分からないときは、皮膚科の診察を受けて処方してもらう方がよいでしょう。診察を受けた場合、リンデロンVG軟膏、セレスタミンなどを処方されることが多いです。
かゆみを増すものを控える
食べ物でも、かゆみを増すものがあります。食べ物の中に、かゆみのもととなるヒスタミンが含まれているものがあります。これらを避け、ビタミンB・Cや核酸が多く含まれているものを摂るようにします。ヒスタミンが多く含まれているものとして、コーヒーやチョコレート、マヨネーズ、肉の脂身、ポテトチップス、白砂糖などがあります。
かゆみを抑えるものには、納豆、味噌、ヨーグルトといった発酵食品、肉の赤身、わかめ、小松菜、玄米などがあります。油こいものや甘いものを控え、発酵食品などをしっかりとるようにすることも大切です。
布団のダニを退治する方法
布団にいるダニを退治する方法として、丸洗いする、干す、といったことが考えられます。その効果を見ていきます。
布団を丸洗いする
ダニは水に浸けても一週間は生き続けられます。そのため、ダニを退治する目的では、洗濯は効果がありません。ダニを死滅させてから洗濯することは、ダニの死骸を落とすので、アレルギーに効果があります。また、ダニのえさとなるフケなどが落ちるので、ダニの繁殖が抑えられます。
布団を干す
ダニは50度以上の温度にならなければ死にません。暑い日に布団を干しても、布団の温度は35度程度で、ダニは日が当たっていないほうの面に逃げていくので死滅しません。
高温に当てる
ダニは、高温になれば死にます。布団乾燥機を使って、布団を高温に当てましょう。ダニが温度の低い位置に逃げてしまわないよう、むらなく高温に当てるようにします。特に四隅にダニは多いので、上からもう一枚布団をかけて重しにするなどして、布団乾燥機にしっかり当たるようにします。
スチームアイロンも効果があります。スチームアイロンの温度は100度近くにもなります。まず、布団を暗いところに一時間ほど置いて、ダニを布団の表面に出します。そこにスチームアイロンをこれを20秒ずつ当てていきます。表も裏も、手間はかかりますが、当てて下さい。アイロンをかけるときは当て布をして、布団の布地が痛まないようにしてください。布団を高熱に当てた後は、掃除機でダニの死骸を吸い取ります。掃除機のヘッドに使わなくなったストッキングをかぶせると、布団が汚れません。
あまり気にしすぎないことも大切!
ダニは目に見えにくいものです。一度気になり始めると、「まだ布団の中にいるのではないか?」と神経質になることもあるでしょう。虫に刺された訳でもないのに、かゆくなることもあります。あまり気にしすぎないようにするのも、大切ですね。
その他、虫刺されについて症状や対処法を以下に詳しくまとめていますので、ぜひご覧ください。