赤ちゃんも安心!畳で繁殖するダニを完全に駆除する方法3選
春から秋にかけて、畳の上で寝転がっているうちに、かゆくなる。そんな時は畳にダニが発生している可能性があります。
畳にいるダニを駆除する方法は色々ありますが、それぞれどんな効果があるでしょうか。
ダニが好む環境はどのようなものか、畳の普段の手入れはどうするのか、といったことを踏まえてみていきます。
ダニと畳
新しい畳にはほとんどダニはいませんが、家のダニが畳にうつり、そこを住みかとするようになります。ダニは25度以上の温度と、60%以上の湿度で繁殖します。
ダニのエサは食べかす、人の垢やフケ、カビです。畳の裏側は湿気がたまり、カビが繁殖しやすい、暗い部分なので、ダニには恰好の住みかとなりやすいです。
普段の畳の手入れ
畳の掃除は拭くのが最もよいです。タオルや雑巾を熱いお湯に浸して絞り、目に沿って拭いていきます。
さらに乾いたタオルや雑巾でからぶきします。ほうきも、細かなごみを集めてくれます。ほうき草で作られた江戸箒、シュロで作られた棕櫚箒などが畳に適しています。
掃除機でいつもよりしっかり掃除したいときは、重曹を使います。重曹を畳にまんべんなく撒いておきます。30分後に掃除機をかけます。
すると、においや汚れがとれます。割と手軽に、薬品を使わずに掃除出来ます。畳は湿気を嫌うので、部屋の換気を十分して風に当てます。
ダニを駆除する方法
畳のダニを駆除するには、畳の天日干し、スチームアイロンを当てる、スプレーを吹き付けるなどの方法があります。
天日干し
敷きっぱなしで普段は見ていない畳の裏側。一体どうなっているのか、恐ろしい気もしますが、風を入れると湿気が逃げるので、ダニ退治に有効です。
本来は年二回、春と秋の気温の高い日にやるとよいです。現在の畳は軽量化されているので、ドライバーで上げることが出来ます。
上げる前に畳に印をつけ、ちゃんと元通りに戻せるようにします。上げた畳は、照り返しの強いアスファルトやコンクリートの上に干します。日に焼けるので、裏側を天日に向けて、5時間干すようにします。
外に干すスペースがない場合、畳を浮かせて、空き缶やペットボトルを挟んでおくと、風が通ります。
また、せっかく頑張って上げた機会に、防虫シートや備長炭シートなどを敷いてから、畳をはめましょう。シートを敷いたら、ダニが畳の表面に上がってくるので、掃除を毎日します。
スチームアイロンを当てる
スチームアイロンは100度くらいまで温度が上がるので、ダニは死にます。身近なもので薬剤を使わないでダニ退治が出来ます。部屋を暗くして一時間以上置くと、ダニが表面に上がってきます。
固く絞ったタオルを畳に置いて、スチームアイロンを当てます。アイロンを当て終えると、ドライヤーの冷風や扇風機でかわかします。
さらに、掃除機をかけるか、ほうきではくかして、ダニの死骸を取り除きましょう。紙パック式の掃除機であれば、こまめに替えましょう。
スプレーで退治
畳にシュッとふりかけてダニ退治が出来るスプレーも色々販売されています。
畳を上げたり、スチームアイロンを使う時間の余裕がないときは、スプレーが手軽にダニを退治出来ます。バルサンをしたいけれど、精密機器や食器類が部屋にあると使いづらい、というときにも重宝します。
畳に刺して吹き付けるダニアース、畳の表面に吹き付けるダニがいなくなるスプレーなどがあります。ダニアースは畳の中までしっかり薬がいきわたります。畳にノズルを刺さないで、表面だけにスプレーをかけることも出来ます。
ダニがいなくなるスプレーは、速乾性がありべたつかない、香りがフローラルソープで、殺虫剤の嫌なにおいがしない、などといった利点があります。
生活アートクラブの「防虫スプレーダニくんバイバイ」は、青森ヒバ油などの天然エキスのみを使っているので、小さな子供がいても安心して使えます。
なお、スプレーは、畳だけでなく、カーペットやソファなどにも使えます。一本あると便利です。
その他、虫刺されについて症状や対処法を以下に詳しくまとめていますので、ぜひご覧ください。