離乳食で使う食器の消毒方法と、保管方法の意外な事実
5、6ヶ月になると赤ちゃんが大人の食事に興味を示すようになります。そうなったらいよいよ離乳食を始めようと思う時期です。その時にまず気になることが1つ。生まれてすぐに使う哺乳瓶はちゃんと消毒しているけれど、離乳食の食器はどうなんだろうと疑問に思うママもいるかもしれません。そこでここでは離乳食の食器の消毒についての疑問を探っていきましょう。
離乳食で使う食器は消毒するべき?
離乳食で使う食器は消毒しなければならないか?というと絶対に必要だとは言えません。なぜなら離乳食を始める5、6ヶ月の赤ちゃんは何でも舐めて確かめる時期。赤ちゃんが活発になると児童館などの遊び場に連れていくこともあるでしょう。そんな時によく目にする光景です。これは成長の1つで床に落ちているオモチャ、自分の足や手などありとあらゆるものをなめなめします。
ママが慌ててオモチャをアルコール消毒したとしても、次から次へとキリがないですよね。よくよく考えてみるとオモチャや手足にはある程度の雑菌が付着しており、それを口に入れても大丈夫な位の抵抗力が備わってきた証拠。ですからハッキリ言って離乳食の食器を消毒したとしても、あまり意味がないのです。何でも除菌・消毒しなければと思うとストレスがたまるのであれば、離乳食の食器の消毒はしなくてもよいというのが結論です。つまりやるかやらないかはママ次第ということになります。
大人と同じように食器用洗剤で洗って、残り洗剤がないように十分にすすぎましょう。唯一赤ちゃんと大人の食器用スポンジは別にすることだけがポイントです。
離乳食で使う食器はどうやって消毒すればいいの?
上記でお伝えした通り、基本的に離乳食で使う食器は消毒しなくても大丈夫ですが、消毒した方がよい時もあります。以下にポイントを絞ってまとめてみました。
- 汚れがひどかったりシミがついて食器用洗剤では手に負えない場合
- ストローや細かい箇所などスポンジが届きにくい食器類
- 赤ちゃんが体調不良のため嘔吐してしまった場合
消毒方法は熱湯消毒とハイターなどによる漬け込み消毒がありますが、これらのケースでは漬け込み消毒がオススメです。熱湯ですと、中には変形してしまう食器もあるからです。
特に③は食器にウィルスが付着している可能性があるので、家族への2次感染を防ぐための注意が必要です。手袋をはめ、赤ちゃんの食器だけ別のバケツに漬け込む方がいいでしょう。食器用ハイターや哺乳瓶消毒液を表示通りに薄めた液の中に漬け込み、その後水道水ですすぎましょう。食器用洗剤で洗う必要はありません。
洗った後の保管方法は?
洗ったまま水切りラックなどで保管していませんか?せっかくキレイに洗っても、濡れたままにしておくと雑菌がつきやすくなってしまいます。洗う度にキレイな布巾などで水分を拭き取って食器棚にしまいましょう。そうすれば常にキッチンにお皿が出しっぱなしということもなくなり、スペースが広く使えるので一石二鳥です。これは消毒した際も同様です。
離乳食で使う食器以外に消毒するべきものはある?
離乳食を始める5、6ヶ月の時点で食器を消毒する必要はありませんが、調理道具の消毒は赤ちゃんから大人まで必要な場合もあります。特にまな板の傷には雑菌が繁殖しやすいので、生物を調理したまな板は熱湯やハイターでこまめに殺菌しましょう。まな板の消毒に関しては梅雨や夏の暑い時期に限らず、1年を通してする癖をつけることが大切です。
毎回熱湯や漬け込み液を用意するのが面倒であれば、最近では泡になって出てくる商品もあるので、手軽に思い立ったらすぐできるのでオススメです。