夏風邪で頭痛がひどい場合の治し方で効果が高い4つの方法

夏風邪で頭痛が起きると、暑さで体力が消耗しがちな分、つらいものがあります。適切に対処して、悪化させないようにしたいものです。まず、どのように頭痛が起きるかを把握します。

 

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 頭痛が起きる原因

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夏風邪を引いて頭痛がする原因は、血流が悪くなっている場合と、血流が増えすぎている場合の二つが考えられます。

血流が悪くなっている場合

夏はエアコンをつけることが多いですが、冷えすぎた部屋の中でじっとしていると、肩や首の筋肉が萎縮して、十分な量の酸素や血液が脳に送られなくなります。そのため頭痛が起こります。

血流が増えすぎている場合

風邪を引くと、体はウィルスと戦うために体温を上げ、リンパ球を増やします。そのために血流を増やします。収縮していた血管が一気に拡張します。そうなると脳の血管の周辺の神経を刺激してしまい、頭痛が起きます。

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血流の改善策

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血流が下がっている場合、血流がよくなりすぎている場合、それぞれ対処法を挙げてみました。

血流を上げる  ―温める―

血流が下がって十分に酸素や血液が脳に回っていない場合、肩や首の筋肉をほぐして血流を上げるようにします。湿らせたタオルを電子レンジで温め、肩や首に当てるとよいです。ホッカイロであれば、横になっても布団がぬれたり、温めたい部分からずれて行ったりせず、手軽です。夏場もホッカイロを用意しておくと、いざというとき役立ちます。

ホッカイロを、首を前に曲げたときに飛び出る椎骨の、指2本分下、さらに指2本分外の位置にあたるように貼ると効果があります。ここは風門というツボにあたります。風邪をカイロを貼ったら汗が出るので、着替えるようにしましょう。お風呂にゆっくり浸かるのも、筋肉をほぐす効果があります。

血流を上げる  ―ストレッチをする―

両手を上にあげて体をのばすようにする、腕を斜め後ろに突っ張らせるように伸ばす、などのストレッチをして、血行をよくしましょう。首を前に振ったり後ろに振ったりするのもよいです。正面を向いて、両手を胸の高さに上げ、水平に振って両肩を回すようにするのもよいです。このとき、体の中心軸は動きません。ストレッチは頭痛がひどいときは難しいので、おさまったときに行いましょう。

血流を下げる  ―冷やす―

血流がよくなりすぎているときは、濡れたタオルで痛んでいる部分を冷やします。このときはお風呂は控えます。体を洗いたいときはシャワーにしたほうがよいです。

ツボをおす

ツボは風紋以外にも、頭痛に効くものがあります。風府は頭痛や眼精疲労、めまいなどに効きます。風池は頭痛、肩こり、眼精疲労などに効果があります。首の骨の両脇にある筋肉の盛り上がりから1㎝外側にあるツボで、ここを人差し指でゆっくり上に向かって押します。

天柱は首の後ろにある筋肉の外側で、風池よりも指一本分、内側にあります。髪の生え際あたりを押します。両手の親指でツボを押しながら、他の指で組み合わせるようにして頭を包み、頭の重みで親指を抑えるようにします。百会は頭のてっぺんにあり、指の腹を当てて下に向かって押します。あまり強く押し過ぎないようにします。

鼻づまりでも頭痛が起きますが、印堂というツボが効きます。眉毛と眉毛の間にあり、また、迎香というツボもあります。両方の鼻の穴の横にあり、押して痛みを感じるところです。片方の鼻だけがつまったときは、つまった側のツボを押すとよいです。

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どのような症状で温めるのか、冷やすのか

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血流が悪くなっているときは温め、よくなりすぎているときは冷やすことは分かりましたが、どちらかを判断出来なければ、かえって悪化させることになります。

温めたほうがよい頭痛

風邪の引き始めで鼻がつまっているときや後頭部が重たいようなとき、温めると効果があります。鼻がつまっているときは、鼻だけをお湯で湿らせたタオルを当ててもよいです。また、肩や首が凝り固まって頭痛が起きている場合、頭全体が締め付けられるような痛みがあります。普段からこのような頭痛に悩まされている人は、風邪を引くと症状が出ることがあります。体を少し動かしてほぐす、同じ姿勢を取り続けない、十分睡眠をとるといった対処をします。

冷やした方がよい頭痛

風邪を引いて熱が上がり切った後の頭痛は、血流が上がり過ぎているために、冷やします。風邪を引いて寝ていると、寝過ぎによる偏頭痛が起きることもあります。偏頭痛は頭の片側だけ、こめかみから目の周辺にかけて、突き上げるような痛みが突然襲います。偏頭痛も、血管が拡張しすぎたことにより起きるので、冷やして対処します。

子どもでも偏頭痛は起きます。子どもの頭痛の多くは偏頭痛のことが多いです。突然痛み出し、数時間で治っていきます。子どもの場合は片側だけでなく、両側が痛くなることが多いようです。前側が痛くなることもあります。痛みはずきずきするというより、締め付けられるような痛みを感じているようです。光や音など、刺激に敏感に反応して起こることもあります。痛む部分を冷やしてあげましょう。

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