赤ちゃんにも使える!虫刺されの水ぶくれに効果がある市販薬

6歳以下の乳幼児やアレルギー体質の人は、虫刺されから水ぶくれになるケースがよく見られます。水ぶくれになった時に効く薬をステロイド剤、非ステロイド剤、それぞれ紹介します。また、水ぶくれをつぶしてしまった場合、どういう薬を使うとよいか、説明します。

 

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水ぶくれに効果があるステロイド剤

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水ぶくれになった時は炎症が激しく起きています。そのため、病院では、抗炎作用のあるステロイドが配合された塗り薬がよく処方されます。

強めのステロイド剤

リンデロンVG軟膏がよく処方されます。リンデロンVG軟膏にはベタメタゾンエステルというステロイドが入っています。これはステロイドの効き目の強さでは、二番目のベリーストロングにあたります。ステロイドの他には、ゲンタマイシンという抗生物質が配合されています。ゲンタマイシンで細菌の繁殖を防ぎます。リンデロンVG軟膏は処方薬なので、ドラッグストアでは入手できません。

同じくらいの効き目で市販で入手出来るのは、フルコートFベトネベートN軟膏です。フルコートFには、オシノロンアセトニドというステロイドが配合されています。効き目の強さはストロングに当たります。抗生物質にはフラジオマイシンが配合されています。ベトネベートN軟膏には、リンデロンVG軟膏と同じステロイド・ベタメタゾンが配合されています。抗生物質には、フルコートF軟膏と同じ、フラジオマイシンが配合されています。

弱めのステロイド剤

赤ちゃんや症状がそれほどひどくない時、吸収率の高い顔などには、弱めのステロイドが配合されたものを使います。ロコイド軟膏には、四番目の強さのヒドロコルチゾンが配合されています。市販薬なので、診察を受けなくても購入出来ます。アルメタ軟膏も同じ強さで、赤ちゃんのおむつかぶれにも使われます。アルメタ軟膏は市販では購入出来ません。

市販で、近い効果が得られるものには、オイラックスAがあります。オイラックスAには、ヒドロコルチゾンが配合されています。また、かゆみを抑える成分も入っています。ステロイドの強度が合わないと、治らなかったり、必要以上に強いものを使うことになります。

また、瞼であれば、目に入る恐れがあります。口周辺も飲み込んでしまう恐れがあるので、塗るのを控えたほうがいいでしょう。どのステロイド剤を使ってよいか分からない場合は、皮膚科で診察を受けて処方してもらう方がよいでしょう。

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水ぶくれに効果がある非ステロイド剤

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基本的には、炎症が水ぶくれまで進むと、ステロイドを処方するようです。早く治療して、掻きむしりによる化膿やトビヒなど、二次感染を防ぐためです。非ステロイドの塗り薬としては、プロトピック軟膏があります。アトピー性皮膚炎の治療に用いられる薬です。タクロリスムという免疫抑制剤が配合されています。

この効果は、リンデロンやフルコートと同じくらいです。プロトピックの特徴として、正常な状態の皮膚には吸収されにくく、異物をはねのける力の弱くなった皮膚に入っていきます。プロトピックを塗ると、ほてりやかゆみが出ることがあります。市販では販売されておらず、処方されるお薬です。

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水ぶくれをつぶしてしまったら

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水ぶくれをつぶしてしまったら、トビヒになっているかどうか注意します。トビヒは、水ぶくれの中に含まれている黄色ブドウ球菌が皮膚の他の部分に付いて、新しい場所で増え、急速に広がっていきます。黄色ブドウ球菌は、増殖する際に、毒素を出します。トビヒになっているところにステロイドを塗ると、免疫作用が抑えられるために、より症状を進めてしまうことになります。

トビヒの部分にはステロイド剤は使わないようにし、アクアチム、ゲンタマイシンといった抗菌剤を使うようにします。黄色ブドウ球菌を殺菌してくれる薬を塗るのです。

 

その他、虫刺されについて症状や対処法を以下に詳しくまとめていますので、ぜひご覧ください。

→【虫刺されの種類別・症状別の対処法一覧とよく効く市販薬

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