レーシックで治る？アレルギー性結膜炎の治療法と効果的な市販目薬２選
目の痒みはとても辛く、我慢耐えがたいものです。不可能なことですが、眼球を取り出してゴシゴシ洗いたいと切に願うことでしょう。この異常のもとはアレルギー性結膜炎かもしれません。特定の物質がアレルゲンとなって炎症を引き起こすアレルギー性結膜炎。症状や原因を知り、治療法を探っていきましょう。
アレルギー性結膜炎の原因とは？
アレルギー性結膜炎とは目の表面に特定のアレルゲンがついて、炎症を引き起こす病気です。季節限定で現れる結膜炎を季節性アレルギーといい、特に多く見られるのが花粉がアレルゲンとなるいわゆる花粉症です。
代表的なアレルゲンでは春のスギやひのき、秋はブタクサが挙げられます。最近では子供でも花粉症によるアレルギー性結膜炎が増えてきました。また通年性アレルギー性結膜炎は特定のアレルゲンが原因となって1年中起こります。
その原因アレルゲンはハウスダスト、ダニ、化学物質、食べ物などが挙げられます。
その他にもストレスやコンタクト、プールの刺激など、日々の生活で結膜炎となる様々な原因が潜んでいるのです。また目に継続的に刺激を与えるコンタクトをつけている方は、繰り返し結膜炎になることがあり、慢性的になりやすくなります。
アレルギー性結膜炎の症状とは？
アレルギー性結膜炎の場合、どのような症状が見られるのでしょうか。以下に挙げていきます。
- 目の痒み
- 目の充血
- 目やに
- 涙が出る
- 目がゴロゴロする
目が痒い割にはあまり充血が見られないこともあります。そのような場合は瞼の裏側にブツブツができていることもあります。また流行性結膜炎(はやり目)はプールなどを介して人に移ることがありますが、アレルギー性結膜炎は一切ありません。
自宅で治療できる？
まずアレルギー性結膜炎は自然治癒できるのか？という疑問です。季節性アレルギー結膜炎であればその時期を過ぎれば症状がなくなりますが、通年性アレルギー結膜炎の場合原因となるアレルゲンを取り除かなければ完治することはできません。
まずは治療中はコンタクトを外し、眼鏡やマスクを着用します。自宅は掃除を心がけ、空気清浄機を設置しましょう。
ただアレルギー性結膜炎による目の痒みはすぐにでも抑えたいものです。目やにで目が開かないなど、そこまでの酷い症状ではない場合自宅で治療することができます。市販の目薬で効果のあるものをご紹介しましょう。
角膜保護成分が配合され、痒みの原因となるヒスタミンを抑えます。
ゴロゴロ目が楽になり、市販で購入できるレベルとしてはかなり高いでしょう。
病院で行う治療法とは？
症状が酷い場合には眼科を受診して、アレルゲンを特定する血液検査やパッチテストを行います。日常生活ではアレルゲンを取り除き、病院では薬物療法を受けることになるでしょう。短期間で治癒するものではなく、長期間治療を続けることを覚悟してください。
抗アレルギー点眼薬や内服薬、ヒスタミンの点眼薬、さらに重症患者にはステロイド入りの目薬を使うこともあります。
しかしステロイドを長期で使用すると、副作用で白内障を引き起こす原因にもなります。さらに白内障の手術で網膜剥離になってしまうこともありますから、慎重な経過観察が必要です。
レーシックで治るってほんと？
レーシックは視力を回復させる手術として知られていますが、アレルギー性結膜炎の治療としても扱われます。視力が低下している方はコンタクトを常時使用し、ドライアイの状態というアレルギー性結膜炎になりやすいと言えます。そこでレーシック手術で視力が回復すれば、自然とアレルギー性結膜炎も治りやすくなります。
