ペットボトルで蚊が駆除できる!驚きの蚊対策グッズの作り方
梅雨前になるとちらほらと見かけるようになる蚊。最近ではデング熱などが蚊を媒介して感染することもあるので、子供の蚊対策は必須です。新陳代謝も良く汗をよくかくので、蚊もよってきやすくなってしまいます。様々な蚊対策グッズが市販されていますが、私たちの身近にあるペットボトルでも蚊が駆除できるものを作ることができるのをご存知ですか?
ペットボトルと、ご家庭の台所にある物を使って作ることができますので、材料や作り方などをご紹介します。また、どこに置いておけばいいのかなどをまとめました。
ペットボトルで蚊が駆除できる!
これはもともとフィリピンで行われている方法です。フィリピンでは蚊に刺されることによって感染するといわれている「デング熱」によって、たくさんの小さい子供の命が奪われています。感染拡大を防ぐために、フィリピンの企業が独自の方法で、簡単につくれる「蚊とりボトル」をフィリピン市民に紹介し、作っておくように呼びかけたのが始まりです。
一見、「そんなもので蚊がとれるのか?」と日本人がみると思ってしまいそうな物なのですが、これが素晴らしい効果を発揮して、デング熱の感染拡大を食い止め、死者の数も激減しているんです。
蚊は様々な病気の菌を持って運んでいるとても恐ろしい生き物だとういうことを認識してください。蚊を甘くみると大変なことになります。日本でもデング熱の感染拡大が懸念されている今、フィリピンで多くの命を救った「蚊とりボトル」は有効な蚊の駆除対策になるのではないでしょうか。
蚊とりボトルの作り方
蚊とりボトルの作り方をご紹介します。まずは、次の物を準備してください。
- 2リットルのペットボトル
- イースト菌:パンを作る時に使うドライイーストでOKです。2g必要です。
- ブラウンシュガー:50g
- 熱湯:200ml
まず、ペットボトルの上の部分1/3をカッターなどを使って切り取ります。下部分にブラウンシュガーを入れて熱湯を入れて完全に溶かしてください。少しさまして、40度くらい、(お風呂で少しぬるいかなと感じるくらいの温度)になったらイースト菌を入れて混ぜます。スプーンで軽く1周程度回すくらいで大丈夫です。その後、切り取っておいた上部分のふたをとって逆さにして下部分に差し込みます。
時間が経つと、中の液体がプクプクしはじめますが、化学反応が起こっているとか、ガスが発生しているとかではありませんの安心してください。イースト菌が発酵しているだけです。ペットボトルの周囲を黒い紙やビニールなどで覆うと蚊がよってきやすくなります。
蚊とりボトルの置き場所
できた蚊とりボトルは、直射日光が当たらず、雨風をしのげるところで、適度に温度が高い場所、軒先や庭、ベランダなどに置いておいてください。イースト菌が発酵して二酸化炭素が発生し、周囲を黒く覆っているので、ダブルの効果で蚊がよってきやすくなります。ペットボトルに入った蚊はでることができずに、そのボトルの中で死んでしまい、死んだ蚊はペットボトルに溜まっていきます。
使用期間についてですが、衛生的な面も考慮して2週間に1度新しく作ったものを交換するようにしましょう。処理方法ですが、中の水を捨てる際に、かなりの強い臭いがしますので、注意が必要です。ベランダやお庭などで処理される際は、排水溝に直接流すのもいいのですが、水を足して薄めてから流すようにした方がいいでしょう。砂糖を使っているので、置いている環境によっては、ありが寄ってくることもあるようですので、あり対策も事前にしておいた方がいいかもしれませんね。
梅雨から夏場にかけては、蚊が増える時期です。どの蚊がデング熱の菌をもっているかわかりませんし、一度感染者がでると、その周辺では増える傾向にあります。蚊に対する対策は、やり過ぎぐらいでちょうどいいので、1種類ではなく、様々な方法をいくつか取り入れて、蚊を駆除したり、寄せ付けないようにしてあげましょう。
その他、虫刺されについて症状や対処法を以下に詳しくまとめていますので、ぜひご覧ください。