排卵検査薬が排卵後にも反応する理由とポイント!反応しない場合の信頼性はどのくらい?

排卵の有無を確かめる排卵検査薬。妊活中は一度は試したことがある人が多いのではないでしょうか。薬局で簡単に手に入るものですから、買ってきたらすぐに試してみたいですよね。ただむやみやたらに使っても無駄にしてしまうことにもなりかねません。

そこでまずは排卵検査薬のメカニズムを知っておきましょう。反応がしばらく続いてしまったり、または反応が薄かったりした場合の理由についても解説します。

 

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排卵検査薬が反応するメカニズムとは?

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女性の体は月に1度排卵が起こります。卵巣内で卵胞が成熟し、脳から「排卵するぞ」と指令を出します。

この時に黄体化ホルモン(LH)が大量に分泌されるのですが、このLHが尿に一定量含まれているかどうかを測定するのが排卵検査薬です。

通常排卵検査薬は尿中のLH値が30~40mIU/ml以上になる排卵する1、2日前から薄く反応を見せ始めます。ただし近年増加傾向にある多嚢胞性卵巣症候群などの排卵障害がある方の場合、排卵検査薬が陽性反応を示しても実際は排卵されていないということもありえます。

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排卵検査薬を使ってベストなタイミングを見るには?

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妊娠のタイミングのイメージとして、排卵日に行為を行えば妊娠しやすいのではないか?と思う方もいるかもしれませんが実際は違います。

排卵された卵子の寿命は24時間であるのに対し、精子の寿命は長くて1週間あることも。先に精子が待っている状態が一番妊娠しやすいので、排卵2日前くらいに行為を行うことがベストです。

つまり排卵される予定の1週間前から排卵検査薬を使い始め、排卵される2日前くらいの陽性反応が薄く出始めた日がベストタイミングであると言えます。

排卵日当日にタイミングを取りたくて陽性反応が濃くなるまで待つ方もいますが、一番濃くなったタイミングはすでに遅く妊娠確率はグンと下がってしまうのです。

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排卵検査薬がしばらく反応する理由とポイントとは?

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排卵検査薬の反応が3日程度続くのが通常ですが、正しく使ってもしばらく反応が続くこともあります。それにはいくつかの理由が考えられます。卵巣の膜が硬すぎて卵胞が排卵できずに、卵巣内に卵胞が複数溜まってしまう多嚢胞性卵巣症候群が考えられます。

多嚢胞性卵巣症候群ははっきりとした原因は不明ですが、不妊症の原因となります。このような場合は婦人科を受診して治療を受ける必要があります。

また不妊治療中であったり、流産・中絶直後であったりすると薬の影響でLH値が上がることが考えられます。妊娠している場合も排卵検査薬は長期に渡って反応します。

妊娠の可能性がある場合は検査をしたり、流産後の排卵が安定するまでは排卵検査薬の使用をお休みしてもいいかもしれません。

排卵検査薬の反応が薄い、または反応しない場合は?

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排卵検査薬はLH濃度に反応する「テストライン」と正しく検査されているかどうかを確かめる「コントロールライン」」の二本の線からなっています。陽性の場合はこの両方の線が同じ濃さで反応します。

薄い場合や反応しない場合に考えられることは、検査するタイミングが早すぎる、黄体機能不全により無排卵であることです。

またその他にも検査直前の大量の水分補給も反応しない原因となります。さらに排卵検査薬の保存環境や海外製の排卵検査薬との相性によっても反応が出ないことも考えられます。このような場合の信頼性はほとんどないので、まずは他のメーカーの排卵検査薬を使ってみたり、検査前の過度の水分補給は控えるなどの対策を取ってみましょう。

その上で反応がない場合には無排卵の可能性も考えて、婦人科の受診をおすすめします。

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