子宮筋腫の手術費用の負担をぐっと抑える知らないと損する方法

年々増加していると言われている婦人病。その中で今や４人に一人と言われている子宮筋腫。子宮筋腫は子宮壁にできる良性腫瘍の一つです。しかし良性から悪性に変化することはほとんどまれで、症状の出方も人それぞれです。

とはいえ、子宮の大きさや場所によっては不妊の原因になることがありますので注意が必要な病気です。もし子宮筋腫になったら手術？！手術はどんな手術をするの？デリケートな女の子特有の子宮筋腫の手術と大事な保険とお金のお話をまとめました。

子宮筋腫の手術内容ってどういうのがあるの？

子宮筋腫は良性腫瘍の一つです。基本的に命にかかわることはありませんが筋腫の大きさで手術が必要になる場合と経過観察や、薬物療法の場合があります。手術になる場合おおまかに分けて子宮全摘出手術（開腹、腹腔鏡、膣式）、筋腫だけとる手術（開腹、腹腔鏡、子宮鏡下）があり開腹手術は文字通りお腹を開きます。膣から器具を入れる膣式手術、腹部の数か所に穴をあけて器具を入れる腹腔鏡手術、膣から子宮内にカメラをいれモニターを見ながら手術を行う子宮鏡下手術などがあります。

子宮全摘出の場合は、子宮を全部取り除きますが、筋腫だけとる手術は子宮を残して筋腫の核の部分だけを切除します。どのような手術を行うかによって入院期間は異なりますが、平均１～２週間程度の入院が必要となります。

手術が決まったらどうする？事前用意とその後のケア

手術内容、手法により入院期間などがバラバラです。日数に応じて必要なものを準備します。筆記用具、印鑑など忘れがちなもの、開腹手術した場合なかなか身体が曲がらないのでストローがあると飲み物が飲みやすいです。パジャマやショーツなどもなるべくゆったりしたもののほうがいいでしょう、傷口にあたって痛い場合があります。病院にあるアメニティを確認して準備します。手術前の身体の準備としてはＭＲＩ検査・手術前検査をし、しっかり入院説明を聞きます。手術まではしっかり体調管理をし、外出は必ずマスクをして万全な体調を心がけます。手術後は一番重要です。特に働いている女性は自分のペースでゆっくり焦らず仕事復帰しましょう。

入浴は腹腔鏡の場合約１週間後、開腹の場合約１ヶ月は傷口から細菌が入ってしまう恐れがありますから基本的にはシャワーのみで過ごします。退院後は疲労を感じたらすぐ横になれるようにし、徐々に焦らず回復に努めましょう。手術後は出血や痛みが続く場合がありますが、時間の経過とともになくなるのが一般的です。手術後一ヶ月ほどで性交渉も可能です。生理も１～３ヶ月ほどで戻りますが、妊娠は２回ほど生理がきてから大丈夫になりますが、よく医師と相談しましょう。６ヶ月程度は激しい運動は避け、もし後遺症などの不安がある場合にも医師に相談してください。筋腫だけとる手術での再発リスクはおよそ２０％程度と言われているので、術後の経過観察についても注意が必要です。必ず術後の定期健診は受けてください。

子宮筋腫の保険、お金の話

最初に検査を受ける場合内診やエコーも健康保険適用３割負担になります。検査で筋腫が発見された場合も健康保険が適用になりますが最先端治療などの場合、保険適用外なので注意してください。手術費は子宮全摘出で保険適用３割負担で約２０～２５万、筋腫だけとる手術で保険適用３割負担で１５～２０万くらいです。平均で大体２０万くらい費用が掛かってくることがわかります。保険が適用されるため「高額療養費制度」を利用して入院、手術にかかる費用をがくんと抑えることが可能です。

この高額療養費制度とは、高すぎる医療費が生活を苦しくさせてしまうことに対する救済措置として、同一月内（１日から月末まで）の医療費（自己負担分）が、一定の金額を超えた分を免除してくれる制度です。先に立て替えておいて、後日請求するパターンと、事前に申請しておいて直接病院に支払われるパターンを選べます。ただし、気をつけたいのは月をまたいでしまうと適応されないので手術日はよく考慮して検討しましょう。

なお、子宮筋腫が見つかった後に医療保険や生命保険に入ることが難しくなる場合もあります。子宮筋腫自体は女性にとってポピュラーな病気の一つですが、子宮筋腫を完治させるには手術しかない上、筋腫だけとる手術の場合は再発するリスクが高い病気なので保険会社にとって子宮筋腫を持ってる人はリスクが高いのです。しかし普通の医療保険に上乗せして保険をつけれる場合もあり絶対入れないわけではないので、、備えあれば憂いなし！できる事なら早いうちから子宮筋腫に備えた医療保険に加入しておいたほうが良いでしょう。