かぼちゃの食べ過ぎは太るだけじゃない!母乳や肌に与える影響と対処法

旬のかぼちゃはホクホクで甘く、高カロリーのイメージがありますよね。かぼちゃを食べ過ぎたら太るというのは想像がつきますが、それ以外にも母乳や肌に与える影響も分かっています。

そこでここでは母乳や肌にどのような影響を及ぼすのか、またそれに対する対処法をご紹介しましょう。さらにかぼちゃを太るものではなく、ダイエットに適した食べ方についても解説します。

 

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かぼちゃの食べ過ぎが母乳や肌に与える影響とは?

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母乳に与える影響

かぼちゃはナスやトマト、きゅうりに並んで夏野菜の一つです。夏野菜は体を冷やす作用があります。

かぼちゃは加熱するとホクホクとして体が温まるイメージがありますが、実は食べ過ぎると体を冷やし母乳の出が悪くなる可能性があります。

ただしかぼちゃの種に関しては別です。中国では実よりも種の方を食べるくらい栄養価が高く、母乳の出が悪い時に炒ったものを一日30粒食べたり炒ったものを煎じて飲むと効果的だそうです。さらにかぼちゃの種には産前産後のむくみにも改善効果があるとのこと。

実と種でこれだけ効能が違うのは驚きですね。

肌に与える影響

かぼちゃを食べ過ぎることで皮膚にかぼちゃのカロテンという色素が沈着し、体全体が黄色くなってしまう症状が出ます。これは乾皮症と呼ばれ、カロテンが脂溶性であることから高脂血症がある人は血中カロテン値が上がりやすい傾向にあり、特にこの症状が強く出るようです。

さらに授乳中の方は母乳が血液からできているので、母乳を通して赤ちゃんに移行し赤ちゃんの肌も黄色くなることもあります。

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乾皮症とは?

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もともと「乾皮症」とは柑橘類に含まれるカロテンを摂りすぎることで、肌に色素が沈着し黄色くなっていく症状です。

よくみかんを食べ過ぎると「肌が黄色くなる」と言われることがありますが、カロテンを多く含むかぼちゃも同様です。特にカロテン色素は手のひらや足の裏に黄色が現れることが多いですが、症状が強いと全身にまで色素沈着が及ぶようになります。

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対処法が知りたい!

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母乳への影響に関しての対処法

かぼちゃは体を冷やす作用があることをお伝えしましたが、授乳中にも必要な栄養がたっぷり含まれていますから単純に控えるというのは勿体ないものです。

どうすればいいかと言うと、その体を冷やす作用に対抗する食材と合わせて料理してあげればいいわけです。例えば、体を温め母乳の出を良くする小豆と煮た「いとこ煮」がおすすめです。

これならばかぼちゃの栄養を摂りつつ、母乳への影響をいい方向に変えることができます。

肌への影響に関しての対処法

通常乾皮症に関しては病院で治療する必要はないと言われていますが、見た目にも肌がかなり黄色くなり自分自身が気になることでしょう。肌に黄色く色素沈着してしまう乾皮症を改善させるには、かぼちゃを始めカロテンを多く含む柑橘類、人参などの摂取量を減らすしかありません。

そもそも肌が黄色くなってしまうまでということは、過剰に食べているということであり控えるというよりも適正量にすればいいのです。かぼちゃの煮物だったら3、4切れ、みかんだったら1個程度にしておけば、自然と元の肌色へと戻っていきます。

ただし同じく肌が黄色く現れる「黄疸」と呼ばれる症状もあります。

黄疸の場合は肝機能に異常が現れている状態なので、病院での治療を受けなければなりません。乾皮症の心当たりがなく、肌が黄色くなってきた場合は念のため受診するようにしましょう。

かぼちゃのダイエットに適した食べ方とは?

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かぼちゃは甘くてカロリーが高く太るイメージを持っている方は多いかもしれません。もちろん食べ過ぎれば太る食材ではありますが、食べ方を考えればダイエットに適したものであるとも言えます。

わかりやすく説明しましょう。白いご飯は100g当たりの糖質が60gで160kcalです。

それに対しかぼちゃは100g当たりの糖質は10.9gで49kcal。この数値を比べてみれば分かる通り、太る原因となる糖質が白米に比べてかぼちゃの方が圧倒的に低いことになります。

よく低インシュリンダイエットと呼ばれるダイエット法で血糖値の上がる速度を数値化して、低い方が太りにくいとされていますが白米と同量をかぼちゃに置き換えるといいというわけです。

と言っても3食全てをかぼちゃに置き換えるのは、肌に影響が出てしまうので夜の一食だけをかぼちゃに変えるくらいがいいでしょう。

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