栗の中から虫!穴のない虫食い栗の見分け方と処理や保存の仕方
秋になると生栗がスーパーなどに並びます。でも、栗の中から虫がでてきたという経験をされたことがありませんか?そんなことにならないように、虫食い栗の見分け方と処理方法や、保存方法などをご紹介させていただきます。
秋の味覚の一つである栗は、大人も子供も大好きですよね。天津甘栗はいつでも食べられますが、生の栗を使った料理を美味しく食べられるのは秋だけです。お家で栗の中から虫がでてきて大慌てしない為にも、しっかりと見分け方を覚えておきましょう。
虫食い栗の見分け方
秋になると、子供をつれて栗拾いに行ったり、スーパーや八百屋さんで売られている栗を購入されますよね。その時に栗に穴があいている栗は、間違いなく虫食い栗なので、拾わないようにしましょう。
ですが、スーパーで売られているものは、すでにネットに入れられていて自分では選べないことが多いですよね。
そんな時は、栗を洗って、ボールに入れて水をいっぱい入れてしばらく浸しておいてください。しだいに、虫食い栗だけが浮いてきます。その浮いたものは食べないようにしましょう。
また、平らな所に栗を置いてみてください。白い粉が出てくるものがあるかもしれません。それも虫食い栗なので、避けておきましょう。
自然の中で育った栗は、そのほとんどが虫食い栗といわれています。ですが、栗についている虫というのは、人間にとって害になるものではありません。
ある国では食用として食べられているそうです。今まで生栗を買ってきて、お家でゆでていろんな料理にしている中で、知らず知らずのうちに食べてしまっているということはよくあります。ですが、害はないものなので安心してください。
また、虫食い栗の虫は成虫ではなく幼虫です。とはいえ、やはり虫は気持ち悪いですよね。しっかり処理して美味しく食べましょう。
虫食い栗の処理方法
先にも少し書かせていただきましたが、虫食い栗でも食べることはできます。栗の中にある卵の成長を止めたり、潜んでいる虫を処理する方法をご紹介させていただきます。
- 栗500gに対して水1リットルと、数か所つまようじで穴をあけたビニール袋を用意してください。
- 鍋に水を入れて、80度になるまで温めます。
- 温めた水に栗を入れて、60秒放置します。
- 水からだして、しばらく陰干しします。
- ビニール袋に入れて冷蔵庫で保存しておきます。
この方法で、約1ヶ月程度は保存可能です。
栗の保存方法と栗の皮のむきかた
栗の保存方法は、先ほどご紹介させていただいたのは、生栗の保存方法になります。ここでは茹でた栗の保存方法についてご紹介させていただきます。
茹でた栗は、ジップロックなどに小分けして冷凍保存がおすすめです。そのままの形でもいいですし、使い方が決まっているのなら、手間を省くために、お好みのサイズに切ってから冷凍してしまいましょう。
また、お子様のお菓子作りに利用するなら、生クリームや砂糖をたして、マロンペーストにして、ジップロックにいれて広げます。
その後、菜箸などをつかって、いくつかに袋の上から何等分かにわけて冷凍します。使う時は、いる分だけ袋の上から割ってとりだして使うことができます。
生栗を買ってきたのはいいけれど、どうやって鬼皮などをむけばいいのか分からない方の為に皮のむきかたを動画でご紹介させていただきます。
栗は料理やお菓子など、調理次第で幅広く使える食材です。料理に使われている栗が苦手なお子様には、お菓子にして食べさせてあげるのがおすすめです。
簡単に作るなら、100均で売っているプリンカップなどに、市販のスポンジを入れて、生クリームを絞り、マロンペーストも絞りだせば、ちょっとしたプチケーキの完成です。皮をむいたりする手間はありますが、それも年に一度のことだと思えば、楽しめるのではないでしょうか。
あまり皮をむく前の栗を目にする機会もないと思いますので、お子様の食育の一環としても、絵本にでてくるような皮をむく前の栗を見てさわらせてあげるのもいいかもしれませんね。