生理前に飲む豆乳はダイエットに効果がある３つの理由
豆乳が女性の体に嬉しい働きをしてくれるのを知っていますか？豆乳は植物性で低カロリー、ヘルシーな飲み物として知られていますが、効能を詳しく理解している人は意外と少ないかもしれません。最近生理前に飲む豆乳がダイエットや生理痛に効果的だという話があるのです。そこでこれらの説が本当なのか検証してみましょう。
この記事の見出し
生理前に飲む豆乳で痩せやすくなる？
生理前は体調が優れない上に痩せづらい時期と言われています。生理前は代謝が落ちて、老廃物や余分な水分をためこみやすく浮腫みを伴います。イライラしやすく食欲を抑えられないために、ダイエットするには向いていません。ところが生理前の1週間に豆乳を飲むだけで、ダイエットできるというのです。方法は簡単です。生理前の1週間、毎日食前に200ml飲むだけです。なるべく糖分が入っていない無調整豆乳を飲むようにするといいでしょう。
なぜ生理前の豆乳がダイエットに効果的なの？
生理前はホルモンの関係で余分なものをため込んで排出できない時期なので太りやすく、逆に生理後は脂肪が燃焼しやすく老廃物を排出する時期です。つまりプラスマイナスゼロで現状維持がいいところ。ということはダイエットのポイントは生理前のため込みを排出してしまえば、生理後は元々の脂肪を燃焼してくれるという仕組みなのです。
そこで生理前のため込みを抑えられる作用がある豆乳の登場です。豆乳には大豆サポニンという成分が含まれています。大豆サポニンは血液中の余分な中性脂肪やコレステロールを排出したり、脂肪の吸収を抑制する効果があります。また便秘を解消する作用もあるので、ダイエットにはピッタリな飲み物だと言えます。このありがたい働きをしてくれる豆乳を生理前に飲めば今までため込んでいた老廃物を排出し、生理後の痩せやすい体に移行して驚くほど効果が実感できるというわけ。
浮腫みや生理痛にも効果があるの？
大豆には体の浮腫みの原因となるナトリウムを排出してくれるカリウムも含まれています。大豆サポニンの老廃物も排出する働きもあって、浮腫みのないすっきりした体にしてくれるでしょう。また生理痛にも効果が期待できるとのことですが、それはなぜでしょうか？豆乳には女性ホルモンのエストロゲンに似た働きをしてくれるイソフラボンという成分があり、生理前に飲むとホルモンバランスを安定させて生理痛を緩和させてくれるのです。
飲みすぎは禁物？生理不順になる可能性も！
どんなに体にいいものでも摂りすぎは毒になることもあります。豆乳もその１つ。豆乳に含まれるイソフラボンは女性ホルモンと似た性質をもつので、飲みすぎることでホルモンバランスが崩れて生理不順や止まってしまうこともありえます。イソフラボンの必要摂取量は70～75mgで、日本人は元々大豆製品を食べる習慣があることを考慮すると１日200ml、大体コップ1杯の豆乳を飲むといいでしょう。
豆乳とヨーグルトは同等の効果が期待できるの？
豆乳に便秘解消効果が期待できるのと同様にヨーグルトにも便秘を解消する働きがあるのはよく知られています。ヨーグルトはビフィズス菌が腸内環境を改善して便秘解消してくれる効果で、豆乳は大豆オリゴ糖と食物繊維が便秘解消してくれる効果があります。作用するものは違いますが、便秘解消する効果があるのは同じです。
ただし含まれる成分がそもそもまったく違うので、ヨーグルトには女性ホルモンに似た作用のイソフラボンは含まれていません。ですからイソフラボンの効果である生理痛緩和に期待はできないでしょう。そしてダイエット効果で豆乳とヨーグルトを比較しても、豆乳に勝るものはないかもしれません。
