虫刺されによるかゆみが止まらないときに効果的な対処法5選

暑い夏、肌は汗でべたつく上に、虫に刺されることも多くなります。虫よけスプレーをしていても、よく刺されるという人もいるでしょう。かゆいからといって掻いていると、傷になったり、子どもであれば「とびひ」になったりします。ただでさえ熱帯夜で寝苦しいのに、肌のトラブルがあれば尚更です。睡眠が十分とれないと熱中症にもかかりやすくなります。

ここでは、どういった虫に刺されたとき、どう対処するべきか、また掻かないでかゆみを抑える方法にどういったものがあるか、同じかゆみでもじんましんとの違いは何かについて、紹介していきます。

 

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どんな虫に刺された?

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刺されたと気が付いた時には虫の姿はないことが多いもの。症状から虫を推測し、対処しましょう。

①蚊

刺されてすぐにかゆみが出る人と、1~2日後に症状が出る人とがいます。乳幼児は遅れて症状が出ますが、年齢が上がるにつれ、すぐに反応が出るようになる割合が高くなります。いつ頃から反応がすぐに出るようになるかは、個人差があります。

②ブヨ

刺されて半日後ほどで赤くなり、かゆくなり始めます。蚊よりも強いかゆみがあるだけでなく、痛みも伴います。腫れが大きく、しこりも固いです。早朝や夕方に刺されることが多いです。

③イエダニ

布団に生息しているために、寝ている間にかまれることが多いです。腕の内側、わき腹など、皮膚の柔らかいところをかまれることが多いです。蚊とは違い、露出していない部分もかまれます。かゆみは一週間は続くので、長引くようであればダニの可能性があります。春から夏、秋に大発生します。

④マダニ

山などでかまれます。体長1~3ミリと大きく、目で見ることが出来ますが、頭を皮膚にめり込ませて血を吸っており、取ろうとすると、頭が皮膚に残って炎症を起こすことがあります。マダニにいる菌から感染症の恐れもあるので、早急に医療機関で診察を受けましょう。

⑤毛虫

チャドクガの毛に触れると、赤く小さな発疹が現れ、かゆみが出始めます。掻くとかゆみがどんどん広がっていきます。イラガの幼虫に触れるとピリピリと痛み、発疹が出ます。

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刺されてしまったときの対処方法

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どの虫にさされても、まずは洗い流し患部を清潔にしましょう。刺されてから5分以内に石鹸で洗い流すと、かゆみもやわらぎます。一番大切なのは、掻きむしらないようにすることです。市販のステロイド系の塗り薬を用いてかゆみを抑えましょう。

毛虫の場合はセロハンテープを軽く当てて毛を取り除きます。ダニは布団にまだ生息している可能性が高いです。布団乾燥機で高熱でダニを退治し、掃除機で死骸を吸い取りましょう。隅にいることが多いので、四隅にも熱がいきわたるように空気が入る袋に巻き付けます。

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薬に頼らずかゆみを抑えるには

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外出していて塗り薬を持ち合わせていない場合もあります。出来るだけ薬を使いたくない、という方もいらっしゃいます。薬なしでかゆみを抑える方法を挙げてみました。

①軽くたたく

掻きたい衝動を抑え、パチパチたたいて程よい刺激を与えます。何も持っていないときはこれに限ります。

②冷やす

夏は熱中症対策で保冷剤を持ち歩くことも多いでしょう。バンダナやハンカチ、タオルも汗ふき用に持ち歩くことが多い季節です。すぐに掻いてしまう子供には、患部に巻き付けてあげるとよいです。

③塩をすりこむ

ナトリウムに消炎作用があるため、皮膚の炎症を鎮めてくれます。蚊などの軽い虫刺されには、指先にとってすりこむだけで大丈夫です。腫れがひどい場合には、塩が溶けやすいように腫れている部分を水で湿らせておいてから厚さ5ミリほど載せます。絆創膏で塩を抑えます。

④生姜汁とごま油

同量で混ぜ合わせ、患部に塗ります。生姜だけでもいいですが、ごま油を入れると塗りやすくなります。生姜の香り成分であるシネオールには、解毒や消炎作用があります。辛み成分のジンゲロール・ショウガオールには強い殺菌作用があります。薬に抵抗ある方は、天然成分なので安心して患部につけることが出来ます。

⑤ニラやにんにく

みじん切りにしてすりつぶしたニラ、または、おろしにんにくをかゆいところに載せます。どちらもにおいがありますが、これはアリシンという成分が含まれているためです。アリシンには殺菌成分や免疫力を高める効果があり、毒に、肌に、働きかけてくれます。

じんましんとの見分け方

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腫れていてかゆいけれど、じんましんなのか、虫刺されなのか、分からないこともあります。じんましんは、数時間して跡かたなく消えていきます。一日のうちに出たり引いたりを繰り返すこともあります。形は平たく、掻いているうちに別の腫れと結合していきます。虫刺されの腫れはしこりが残っていますが、じんましんにはありません。じんましんの場合も掻いて肌を傷つけないように注意します。血行が良くなると症状が進むため、運動は控え、冷やすようにしましょう。

 

その他、虫刺されについて症状や対処法を以下に詳しくまとめていますので、ぜひご覧ください。

→【虫刺されの種類別・症状別の対処法一覧とよく効く市販薬

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