折り紙の折り方つき!初正月で羽子板を飾る意味と簡単な作り方を解説

産まれて初めて迎えるお正月。赤ちゃんの厄除けとして、男の子には破魔弓を、女の子には羽子板を飾る習慣があります。初正月で羽子板を飾る意味、その時期や、簡単に手作りで作れる方法をご紹介します。

 

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女の子の初正月には羽子板

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女の子の初正月に羽子板を飾る理由、誰が羽子板を贈るのか、飾る時期などをご紹介します。

女の子の初正月に羽子板を飾る理由

かつて、十分な医療が受けられなかった人が多かった時代、子どもが健康に成長することは大きな願いで、寒い冬の時期、赤ちゃんを守ってもらう、という意味が込められていました。

羽子板でつく羽根には黒い玉がついています。これは無患子という木の実からできています。「子が患わない」という意味が込められています。無患子の花は夏は緑色の花で、秋になると透き通った茶色い皮の実が出来ます。この皮の中に黒い種が入っています。皮はサボニンという成分を含んでいて、水につけて揉むと泡立つので昔は石鹸代わりに使われていました。

さて、羽子板の羽はこの無患子の黒い種に羽をつけますが、これがトンボの形に似ていることから、蚊を食べてくれる、すなわち蚊を介在とした伝染病にかからないように、という願いの意味もあったようです。

誰が買う?

羽子板を買う人は、特には決まっていないようです。お嫁さんの実家が用意することが多いようです。ただ、今は両家でお金を出し合うこともあり、状況に応じて行うようです。人形やてまりを用意する家庭もあるようです。

のしを付ける場合は、「初正月祝」「初正月内祝」と書けばよいようです。初正月に羽子板などをいただいた場合、お返しはしきたりとして特に必要はないようです。お返しをした場合も、特に失礼ではありません。お返しをするのに、のしを使う場合、水引は紅白の花結びで、表書きは「内祝」で赤ちゃんの名前を書きます。

飾る時期など

羽子板を飾るのは、正月事はじめの12月13日以降からです。正月事はじめは、お正月を迎える準備を始めることで、門松に使う竹や、お雑煮をたくための薪を山へ取りに行く習慣がありました。おそくとも、12月30日までに飾るようにします。12月31日に飾ると一夜飾りになってしまいます。準備する方も、これに間に合うようにしましょう。

また、今は壁掛けタイプを飾ったり、羽子板にこだわらずにお金を包んだりする場合もあります。贈る方、贈られる方でどういう初正月のお祝いにするのか、相談して決めていければよいですね。

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簡単に手作りできる羽子板の作り方

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今は住宅事情によってガラスケースにはいった立派な羽子板を飾るスペースが取れない家庭もあるでしょう。羽子板とは違うお祝いをいただいたけれど、羽子板をやはり飾りたいという時、手作りで作ることも出来ます。折り紙での作り方、段ボールでの作り方をご紹介します。子どもの成長を、願いを込めて作って、飾りましょう。

折り紙で作る羽子板と羽根

まず、羽子板の作り方です。

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折り紙を縦半分の長方形に折って開きます。真ん中に折筋が出来ます。折筋にそって、両端を折ります。上の角から、真ん中の折筋よりやや離れたところまで、一直線になるように折ります。反対側も同じように折ります。細くなった方を下にして置きます。

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羽子板の持ち手の部分を作ります。先ほど折った台形の、下から三分の一あたりで山折にします。山折にした折筋から少し間隔を開けて折り下げます。折り下げた上端の角を、両方三角に折って折筋を付けます。三角の折筋を開いてつぶすようにして折ります。

 

 

次に、羽根の作り方です。

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折り紙は羽子板の4分の1の大きさにします。折り紙を縦半分の長方形に折って開き、折筋をつけます。折筋にそって、真ん中に合わせて折ります。長方形が二つ出来ます。さらにもう一度、真ん中に向かって両方から折ります。全て開いて、ジグザグにジャバラ折していきます。

真ん中の折筋の、下から三分の一の点から、上の角に向かって一直線に折って開きます。もう片方も同じように折って開きます。三角形の折筋が出来ます。裏返して、上の一枚を折筋に沿って折り開きます。両方同じように折り開きます。下から三分の一を折り上げます。

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裏返し、下の両端それぞれに、小さな三角を折り、戻して、折筋を付けます。三角を折り開きます。

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裏返して、下の四角形の上端を折り、羽根の形に整えます。

段ボールで作る

段ボール二枚を、羽子板の形に切り取って貼り付けます。上から画用紙を貼ります。周りはマスキングテープなどで貼ります。これだけで簡単に羽子板が作れます。和柄などの紙の模様で工夫してもよいですね。

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