基礎体温グラフの見方を伝授!これさえ見れば妊娠確率アップ!
女性の身体の周期は大体28日、基礎体温とはその周期にあわせて変化しています。ちょうど半分づつ、低温期と高温期に分かれるのです。基礎体温グラフって実際何がわかるのか、つけ方、見方はどうしたらよいのでしょうか?
この記事の見出し
基礎体温のつけ方は?
自分の身体が健康か、排卵が起きているかどうかもわかる、基礎体温。近く妊娠を希望するなら、まずは基礎体温をつけ始めることをお勧めします。基礎体温は通常の体温測定よりもさらに精度が求められ、小数点2位まで計る必要があるため、安静にした状態で測ります。そして、朝目覚めたときに寝たままで毎日同じ時間帯に同じ体勢で体温を測りましょう。口の中で測ることも基礎体温の特徴で、舌の下にはさみこみ計測します。そして計測値をグラフ化しましょう。基礎体温は適切なスケールのグラフに記載しないと正しいグラフができません。ワンポイントの体温を見るわけではないのです。つまり、グラフにすることによりいろいろわかるのです。
体温だけつければいいの?
今は携帯やスマホアプリなどで基礎体温を入力できるものもあります。紙のグラフは婦人科に置いてあったり薬局で販売しているので購入も可能です。基礎体温は1~3ヶ月くらいを一覧にするとパターンや周期、体質などもわかるのでできれば毎日グラフをつけることをお勧めします。生理の日、性交の日、薬を飲んだ日、おりものがあった日、体調など・・・そういった細かな情報も書き込むといいでしょう。
基礎体温の見方は?
通常基礎体温は必ず低温期と高温期の二層に分かれます。低温期に入ると生理が始まる高温期に入る直前でガクッと基礎体温が下がる日があり、これが排卵です。排卵日を境に高温に入る高温期は約14日間続き、その後また低温期になります。低温期と高温期が入れ替わる周期やタイミングがわかると生理日や排卵日の予測が立ちやすくなります。逆に基礎体温が二相にならなかったり、低温期と高温期のどちらかが短すぎたり長すぎたりすると女性ホルモンが崩れていたり排卵が起こっていなかったりする可能性があります。
基礎体温、正常なグラフと異常なグラフ
グラフがきちんと書けたら、次に排卵しているかどうかチェックします。生理と生理の間が低温期と高温期の二相にわかれていれば排卵が起こっていると判断できますし、低温期と高温期の日数も、低温期は約14日間、高温期では約12~14日間あれば女性ホルモンである黄体ホルモンが正常に分泌され、妊娠できる状態にあると見て取れます。この日数は生理が大体28日周期の場合の目安ですが、低温期と高温期が大体半分づつくらいあれば大丈夫です。
じゃあ、異常なグラフってどんなもの?
時折低温期、高温期の二層に分かれず安定しないグラフを書くことがあります。例えば高温期がない、もしくは低温期がないなどのようなパターンであれば比較的原因が特定されるのですが、ギザギザの基礎体温波形を描く人がまれにいます。体温が上がっては下がり、また上がっては下がる・・・これはいったいなぜでしょうか。このような波形を描く原因はいくつかあります。
基礎体温異常の原因とその対処法
原因として考えられるひとつに、排卵そのものがない、つまり「排卵障害」を引き起こしている場合です。排卵障害の原因は体質やストレス、生活などが原因になる軽度の排卵障害もあれば、生殖機能の異常のような重度の原因のものがあり、対処法や治療法も原因の重軽度に合わせて、効果のある薬を選択しなければなりません。個人で判断するのは難しく、必ず医師の診断を受けてください。しかしながら、食生活や運動不足の生活の問題や、遺伝的な要因などの場合は、原因が特定しにくいという点があります。
排卵がないだけじゃない、基礎体温異常
排卵があるのに精神的や生活習慣が原因で波形がギザギザのケースもあります。つまり過剰なストレス、睡眠不足、栄養の偏りが原因です。生活習慣などを改善すれば比較的すぐ治ります。それ以外で、バラバラな波形を描くケースは、基礎体温をつけたばかりの人に陥りがちです。基礎体温計の使い方自体に問題がありきちんとした数値を記録できなかったパターンです。基礎体温は子宮からの声を伝えてくれるものです。自分の排卵のタイミングを把握したりするには有効ですので、習慣にすることをおすすめします。