漢方で改善できる!おりものから見る無排卵月経の原因と検査方法

毎月、月経が来ていれば特に気になることのない排卵・無排卵ですが、妊活をはじめてから初めて気づくということが多いといわれます。無排卵月経とは、排卵の起きていない状態で月経がくることです。女性の体調はホルモンによって支配されているといっても過言ではありません。無排卵になる原因、改善法をお伝えします。

 

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無排卵になる原因

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無排卵の原因は、強いストレス、不規則な生活習慣、過度の喫煙や冷えといわれており、ホルモンバランスが乱れることが大きな要因です。

無排卵と更年期

45歳頃からの無排卵月経は更年期と関係していて、脳から排卵を促すためにエストロゲンを分泌するように送られたリクエストに卵巣が上手く反応できなくなり、無排卵の状態が起きます。20代、30代と更年期に起きる無排卵月経は、原因が少し違います。

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無排卵月経の特徴とおりもの

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排卵しているかそうでないかは目で見てわかるものではありません。

特徴といえば、通常28日の月経の周期より短く月に2回程度ある月経や、50日ぐらいの周期で月経がくる月経不順、出血量が極端に少ない、多すぎる、または月経自体が2日で終わる、8日以上続くなどホルモンバランスが崩れているため月経の波が上手く起こっていない状態が特徴です。

ホルモンバランスの乱れから常に体調がよくないという状態が続いているとも考えられます。

おりものの状態

通常、排卵がおこると、普段はさらっとしているおりものが白っぽくなったり、少しネバネバした状態になるのですが、無排卵の状態ではこれが起こらずおりものの状態が常に多く、透明ですが粘りのある状態が続きます。おりものの状態も自分で変化を感じられる1つの判断基準になります。。

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無排卵月経の検査について

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無排卵月経の病院での検査の方法は、血液検査と超音波検査があります。血液検査は、血中のホルモン量でホルモンが正常に分泌されているかどうか調べます。また超音波検査では実際に排卵前の卵胞の大きさを測り、排卵される常態かどうか調べます。

市販の「排卵チェッカー」などもありますが、結果は100%ではないようです。使用方法は、妊娠検査薬と同じくチェッカーに尿をかけて調べます。実際に排卵が起こっていなくても、陽性になることもあるので注意が必要です。

基礎体温グラフでわかること

基礎体温は、毎朝目が覚めたときに起きずに寝たまま体温を測ります。基礎体温を毎朝測るのは面倒だと感じるかもしれませんが、低体温期から高体温期に変わるときが排卵の目安とされているので、排卵される状態かどうかグラフをみるとわかります。

体温計自体に記録される基礎体温計が市販されているので、活用すると便利です。女性にとって基礎体温をつけることは、自分の体調を管理する目安になります。

無排卵月経の治療法

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無排卵月経の代表的な治療法は、低容量ピルなどでのホルモン剤治療、漢方薬治療、排卵誘発剤を使うことです。妊娠を希望している場合は、排卵誘発剤を使うことが多いです。月経の途中に排卵誘発剤を飲み始めるという使い方をします。

妊娠をすぐには希望しない場合でも、ホルモンバランスが乱れたままでは良くありません。医師と相談して低用量ピルでホルモンの波を整えると体調もよくなるでしょう。

漢方で改善できる

漢方薬での内側からの改善も効果的です。漢方薬は即効性はありませんが、ゆっくりと体に負担をかけずに改善されていきます。効果的と言われている漢方薬は、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)、星火逍遥丸(せいかしょうようがん)、婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)などがあります。

いずれも女性にとっては嬉しい効果を期待できるものばかりで、冷えやストレスをとったり生理不順などのホルモンバランスを整えてくれたりします。ドラッグストアなどでも入手可能ですが、一度クリニックなどで受診し自分に合った漢方薬を処方してもらうとより安心です。

 

無排卵はホルモンバランスの乱れによって起こります。生活習慣を見直して、ホルモンの波が整えば自然と治っていくこともあるようです。妊娠を希望する場合は、あとになって排卵してなかったとわかるよりも妊活のスタート時に排卵について調べると良いでしょう。

ホルモンバランスが整うと肌がきれいになったり、気持ちが前向きになったりと色々なプラスの効果もあります。ホルモンバランスを整えて毎日を素敵に過ごしましょう。

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