子供も喜ぶ！キルティングでレッスンバッグの簡単な作り方

子供が保育園や幼稚園に通う時の必須アイテムの一つがレッスンバッグです。今は既製品も多く出回っていたり、裁縫が苦手なママさんの間で人気なのが、布や大きさを指定して手作りの物をつくってもらうというシステムです。ですが、やはり自分の手で作ってあげたいというママも多く、これを期に裁縫を始められる方もたくさんいらっしゃいます。

そこで、忙しいママさんや裁縫苦手なママさんでもできる、裏地付きのキルティングを使ったレッスンバッグの作り方をご紹介します。マチをつけるにはどうすればいいのか、ポケットもつけてみたいけど難しいかなと不安なママさんでもできる作り方です。

 

キルティングを使ったレッスンバッグの作り方～材料編～

まずは材料です。キルティングを使ったレッスンバッグを作るのに必要な物は次の３点です。レッスンバッグの出来上がりサイズは、幼稚園で使う一般的なサイズ３０㎝×４０センチの物を想定しています。通われる園で指定の大きさがあると思いますので、それにあわせて生地の大きさはかえてください。

☆キルティング生地：75㎝×55㎝（持ち手裏布込み）
☆裏地用生地（綿やコットン）　　：75㎝×75㎝（持ち手表布込み）
☆ミシン
☆裁縫道具一式
☆アイロン

作り方編

キルティングを使ったレッスンバッグの作り方を順を追ってご紹介します。

１．生地を裁断していきます。

寸法は決まっていますが、あまり神経質にならずに、自分で引いた線の上をザクザク切っていってください。ここで神経質になると、この先の作業の進み具合が遅れたり、途中で嫌になったりしてしまいます。生地の寸法は下記の通りです。

☆本体・裏地：62㎝×42㎝
☆持ち手（表・裏）：4.5㎝×34㎝をそれぞれ各２枚作るので持ち手布は計４枚です。
☆ポケット（表・裏）：12.5㎝×18㎝を表用裏用各１枚計２枚作ります。

２．持ち手を作っていきます。

持ち手の表布、裏布をそれぞれ縫い代を両サイド１㎝ずつを折りアイロンをかけます。表布と裏布の折り目が中になるように合わせて、まちばりで仮止めし、両サイド、端から0.2㎝の所にミシンをかけて表布と裏布を縫い合わせます。これを２本作ります。

３．ポケットを作ります。

ポケット用の布２枚を中表になるように合わせてまちばりで止めます。ポケットの上部真ん中あたりを８㎝程度返し口として残しておいて、周りを端から1㎝のところにミシンをかけて縫い合わせます。返し口から布を表に返したら、返し口の布を中に少し折りこんで、ポケットの口になる部分を上から0.2センチのところが縫い目になるように、端から端までミシンでぬいます。

４．本体部分にポケットを付けます。

本体布をちょうど半分に折った所を中心線と考えて、そこがバッグの底になりますので、その底の線から7cm上がった所にポケットの下部分がくるようにまずは待ち針を使って仮止めして位置をしっかりと決めてからミシンで縫っていきます。

５．持ち手を本体に付けていきます。

まず、バッグ本体を表向けに置きます。付ける位置は、バッグの上部の中心から左右各5㎝のところに持ち手の表になる方をバッグの方になるようにおいて、上から0.8㎝の所をミシンで縫いつけます。

６．裏地を付けていきます。

バッグ表地は表を向けておいたその上に裏地の裏が表をむくようにバッグ本体の布に合わせて待ち針で仮止めします。まずは、袋の口になる部分を縫い合わせます。ちょうど両サイドが空いている状態になります。中表の状態で、袋口になる部分を合わせて底になる部分が上下にくるように折り合わせます。両サイドを端から1㎝のところを縫って行きますが、裏地の左右どちらか一方の底部分から5㎝のところは、返し口として8～10㎝ほど開けておいてください。

７．仕上げます。

返し口から表に返して、返し口部分を手縫いで祭り縫いにして閉じたら、裏地部分を本体の中に入れて、袋口部分を1周上から0.2㎝部分をミシンで縫って出来上がりです。

キレイに仕上げるコツ

面倒に感じるかもしれませんが、アイロンを使ったりすることで、縫いやすくなりますし、きれいに仕上がります。また、ポケットを付けた際に、ポケット口を補強する意味でも、ポケット口の角を三角に縫うのも一つの方法です。ミシンを使いなれていない方は、縫い目が真っすぐにならないからと、何度もやり直したりする方もいますが、真っすぐでない方が手作り感がでていいと思いますので、あまり神経質にならずに、思い切ってミシンをかけてください。

仕上がりが、予想よりも小さくなってしまうことがよくありますので、生地を採寸する時に、少し大きめにとっておくといいでしょう。お子様の好きなキャラクターなどの布を使って作ると、保育園や幼稚園だと、かなり高い確率で同じものを持っているお子さんがいらっしゃいます。自分の物と判別できるように、ポケットだけは違うキャラクターにしたり、名札を付ける際に、目印になるワッペンなどをつけてあげるのもおすすめです。

ママが愛情こめて作ったバッグなら、きっとお子様も喜んでくれると思いますよ。