ジーンズやデニムの色移りを防ぐ洗濯のコツ！万が一、鞄や靴に移った時の落とし方

ジーンズやデニムの色が他の衣類や鞄、靴などに移ってしまった経験はありませんか？色移りを防ぐ洗濯のコツと移ってしまった時の落とし方をご紹介させていただきます。

何度洗濯をしても、ジーンズやデニムや色移りしてしまいます。雨の日などに、知らないうちにお気に入りの鞄や靴に色移りしてしまっていた時ってショックですよね。今まで諦めていた方も多いのではないでしょうか。ここでご紹介させていただく落とし方を、是非実践してみてくださいね。

 

色移りを防ぐ為には？

ジーンズやデニムは色落ちする性質があります。何度洗っても色がでてくるので、他の物と洗濯をしないというのが基本です。デニムの洗濯方法には、洗濯機と手洗いがあります。どちらで洗う場合でも、裏向けにして洗ってください。

洗濯機

洗濯機を使う場合、必ず他の衣類などの洗濯ものとは別々にして洗ってください。これが色移りを防ぐ最大のコツです。漂白剤や蛍光剤不使用の洗剤を使って、ドライコースで洗いましょう。干す時も裏向けのママ干してください。

手洗い

水を入れたバケツや洗面所に、デニムを裏向けにして浸します。十分にデニムが水を吸ったら洗濯機で洗う時と同じ洗剤をいれて、少しの間着けておきます。その後、押し洗いします。目立つ汚れがある部分は、衣類洗濯用のブラシなどを使ってこすり落としましょう。しっかりすすいで、洗濯機で脱水し、裏向けのまま干します。

ジーンズやデニムを裏向けで干すのは、直射日光を避けるためです。変色の原因にもなりますので注意してください。

デニムやジーンズの色移りを防ぐ洗濯のコツは、他の物と一緒に洗わないことです。

酢と塩を使って色落ちや色移りを防ぐ方法とは

どこのお家にもある、酢と塩を使うことで、デニムやジーンズの色落ちや色移りを防ぐことが可能なんです！

まず、洗面台などで、濃い食塩水をつくり、そこにジーンズやデニムを一晩浸けておきます。翌朝、そこに酢を大さじ１入れてかき混ぜ、さらに１時間浸けておきます。１時間後水を抜いてすすぎ、手洗いして干して終了です。

この作業をするだけで、格段に色落ちや色移りが軽減されます。では、どうしてこれだけで防ぐことができるのでしょうか？

デニムを染めるのに使われている染色は、油分をたくさん含んでいます。洗濯洗剤などはアルカリ性で、油分を分解して落とす働きがあるので、どうしてもデニムの色もおちやすくなってしまうのです。そこで、酸性である酢をいれると中和されるので、色落ちしにくくなります。また、塩の塩化ナトリウムが、繊維と染色の結束を強くしてくれるので、塩と酢のダブル効果で、色落ちや色移りを防ぐことができるというわけです。

鞄や靴に色移りしてしまったら？

大切な鞄や靴にデニムやジーンズの色が移ってしまうことってありますよね。そんな時の落とし方をご紹介させていただきます。

鞄

・エナメルやビニール素材の物の場合は、まず目立たない所を消しゴムでこすってみたり、メラミンスポンジでこすってみてください。さらに、無水エタノールを使って拭き取ってみるという方法もありますが、高価なブランド物のバッグの場合は、専門の業者に依頼することをおすすめします。

・キャンバス素材や綿素材の物の場合は、鍋に1.5リットルの水をいれて、35g程度のけずった固形石けんと、のり剤を入れて溶かします。沸騰させず、90度ぐらいで約５分鞄を入れて煮ながら洗います。お湯につかるように箸でおしてみたり、軽く泳がせてみたりしてください。様子をみながら、色が抜けたらすぐにあげてすすぎましょう。

靴

真っ白のキャンバス地などのスニーカーであれば、漂白剤につけることで、ほとんどが目立たないくらいにまで落ちてくれます。レザーなどなら、軽く消しゴムでこすることで落とすことができます。

目立ない黒や赤のスニーカーの場合、めだたないですし、そのままにされている方がほとんどです。白や生成りの色の場合は、漂白剤を使えばほとんど目立たなくなります。ただ、生成りの場合は、酵素系漂白剤を使ってください。

大切な鞄や靴に色移りさせない為にも、まずは、購入したら一度洗って、ある程度の染料を落としてしまいましょう。酢や塩を使った方法も実践していただいて、色落ちや色移りをしっかりと防いでくださいね。