早炊きでも抜群においしくなる新米の洗い方と炊き方の5つのポイント
新米の美味しい季節になると、毎回の食事が楽しみになりますね。最近の炊飯器についている機能の一つ「早炊き」でも新米を美味しく炊く為のポイントをご紹介させていただきます。
早炊き機能は、働く方たちや、子育て中のママさんの味方ですよ。通常40~50分程度かかる炊飯が、30分程度でできてしまいます。朝から炊きたてのご飯が食べたい派の方にも好評のこの機能。美味しく炊けるのですが、せっかくの新米をもっとおいしく炊き上げるためにはポイントがありますので、この機会に知っておくのもいいのではないでしょうか。
新米の洗い方
昔のお米と違い、今の精米技術は進歩しており、洗わなくても大丈夫なほどぬかなども取り除けています。ですが、やはり新米の表面には、埃などの汚れやぬかなどが付着しているので、さっと洗う必要があります。
新米を洗う時の重要なポイントは、
- 短時間でさっと洗う
- 少し白い濁りが残るぐらいにする
の2つです。
ボールにお米を入れます。水を入れ軽くかき混たら白く濁ります。このお水はすぐに流してください。表面についた汚れや、ぬかくささが混ざっているお水ですので、少しでも早く流して新米が吸ってしまうのを防いでください。
その後、2~3回程度30回程度かき混ぜるような感じで洗います。ゴシゴシ洗う必要はありません。軽く指先でかき混ぜるようにして洗ってください。
この程度の洗いでは少し白く濁っているかもしれませんが、透明になるまで洗う必要はありません。少し濁りが残る程度にするのが、美味しく炊き上げるコツです。
新米の炊き方
新米を炊く方法は、炊飯器と土鍋と圧力鍋の3つになります。最近は炊飯用の土鍋も人気がありますよね。炊飯器・土鍋・圧力鍋、それぞれを使っての新米の炊き方をご紹介させていただきます。
炊飯器
新米を炊飯器で美味しく炊く為のポイントは
- 水加減
- 吸水時間
- 炊き方
この3つになります。新米はもともと水分を多く含んでいますので、水は通常よりも少し少なめに合わせます。例えば3合の新米を炊くなら、水は2.8程度にしてください。その後30分程度吸水させます。
そして、炊き方は「早炊き」を使って素早く炊き上げてください。この炊き方が炊飯器を使って炊く場合の一番美味しい炊き方になります。通常の炊飯モードには、吸水時間も含まれているものが多く、せっかくの新米が柔らかくなり過ぎてしまいます。新米独特の甘みを感じられるのは、早炊きです!
土鍋
土鍋で新米を炊く時は、水の量はお米と同じ量を入れてください。吸水時間も炊飯器と同じで約30分になります。ふたをして、まずは強火で沸騰したら弱火で10分。その後、火を止め、ふたをとらずにそのまま15分蒸らします。時間は、タイマーを使って正確に測りましょう。
最近は、炊飯専用の土鍋が販売されており、それぞれ美味しく炊く炊き方なども添付されていたりしますので、参考にすることをおすすめします。
圧力鍋
水加減も吸水時間も炊飯器と同じになります。火にかけシュッシュッ鳴り始めたら弱火で5分で火を止めます。ふたをあけられるようになったらすぐにふたを開けて蒸気を逃し、軽くかき混ぜて濡れ布巾を被せておきます。圧力鍋によって加圧時間は違うことがありますので、取り扱い説明書なども参考にしてください。
新米は早炊きで美味しく!
新米を美味しく食べる為のポイントは
- 短時間でさっと洗う
- 少し白い濁りが残るぐらいにする
- 水加減は少し少なめ
- 吸水時間は30分
- 炊き方は早炊きで
この5つになります。1年に1度の新米の季節。いつもよりも甘味があり美味しいお米を上手に炊き上げるために、是非、早炊きで新米を炊いてみてください。こだわりのある方で、早炊きで美味しく炊けるはずがないと思われている方もいるようですが、そんなことはありません。むしろ、新米に関しては、断然早炊きの方が美味しく炊きあがりますので、一度お試しになってみてください!
また、新米の季節に土鍋で新米を炊いてみませんか?最近の炊飯器はとても美味しく炊きあがりますが、土鍋だと、また違った美味しさを感じられるかもしれませんよ。お子様がいるご家庭でしたら、土鍋でもご飯が炊けるということ、お米がたつというのがどういうものなのかを見せてあげられるいい機会かもしれませんね。