松茸の香りを1週間以上閉じ込める保存方法!温度と湿度決まる4つのコツ
秋の味覚の代表といえば、やっぱり「松茸」ですよね。松茸の香りを少しでも長く楽しめるようその香りを1週間以上保てる保存方法をご紹介させていただきます。
松茸の香りがしてくると、秋を感じることができます。高級な物なので、その日に食卓にあがるのであればいいのですが、この香りを少しでも長く保存できればいいのにと思ったことがあるのではないでしょうか。保存のコツを知って、少しでも長く秋を感じてみませんか。
松茸を保存するには~常温編~
松茸を常温で保存する場合は、新聞紙又はキッチンペーパーなどの水分を吸収してくれるもので松茸を包みます。その後温度や湿度が低く乾燥していて、風通しがよく日が当らない暗いところにおくようにしてください。
- 直射日光
- 高温
- 多湿
は絶対に避けてください!この保存方法では2日程度です。それ以上経過したものに関しては、傷んでいる可能性が非常に高くなってきますので注意してください。傷んだ松茸を食べてしまうと、嘔吐や下痢などの症状が出るケースがあります。
松茸を保存するには~冷蔵・冷凍編~
下準備
- 冷蔵・冷凍する前には、まず石づきのかたい部分を、鉛筆をカッターで削るような感じで削ぎ落とします。
- 指先を少し濡らし、松茸表面についている砂などの汚れを落としていきます。
- キッチンペーパーを使って、しっかりと水分を拭き取ります。水分が残らないよう、しっかりと抑えながら拭き取ってください。
冷蔵・冷凍保存する前には、必ずこの下準備をしてから行ってください。松茸についている砂などの雑菌のもととなる汚れを落とすときに、直接流水で松茸を洗うと風味を損なうことにもなりますので、避けてください。どうしても洗いたいなら、ボールに水を入れて、さっと洗いすぐに水分を拭き取りましょう。
冷蔵編
- 下準備をした松茸を1本ずつキッチンペーパーできっちり包みます。
- 「1」をラップで包みます。
- ジップロックに入れるか、タッパーに入れます。
- 冷蔵庫で一番低い温度のところで保存します。
冷蔵庫の一番低い温度といえば、チルド室ではないでしょうか。冷蔵庫によっては、チルド室よりもさらに低い温度のパーシャル室もあります。冷蔵保存なら、このどちらかで保存することをおすすめします。
この方法なら、1週間程度は保存することができます。野菜室に保存するというやり方もあります。ですが、野菜室だと保存期間は3~4日程度になります。
冷凍編
- 下準備をした松茸を1本ずつキッチンペーパーで包みしっかりラップで飴のように包みます。
- 一気に(急速に)冷凍します。
急速冷凍機能がある冷蔵庫なら、それを利用してください。急速冷凍機能がない冷蔵庫も多いと思います。そういう場合は、ラップで包んだ松茸をさらにアルミホイルで包んで、小さな保冷剤を周りに置いて冷凍してください。
また、冷凍した場合は、お吸い物や土瓶蒸しなどに適していますので、冷凍前の下準備のときに、スライスしたりするなどして、使いやすい状態にカットして冷凍することをおすすめします。注意していただきたいのは、冷凍保存したものは、解凍すると水っぽくなってしまいますので、焼き松茸にはおすすめできません。
冷凍保存すれば、約3ヶ月程度保存可能です。
松茸長期保存のコツ
松茸の香りを一週間以上保たせる保存方法する4つのコツとは
- 水分厳禁
- 高温多湿厳禁
- 真空に近い状態にする
- 冷凍保存
この4つになります。常温・冷蔵・冷蔵、それぞれの保存方法をご紹介させていただきましたが、どれも水分をしっかりと拭きとることがポイントになっていますよね。松茸は水分が大嫌いなで、痛む元になってしまいます。しっかりと拭き取ってください。さらに、香りを閉じ込め長期保存するには、しっかりとラップなどで包み冷凍してください。
それぞれ保存期間もかかせていただきましたので、保存期間内に調理し、食べることをおすすめします。上手に保存して、松茸の香りを長く楽しんでくださいね。