2人目が不育症にならないために!原因と体質改善を中心とした治療法
一人目は無事に出産までたどり着けたのに、二人目を望んでも不育症と診断されお悩みのママが増えています。二人目が不育症にならない為に、その原因や体質改善を中心とした治療法などをご紹介させていただきます。
一人目はすぐに授かったから、二人目も大丈夫だろうという考えは間違いです。妊娠・出産は奇跡の連続なのです。「私も夫も何の問題もなく健康だから、自然にできるでしょう」などというのは昔の話です。女性も男性と同じように働く時代になった今では、自然妊娠は奇跡ととらえておきましょう。二人目が不育症だと診断されてもあきらめることはありません。まずは体質を改善することから始めましょう。
この記事の見出し
2人目不育症とは?原因は?
2人目不育症とは
不育症とは、妊娠してもお腹の中で胎児が育たずに流産や死産などしてしまうことです。二人目不育症というのは、一人目は何の問題もなく妊娠・出産できたのに、二人目を妊娠してもすぐに流産してしまうというものです。これが何度も繰り返されるケースを「続発性不育症」とよんでいます。
原因
不育症の原因と考えられているものはたくさんあります。
- 染色体異常
- 子宮奇形
- 内分泌異常
- 子宮形態異常
など、いろんな考えがありますが、不育症による流産の大半は、原因不明とされています。妊娠初期の流産はほとんどが胎児の染色体異常によるものなので、あまり自分を責めたりするようなことはしないでください。
続発性不育症の場合は、一人目を出産後、ママの子宮が、赤ちゃんが育ちにくい環境になってしまったことが原因の一つと考えられています。また、一人目育児をしながらの妊活になるので、精神的な部分でプレッシャーやストレスがかかりやすい状態でもあるので、妊娠を望んでいる女性にとっては、あまりいい状態ではないといえます。
治療法は?
2人目以降に流産を繰り返す「続発性不育症」と診断されたら、まずは、体質改善から始めましょう。妊娠しやすい、赤ちゃんが居心地の良い体作りをしなければいけません。
喫煙や飲酒は控える
喫煙をしていると、血流が悪くなります。妊娠しても、赤ちゃんにしっかりと栄養がいきわたらない可能性があります。妊娠を望むなら、妊娠する前控えるようにしましょう。
体をあたためる
体の冷えは血流を悪くします。お腹が冷えると子宮も冷えてしまいます。夏でも薄い腹巻きなどを着用して、お腹と足元は冷やさないようにしましょう。
バランスのとれた食生活
これは基本中の基本です。食事から取れない分は、妊婦さん用のサプリメントなどを飲むことで、1日の必要な栄養素をしっかりと摂取するようにしましょう。
葉酸を飲む
葉酸は妊娠前から飲むことが推奨されています。必ず飲んでおきましょう。
無理をしない
妊娠したら、いつもとは違うということを頭から離さないでください。重たいものは持てても持っては行けません。
このように、日常生活の中で、体質改善を行いながら、病院から処方された薬があるなら、きっちり飲むようにしてください。
悩まない!あせらない!
一人目が無事出産できたのにもかかわらず、なかなか2人目を授からない。授かって流産を繰り返してしまう。こうなると、あせりばかりが先にきてしまうのではないでしょうか。ストレスやプレッシャーなどは、妊婦さんにとってはよくありません。思うようにいかなくても、きっと大丈夫と信じてあきらめない気持をもつことが大切です。2人目不育症を克服して、無事出産された方もたくさんいらっしゃいます。
周りからいろいろ言われることもあると思いますが、右から左へ流しておきましょう。とにかくまずは、体質を改善していくところからはじめることをおすすめします。赤ちゃんが居心地のいい体を作っておきましょう。一人目の育児をしながら、この二人目不育症と向き合うのはとても大変なことです。ですが、落ち込んだ時などは、きっと上のお子様がママの心を癒してくれると思いますよ。