落ちこぼれから脱却!坪田塾式ビリギャル勉強法でわが子の偏差値アップ

「学年ビリのギャルが一年で偏差値を40上げて慶応大学に現役合格した話」と言う書籍がベストセラーになりそれが実話だと言う事で話題に。著者である坪田氏の坪田塾式と呼ばれる勉強法の内容や現役合格までの道のり、それをわが子の偏差値アップに繋げられるかなどをまとめました。

 

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ビリギャルが大学合格するまでの軌跡

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ビリギャルとは

ビリギャルとは、高校2年生の夏で小4レベルの学力と言われた小林さやかさんの事です。何度も停学になったり校長には「人間のクズ」とまで言われた事もあったそう。

さやかさんは、中学・高校・大学とエスカレーター式の金城学院高校に在学していましたが、中学時代はメガネをかけ地味な目立たない子だったのが、高校へ進学してから知り合った友人の影響もあり次第に外見も派手になり素行も大きく変化して行ったそうです。

 

そんなさやかさんを見て母親は、このままでは内部進学も危ないと思いさやかさんを連れて坪田塾の門を叩き経営者であり塾長でもある坪田信貴先生と出会い慶応大学現役合格を目指すようになります。

後にさやかさんは「大人はみんな私をダメなヤツと見ている気がした」と話すさやかさんに初めて会った坪田先生は、彼女が挨拶ができた事を「いい子だね」と褒めたそうです。「母親以外に褒められたのは初めてだった」と話しています。

 

こんなやりとりも彼女が坪田先生と合格を目指そうと決めたきっかけになっていたのではないでしょうか。そんなさやかさんが一年半で偏差値を40上げて現役合格したのは、慶応義塾大学総合政策学部という学部です。

書籍の表紙について

この書籍の表紙の金髪の女の子はさやかさん本人ではなく、モデルの石川恋さんです。

彼女も現実に、気持ちとはうらはらにモデルの仕事はなかなかうまく行かずオーディションには次々と落ち、無理なダイエットや精神的なものでどん底にいる状態の時にこのビリギャルの書籍の表紙の話が舞い込んだそうです。

数百カット撮った中から決まった1枚。「当時の自分は、イメージとして伝えられていたさやかさんとリアルに同じ気持ちだった」と話しています。

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ビリギャル勉強法

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これまで当たり前の様に一般的に行われてきた勉強法とはかなり異なる勉強法が坪田塾では用いられています。それをさやかさんも実践していたので、ビリギャル勉強法と呼ばれています。

 

まず、英単語です。暗記する為に一つの英単語を繰り返し何度も書くという方法が一般的だと思いますが、ビリギャル勉強法では書くのは1回だけで大きく書く、という方法です。

これは小さく書くより大きく書いた方が脳が重要と認識するというものです。回数多く書こうとすると自ずと字のサイズは小さくなります。これに対し、一つの単語をノート2ページくらいの大きさを目安に書くといいと言われています。たくさん使ったノートも自信に繋がる、と言います。

 

次は答え合わせです。一般的には間違った問題の答えや解き方を赤で直していきますが、そうではなく問題文に赤で 間違えた箇所や注意する箇所に印をつける、と言うやり方です。

数学など問題により答えが違うので答え自体は重要ではない、間違えた問題のポイント例えば割り算だとか分数だとかに印をつけると次から気を付けるようになる、と言う考えなのです。

 

その他に休憩の仕方も勉強には重要な様です。みなさん休憩をするのは、キリのいい所でするでしょうか?悪い所でするでしょうか?ほとんどの方が、この問題が終わったらとかこのページが終わったらなどキリのいい所ですると思われます。

しかしこの勉強法では、キリの悪い所での休憩を勧めています。キリのいい所だと満足してしまって次に取り掛かるまで時間が空いてしまいます。それに比べキリの悪い途中だと続きが気になってまたやろうと言う気持ちになりやすい、と考えられています。

また、問題集などを解く時は解いたら答えを見る、ではなく、わからない問題は答えを見ながら解いていくと理解も早いようです。

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坪田塾のやり方

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坪田塾の中の様子は1人ずつに区切られたスペースで、まずは自分の学習時間を作ります。自分で勉強を進めます。そしてわからなくなったりつまずいた時点で先生に聞きに行く、と言う流れになります。

これらのやり方は塾長の考え方から来るもので指導方針としては、「生徒から見えるほんの少しの成長を見逃さずに評価してあげること」が生徒を指導する上で大切だとされています。褒めて伸ばす、そこに気付いてあげるのが指導者の大切な役割、と話しています。

褒めて伸ばすとは、責任を果たした事を認めてあげる。励ましてあげる。この2つのポイントだけなのです。1日の中でほんの少しの成長、本人の意識の変化をすぐに本人に伝えて認めてあげ、いくつ失敗しても必ず少しは成長する、その少しの成長に目を向けてあげる事が重要だと話されています。

落ちこぼれから名門大学へ進学できた理由

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さやかさんが現役合格したのは慶応義塾大学総合政策学部。こちらの受験科目は、英語または数学その他に小論文となっています。小論文に関しては元々得意だったようで、読解力や文章力は備わっていた様です。英語に関しても長文問題だった様で、小論文に通じる読解力や思考力がとても重要となったようです。

しかし英単語などは覚えなくてはどうにもなりません。このビリギャル勉強法で必死に覚えた成果だと思います。また、これらの試験内容がさやかさんと相性が良かった、とも言われます。

 

勉強と並行して、先生の声の掛け方も重要になります。「今の内にやらないとこうなってしまうよ」と、悲観的に思わせてそうならないようにさせる。これは現実的な子供には効果があるかもしれませんが楽観的な子供には向いていないでしょう。

反対に「こうしたらこんなに楽しそうな将来になるよ」と楽観的に思わせてそうなるように努力させる。これは楽観的な子には向いていますが現実的な子には効果があまりないのです。

 

この様に、それぞれの生徒の性格をわかった上でそれぞれに応じた声かけで、つまずいた学力に合わせて指導して行く事も大切で、さやかさんと坪田先生が二人三脚で現役合格を勝ち取った理由になっていると思われます。

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