赤ちゃんの頭にできるあせもができる理由と治し方、対策法

ねんねの赤ちゃんは、頭のどこかがいつもお布団についている状態ですので、あせももができやすい箇所でもあります。髪の量が少ない赤ちゃんだとすぐにママも気付けるのですが、生まれつきかなり毛量が多い赤ちゃんもいます。頭髪の量が多いと、やはりあせもを見つけるのも遅くなりがちです。なんだか最近頭をよくこすっていたり、グズリ時間が多くなってきた。不安に感じて赤ちゃんの体を細かくチェックしてみたら、頭にあせもを発見したというのはよくある話です。

赤ちゃんの頭にあせもができる原因や、その対策方法を紹介します。また、頭のあせもを繰り返さない為の予防法なども紹介させていただきます。

頭にあせもができるのか？

抱っこをしているだけ、授乳をしているだけなのに、赤ちゃんの頭は汗でびっしょりという経験があるママは多いと思います。夏の授乳時などは、赤ちゃんの頭を拭きながら授乳したり、頭をガーゼでくるんだ保冷剤で冷やしながら授乳することもありますよね。赤ちゃんの頭はそれだけ汗をかきやすい箇所なのです。

頭にあせもができる原因として考えられるのは、寝具です。とても汗っかきの赤ちゃんなので、枕カバーはこまめに交換して常に清潔なものにしてあげないと、すぐに汚れやばい菌が頭皮に付着してあせもの原因となってしまいます。枕カバーの替えがないなら、タオルをカバー代わりにして、頻繁にとりかえてあげることが必要です。

次に考えられる原因は、帽子です。お天気の良い日には帽子をかぶせてあげないといけませんが、大人でもそうですが、帽子はなり頭が蒸れてしまいます。帽子も汗で汚れてしまい、雑菌も繁殖しやすい状態になり、あせもができやすい環境になってしまいます。こまめに帽子をぬがせて汗を拭いたり、帽子と頭皮の間に、ガーゼを１枚はさんでおいて汗を吸わせ、ガーゼをこまめにとりかえたりしてあげましょう。

頭にできたあせも対策について

頭にあせもができてしまうと、赤ちゃんがグズルことが多くなります。ねんねの時期の赤ちゃんは特に大変かもしれません。赤ちゃんに限らず子供は寝るときに首から上に汗をかきやすいので、あせもができている状態だと、寝るときにかゆみが襲ってきます。赤ちゃんは眠いのにかゆくて眠れなくてグズグズ状態になってしまいます。薬を塗るといっても、背中などに使っているものを自己判断で頭のあせもに使うのはやめましょう。きちんと小児科や皮膚科を受診して新たにお薬を処方してもらったり、普段使っている薬を使ってもいいかどうかを確認するようにしましょう。

ですが、一番の対策方法は、汗をかいたらしっかり拭いてあげるということです。日中で暑い季節ならシャワーでながしてあげるのが一番良い方法です。月齢が低いとなかなかできませんが、暑い季節には、赤ちゃん用のアイスノンを寝かせるときに敷いてあげるとかゆみが抑えられたりするので、グズリも軽減されます。

赤ちゃんの枕カバーや枕は清潔に保つようにしてあげてください。頭のあせもは見つけた時にはかなり症状が進行している時もありますので、不安に感じるなら、すぐに小児科などを受診するようにしてください。

参考：赤ちゃんのあせもはどうすれば？おすすめのケア方法と予防策

頭のあせもを繰り返さない為にできることとは？

赤ちゃんの頭のあせもを繰り返さない為に、毎日のバスタイムでのシャンプーの仕方に注意してください。よく髪の毛を洗っているだけのママがいますが、肝心なのは、頭皮を清潔にするということです。ごしごし洗う必要はありませんが、毎日のシャンプーの時には頭皮を洗うのを意識して上げるようにしてください。また、先にも何度も書かせていただきましたが、寝具はいつも清潔な状態に保ってあげましょう。枕カバーは１日１回ではなく、汗をかいていたら都度交換が理想です。それだけの枚数を揃えるのはちょっと大変なので、ガーゼやフェイスタオルをカバー代わりにするのが便利です。

また、帽子をかぶる時も、こまめにぬがせて汗を拭いてあげたりすることも忘れないでください。帽子の素材も、できるだけ通気性にすぐれていて、汗を吸ってくれるような物を選ぶようにしましょう。

赤ちゃんの頭にあせもができてしまうと、汗を頻繁にかくので、お世話も大変になりますが、清潔第一を心がけることで、軽い汗もならすぐに治ります。暑い季節のあせもは特に大変ですが、髪が多い赤ちゃんは、少し短くしてあげたりするとお世話もしやすくなり、汗も対策にもあるのでおすすめです。

あせもについて、原因や対処法について詳しくまとめていますので、ぜひ併せてご確認ください。
→【子供のあせも対策決定版！原因と対処法、治し方（市販薬・ケア・予防法）まとめ】