突発性発疹に罹ったら保育園はいつから?行ける時期と理由

突然の高熱と、解熱後の発疹。突発性発疹は、生後6ヶ月から2歳頃の赤ちゃんに多い病気です。辛そうな赤ちゃんを見ていると、とても心配になります。そこで、突発性発疹とは?突発性発疹になった場合 、保育園にはいつから行かせてもいいの?登園許可は?お風呂や病院は?などの疑問にお答えします。

 

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子供の突発性発疹・・・保育園に行ってもいい時期とは?

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高熱が下がり、ひと安心したのもつかも間、お腹や背中に赤い発疹が!驚き、心配されるご家族の方も多いと思います。熱が下がって元気になったけれど、いつから保育園に行ってもいいのか、悩むところです。ずっと側にいてあげられれば安心ですが、仕事を長く休むのが難しい場合もあると思います。

厚生労働省が定める「保育所における感染症対策ガイドライン」では、保育園への登校の目安は、「解熱後1日以上経過して全身症状が良い」こととされていますし、突発性発疹の場合、子供から子供への感染率は低く、熱も下がっていることから、発疹が出ていても、登園を許可する保育園は多くあります。しかし、保育園の方針もありますので、お子さんの様子や症状を伝えて相談することをおすすめします。

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【1-2】突発性発疹の症状とは?感染はするの?

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突発性発疹の主な症状

1.38度以上の高熱が3~4日ほど続く。

多少下痢気味になることはありますが、基本的には風邪のような咳や鼻水などの他の症状はなく、元気があり、比較的機嫌がいいことが特徴です。食欲がなくなることはあまりありませんが、発熱時は汗をかくので、脱水にならないよう、こまめな水分補給を心がけることをおすすめします。

2.熱が下がったころから、胸やお腹、背中を中心に、細かく赤い、少し盛り上がったような発疹が現れる。

個人差はありますが、手足や顔には比較的出にくいです。発疹どうしがくっつき、大きくて赤い発疹になることも。発疹自体は2、3日ほどで消えていき、痛みや痒みもなく、あとも残りにくいので、ご安心ください。発熱時よりも、発疹が出始めてからの方が、機嫌が悪くなることが多いです。食欲がなくなる場合もあるので、水分補給に気を付けましょう。

突発性発疹は、熱が下がった後に発疹が出てはじめて確定される病気です。特効薬はありませんが、高熱が出た場合は赤ちゃんの様子に注意し、かかりつけ医を受診することをおすすめします。

感染はするの?

突発性発疹は、ヒトヘルペスウイルスの6型と7型と呼ばれる感染力の弱いヘルペスウイルスが原因の感染症です。はっきりとした感染経路は解明されていませんが、経口感染と飛沫感染、主に家族の唾液からの感染の可能性が高いとされています。ヘルペスウイルスは、免疫力が低下している時に発症しやすいので、ご家族の方が疲労を感じている時などは、赤ちゃんに触る際に注意が必要です。

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解熱後の発疹・・・小児科の再診は?お風呂は?

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突発性発疹の場合、解熱後2、3日ほどで発疹が消え、何事もなく完治することがほとんどですが、下記のような症状がある場合は、かかりつけ医に相談することをおすすめします。

  • 水分補給がうまくできない→脱水の危険
  • 病院で処方された薬を飲んだことが原因で発疹が出る→アレルギーの疑い
  • 発熱時に風邪のような症状を併発していた場合で、解熱と発疹が出た後にまた熱が上がる→麻疹(はしか)の疑い
    発疹は耳後部付近から顔、体、手足へ広がります。また、口の中に白い粘膜疹ができることが特徴です。
  • 風邪のような症状から発熱した場合で、発疹が顔から現れる→風疹の疑い
    耳の後ろや、首のリンパ腺が腫れることが特徴です。

発疹が出ていても、熱が下がって元気があれば、お風呂に入れられます。お風呂で温まると、発疹の赤みが増すことがありますが、痒みが出ることはありませんので、気にしなくて大丈夫です。

登園許可書が必要な病気とは?突発性発疹は該当する?

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各保育園では、園児が感染症にかかった場合、他の園児へ感染する恐れがある期間を、厚生労働省が定める「保育所における感染症対策ガイドライン」に基づき、出席停止期間とします。感染症によっては、完治後、他の園児へ感染する危険がなくなった際に、登園を再開するための「登園許可書」の提出が必要になります。

突発性発疹の場合は、登園許可書が必要な保育園もあります。医師の記入が必要な場合や、家族の記入だけでいい場合など、園によって異なりますので、確認するといいでしょう。

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