公費助成で無料も!肺炎球菌ワクチンの予防接種の値段や副作用について

乳児と高齢者の予防接種が推奨されている肺炎球菌ワクチンですが、「肺炎球菌」とはどのようなものか知っていますか?最近ではテレビのCMでも流れているので、目にすることが多いのでほないでしょうか。では肺炎球菌ワクチンの気になるポイントを解説していきましょう。

 

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肺炎球菌ワクチンの予防接種とは?

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肺炎球菌とは人の鼻などに存在している身近な菌ですが、疲れや免疫力が落ちたときに悪さをするのです。

肺炎球菌に感染すると肺炎の原因となったり、重症ともなると血液の中に菌が侵入して菌血症、脳の膜に菌が侵入して細菌性髄膜炎になることもあります。

乳児や高齢者は抵抗力が弱いので肺炎球菌に感染しやすく、特に高齢者は肺炎の重症化よる死亡率が高まります。

 

これを予防するのに効果的なことは、肺炎球菌ワクチンの予防接種です。全ての肺炎の原因となる肺炎球菌を予防することはできませんが、8割程度の効果が見込めることが分かっています。

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予防接種の副作用は?

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肺炎球菌の感染による重症化を防ぐには予防接種のワクチンと言われていますが、副作用はどのような症状が見られるのでしょうか。

肺炎球菌のワクチンはインフルエンザのワクチンと同様比較的安全性が高いであるとされており、発熱、注射部位の腫れやしこり、発疹が見られることがあります。稀にアナフィラキーシーショックにより呼吸困難があることもありますが、30分以内に現れる症状なので注射後は病院に留まりましょう。

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間隔や回数は?効果の有効期限はどれくらい?

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小児用肺炎球菌ワクチンの場合

以前は7種類の肺炎球菌を予防効果がある7価ワクチンでしたが、2013年11月から13種類の肺炎球菌に予防効果がある13価ワクチンへと変更になりました。

生後2ヶ月から始めて27日間以上の間隔をあけ、11ヶ月までの間に3回受けます。その後60日以上あけて4回目を受けられるようにスケジュールを組みましょう。尚、効果の正確な持続期間は分かっていません。

高齢者の肺炎球菌ワクチンの場合

65歳以上の高齢者に定期接種として推奨されている肺炎球菌ワクチンは、23種類の肺炎球菌に予防効果があります。

効果の持続期間は接種1ヶ月後に抗体値がピークを迎え、4年間は維持したまま5年後にゆっくりと低下していきます。その後もまったく抗体がなくなるというわけではありません。

再接種を希望する場合には5年以内に受けてしまうと強い副作用が見られるため、接種してから5年以上開けてから受けるようにしましょう。

肺炎球菌ワクチンの値段はどれくらい?公費助成はある?

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肺炎球菌は乳児と高齢者が感染すると重症化しやすいために、予防接種をするように推奨されています。

平成25年11月1日から小児用肺炎球菌ワクチンが定期接種となり、生後2ヶ月からヒブのワクチンと同時に受けるよう言われています。ワクチンの値段は殆どの自治体で無料となっています。

また平成26年10月1日からは65歳以上の高齢者を定期接種の対象に加えました。1度も受けたことがないという条件はありますが、5年ごとの対象年齢になる方は公費助成で受けることができます。

尚、定期接種の対象にならない方は保険適応とはならず、実費で6000円から9000円と病院によって差があります。

肺炎の症状とは?

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小児の肺炎球菌感染症による症状

特に2歳以下の乳幼児に肺炎球菌に対する免疫がありません。感染してしまうと細菌性髄膜炎、菌血症、肺炎などの重い症状に進行することがあります。

初めは風邪と同じような症状で発熱しますが、重症化すると痙攣や意識が混濁します。肺炎による後遺症が発達障害や難聴などでしばらくしてから出てくることもあります。

高齢者の肺炎球菌感染症による症状

主な症状は発熱や咳、痰など風邪と症状が似ていますが、長く続くことが特徴です。

それに加えて胸の痛みや呼吸が荒い、息苦しいなどの症状が見られます。肺炎は風邪とはまったく別物で、日本人の死因の第3位になる怖い病気なのです。

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