子供がプール熱に感染!特徴的に見られる症状まとめ

夏によく見られる子供の病気の代表的なものが「プール熱」です。初めてこの病名を聞いた時、いったいどんな病気なんだろうと不思議に思ったママも多いと思います。夏風邪の一種と思っていただければいいのですが、風邪の症状とは少し違った症状もでてきます。

プール熱とはいったいどんな病気なのか、原因や症状、病院に行くタイミングや、風邪やヘルパンギーナと何が違うのかなどをまとめました。

 

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プール熱とは?その原因や症状について

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プール熱とは別名「咽頭結膜熱」とも呼ばれていますが、「アデノウィルス」と聞けば、ご存知のママも多いのではないでしょうか。夏風邪の一種なのですが、風邪とは違った特徴的な症状として目の充血があげられます。

原因としては、アデノウィルスというウィルスに感染することで起こり、プールの水から感染するケースが多くなっています。このことからプール熱という病名がつけられています。このアデノウィルスや、咳やくしゃみなどの飛沫感染と、便からもウィルスは排出されるので、直接感染源に触れてしまったことでの接触感染の二つのケースが考えられています。

症状としては、先にも書かせていただきましたが、目が充血するという特徴的な症状以外にも、40度前後の高熱や、結膜炎、咽頭炎などがあります。のどもかなり真っ赤に腫れるのも特徴の一つです。他には頭痛や腹痛、吐き気などがあげられます。小さな赤ちゃんがアデノウィルスに感染した時は、目の充血という症状が現れることはほとんどありません。嘔吐や下痢がひどいので、ママも感染しないように、嘔吐物や便の処理には注意が必要です。

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病院に行くタイミングやケア方法について

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病院に行くタイミングとしては、目の充血や目やにといった目の症状が先に出た場合は、市販の抗菌目薬などで対応してみようと思われがちですが、もし、周りでプール熱が流行しているなら、可能性はありますので、すぐに小児科を受診するようにしてください。プール熱と診断された場合、この病気に対する特効薬はなく、症状に合わせて解熱剤やお腹の薬などが処方されます。目の症状がひどい場合は、眼科の受診をすすめられると思いますので、診断書や紹介状などを書いてもらいましょう。

自宅でのケア方法としては、まず兄弟姉妹がいるご家庭では、兄弟姉妹間感染を防ぐために、「同じタオルや洗面器類は使わない」「洗濯物は別にする」などの対応をするようにしましょう。症状が治まっても、便から約2週間程度はウィルスが排出されていますので、おむつ替え時には注意するようにしてください。

のどが腫れていると、固形物を飲みこむことができなくなるので、すっと飲みこめる喉越しの良いゼリーやアイス、すりおろしりんごや、つぶしたバナナなどがおススメです。水分補給はしっかりとしてあげてください。プール熱は、一度熱が下がってもまた上がるというのを繰り返すことが多いので、完治には1~2週間程度かかると思っておいた方がいいでしょう。

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風邪やヘルパンギーナとの違いについて

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風邪の症状といえが、一般的には鼻水、咳、発熱、頭痛、悪寒などがあげられます。それに対して、プール熱やヘルパンギーナには特徴的な症状があります。
プール熱に関しては、先にも書かせていただきましたが、目の充血という特徴的な書状があります。その他には喉が真っ赤にはれて高熱が出るという症状があります。

一方、ヘルパンギーナは、別名「手足口病」と呼ばれていて、口の中や喉、手のひらや足の裏に水泡ができるという特徴的な症状がみられます。特に口の中にできる水泡は食事などで強い痛みが伴うので、食欲もなくなり、水分補給もできなくなるケースもあります。

どの病気も、子供にとってはとてもつらいものとなります。少しでもいつもと違う症状がでていたら、小児科を受診するようにしてください。また、幼稚園や保育園に通っているなら、園でどんな病気が流行しているのかということを把握できるように、ママ友を通して情報を集めたり、定期的に園に聞いてみるのもいいでしょう。

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