桶谷式で夜泣きもしない!しこりや乳腺炎を防ぐ断乳の仕方

卒乳は子供のペースに合わせて自然な形で進めていきます。一方、断乳は、ママの仕事が始まるなど、親側の都合で授乳をやめさせるというものです。子供にとってはどちらも辛い時期になりますが、おっぱいをやめればグッと成長してくれますし、ママもとてもラクになります。

断乳を始める前に、断乳をスタートさせる時期や、進め方、失敗した時の対処法などを知っておいていただきたいので、まとめました。また、断乳後の赤ちゃんのケアやおっぱいのケア方法などもあわせてご紹介させていただきます。

 

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断乳について

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1.断乳をスタートさせる時期について

断乳を始めるには、お子様がどの程度成長できているかを確認する必要があります。有名な桶谷式で断乳するのがおすすめなので、その時期は、

  • 離乳食が1日3回食になっていて、固いものも食べられる
  • ママのおっぱいトラブルがない
  • 一人歩きがしっかりできる
  • おっぱい以外の水分をコップやストローなどでしっかり補給できる

以上のことに当てはまっているなら、断乳をスタートできます。よく1歳を過ぎたらはじめるというのを聞きますが、お子様の成長には個人差があります。大人の言っていることを、簡単なことは理解できるようになってから始める方が、比較的スムーズに進みます。

2.断乳の仕方や進め方

桶谷式での断乳の進め方は、断乳開始日を決めて、1週間前から「この日におっぱいとばいばいするね」と、1日1回声掛けをしていきます。断乳前日は、「明日でおっぱいとバイバイだから、今日はいっぱいおっぱい飲んでいいよ」と伝えてあげて、欲しがるだけ飲ませてあげましょう。

 

断乳当日の朝、「これが最後だよ。」ということをつたえて授乳をして断乳に入ります。ですが、やはりおっぱいを欲しがることもあるかと思います。そんな時の為に、おっぱいに怖いお化けの絵などを描いておきましょう。服をめくり上げておっぱいをみせて、「お化けさんがもってちゃった~」などと言ってしまいましょう。

おっぱいを思い出さないくらい、今まで以上にたくさん楽しいことを一緒にしてあげてください。パパにも協力をしてもらいましょう。体をたくさん動かしておけば、夜になると、自然と眠くなってくれるようになります。

 

断乳後は、どんなに欲しがっても絶対におっぱいを上げないようにしてください。

もう一つ、少しずつ授乳回数を減らして自然におっぱいを離していくという方法があります。かなり時間がかかるということを覚悟しておいてください。2~3ヶ月かけて、ゆっくりやっていくというくらいの気持ちで臨みましょう。

3.断乳に失敗した時は?

断乳に失敗する一番多いケースは、夜間の断乳です。大泣きされて、もう耐えられなくてあげてしまったという方がとても多いようです。確かに、夜寝てくれなくて夜泣きもひどくて、ママもクタクタになってしまって、折れてしまう気持ちはよくわかります。ですが、断乳すると決めたのはママです。気持ちを強く持ってください!

断乳に失敗してしまったら、一度リセットしましょう。そして、断乳の進め方をもう一度練り直して再チャレンジすればいいのです。失敗してしまったからといって、断乳できないわけではありませんので、落ち込まずに、再チャレンジあるのみです!

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断乳後の赤ちゃんのケアについて

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断乳後の赤ちゃんの寝かしつけや夜泣きなどでお悩みのママの為に、断乳後の赤ちゃんのケアについてご紹介させていただきます。

1.寝かしつけ

今まではおっぱいで寝てくれていたのに、断乳後はもうおっぱいには頼れません。そこで、まずは日中しっかりと身体を動かせるようにしてあげましょう。一緒に散歩にでかけるのを日課にしたり、雨の日にはお部屋でも体をつかった遊びをたくさんしてあげてください。

お休み前は激しい遊びや刺激のある映像をみせたり、怒ったりせず、絵本を読んだりして静かに過ごしましょう。寝室の電気はお子様に消させてあげて、今から寝るんだよということを意識させてあげてください。

一緒にお布団に入って、子守唄や好きな歌を歌ってあげたり、胸のあたりを優しくポンポンと叩いてあげるのもいいでしょう。お布団に入るのを嫌がるお子様は抱っこ紐で抱っこをして寝かしつけるのも一つの方法です。

なかなか寝てくれなくてイライラすることがあるかもしれませんが、頑張っておっぱいをやめたのですから、ママもグッとこらえてつきあってあげてください。

2.夜泣き

断乳すると夜泣きしなくなる、朝まで寝てくれるというお子様もいらっしゃいますが、逆に夜泣きが始まるお子様もいらっしゃいます。おっぱいを思い出してしまうんでしょうね。ついついあげてしまって、断乳を失敗した、という体験をお持ちの方もたくさんいます。ですが、それはお子様の成長を妨げていると考えるようにすれば、心を鬼にすることができるのではないでしょうか。

夜泣きで目覚めておっぱいを探しだしたら、「もうおっぱいはバイバイしたね」「おっぱいイタイイタイだからないないしてあげようね」と優しく言ってあげましょう。

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断乳後のおっぱいのケアについて

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断乳後も母乳は作られつづけているので、授乳の間隔に合わせておっぱいが張ってきてかなりの激痛に悩まされることもあります。桶谷式の断乳後のおっぱいのケア方法をご紹介させていただきます。

断乳後2日間は、はってきて痛くて我慢できない時だけ、軽く手で搾乳します。3日目は、スッキリしたと感じる程度に絞ってください。それからは、10日目、1ヶ月目、2ヶ月目に搾乳して終わりになります。出産された病院によって、母乳外来があるところがあります。桶谷式を指導してくれる所もありますので、一度電話などで確認して診るのもいいでしょう。

 

桶谷式を用いない断乳をされた方のおっぱいのケアもよくにています。

断乳後3日間はなるべく搾乳しないで過ごしてください。もし張りすぎて痛い時は、手で少し軽めに絞るか、張りを少しラクにする為の圧抜きをします。

圧抜きの方法についてですが、おっぱいのしこりがあるところを軽くほぐしてから、服の上から乳首の外側を軽く押します。乳首の外側360度まんべんなく軽く5分程度押すだけで、張りが少し楽になります。

搾乳しない期間は、圧を抜いたり、保冷剤などで冷やして張りの痛みを逃すようにします。入浴時、湯船につかると体が温まって母乳がでやすくなってしまうので、シャワーのみにしておきましょう。

 

こうして3日間我慢すると、張りもなくなっていきます。4日目に母乳を全て絞りだしてしまって、次は1週間後に、その次は1カ月後に搾乳します。母乳が白から透明になれば、終了です。

断乳後のおっぱいのケアをしっかりとすることで、乳腺炎を防ぐこともできます。かなりつらい期間になりますが、この残った母乳の処理をしっかりしておくと、次の出産後の初乳が出やすくなるそうです。頑張って乗り切ってくださいね!

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