赤ちゃんの奇声は病気?いつまで続くかで変わってくる対処法まとめ
ある日突然、かわいいわが子が奇声を発するようになったら、不安になりますよね。この奇声は病気なのかどうなのか、いつ頃まで続くのかなどをご紹介させていただきます。また、奇声に対する対処法などもご紹介させていただきます。
たまたまなのかなと思っても、何度も続いていると何かの病気なのか、どこか痛いのかなど不安でたまらなくなってくるのではないでしょうか。初めての育児ならなおさらです。赤ちゃんの奇声の原因と対処法を知っておきましょう。
この記事の見出し
赤ちゃんが奇声を発するのはなぜ?
不快感を訴えている
赤ちゃんは当たり前ですがまだおしゃべりができません。おむつが汚れていたり、お腹が空いている時など、最初の頃は泣いて知らせてくれますが、いろんな声を出せるようになると、奇声を発してうったえてくれます。
自分の声が楽しい
聴力が発達し、いろんな音が聞こえてくるようになり、自分が発する声にも気づき楽しくて遊んでいるのです。赤ちゃんが「ぐぁ~」「がぁ~」「き~」と楽しそうに発している時は、ママも赤ちゃん声真似をして返してあげてください。自分で声を出すということは、言葉の発達の始まりでもあります。赤ちゃんが楽しそうにおしゃべりしている時は、できるだけママも一緒に声を真似して遊んであげましょう。
不安な気持ちになっている
初めておでかけしたり、みたことのない人に抱っこをされたりすると、不安になってしまいます。また、よく夕方になると奇声を発したりぐずる赤ちゃんが多いのですが、これも不安になっていることをママに伝えているのです。
思い通りにならない
自我が芽生え始める頃になると、自分の思い通りに動けなかったり、自分の気持ちをわかってもらえず奇声を発することがあります。
かまってほしい
赤ちゃんは寂しがり屋さんです。だれにもかまってもらえないと、自分のことをみてほしいという気持ちを奇声にしてあらわすことがあります。
眠いだけ
黄昏泣きと言うのをご存知ですか?いろんな説がありますが、きっと赤ちゃんも疲れているのでそれに気付いてもらいたくて奇声を発生することがあります。疲れていても寝付けないことって大人にもありますよね。疲れすぎてイライラしてしまったり、それと同じようなものなのかもしれませんね。
奇声を発した時の対処法
先にご紹介させていただきました原因に対しての対処法をご紹介させていただきます。
・不快感を訴えているなら「おむつ気持ち悪かったんだ」「きれいにしようね」「おなかすいたんだ」「おっぱいしようね」などと優しく言葉をかけてあげながら対処してあげましょう。
・自分の声が楽しく奇声を発しているなら、ママやパパも一緒に赤ちゃんの奇声をまねて返してあげてください。「楽しいね」「上手だね」といっぱいほめてあげましょう。ただし、出先で公共の場などで奇声を発し始めたら、「しずかにしようね」といいながら、気を他にそらす為に、おもちゃを出したり、絵本を見せたりしてあげましょう。赤ちゃんの時はわかりませんが、少しずつ「ここでは静かに」ということを言い聞かせていれば、成長とともに対応できるようになってきます。
・赤ちゃんが不安な気持ちになっている時は、抱っこして「大丈夫だよ」と優しく声をかけて上げましょう。抱っこしながら、しっかりと赤ちゃんを見つめてあげてください。ママがそばにいて温もりを感じられると、赤ちゃんも安心します。
・思い通りにならなくて奇声を発している時、ついつい叱ってしまいがちですが、そんなことをすると逆効果でさらに大声で奇声を発する傾向があります。まずはママが小さな声で子供の近くで「静かにしようね」と言ってあげしょう。また、お出かけする前に今日行くところでは静かにしておかないといけない所だということを伝えておいてあげましょう。
・かまってほしくて奇声を発している時は、すぐに行けないなら「ちょっとだけまってて」「すぐいくね」などと声をかけてママがそばにいることを教えてあげましょう。そして、20~30分、しっかりと相手をしてあげましょう。その後、やることがあるなら、赤ちゃんにもきちんと伝えてあげてからにしましょう。
・黄昏泣きは、夕方に起こります。昼寝をしっかりとさせてあげれば、比較的夕がたもご機嫌で過ごしてくれる傾向があります。生活サイクルが整えば、黄昏泣きも治まってきます。
病気の可能性は?
赤ちゃんの奇声は成長とともにおさまってくるものです。ですが、いつまでもその奇声が続いているようなら、自閉症や発達障害や知的障害などの障害が原因であることもあります。
ます、赤ちゃんの奇声がいつまで続くのかということを目安にします。赤ちゃんの奇声は一般的には2~3歳頃まで続くといわれています。これらの障害があるとハッキリとわかるのは3歳頃になります。専門医師でもなかなか診断をつけにくいとされています。
奇声を発し始めたからと言ってすぐに障害を疑うのはいけません。奇声は赤ちゃんの成長の証の一つでもあるのです。
とにかく、成長の度合いを見ながら、様子をみてあげてください。いつまでも奇声がおさまらずに、ママも不安が大きいようであれば、専門医に診てもらうことをおすすめします。それで問題なければ、ママの不安も解消されますし、もし、何らかの障害が疑われるなら、これからの対処法を考え対策を練ることができます。
ママが不安になると、その不安は確実に赤ちゃんに伝わります。それが赤ちゃんを不安にさせて奇声を発することも十分考えられますので、一人で悩まないようにしてくださいね。