改名は意外にたいへん！男の子と女の子のキラキラネームランキング

キラキラネームという言葉が、大分定着してきました。

キラキラネームとは、別名ＤＱＮネーム（ドキュンネーム）とも呼ばれます。漢字に普通に読めないようなふりがなを振ったり、外国の名前やアニメなどのキャラクター名に漢字を当てはめたような名前です。いずれにしても名前は、親から子供への一番最初の贈り物といわれるほどで一生付き合っていくものです。

キラキラネームランキングと後悔する場合、改名の手順などもお伝えしていきます。

 

キラキラネームランキング

2016年上半期のキラキラネームランキングが発表されました。（参考資料　無料赤ちゃん名づけ）ランキングサイトの一覧より抜粋しました。時代を反映するような、毎年少しずつ違うランキングを早速見てみましょう。

女の子編

女の子の名前の1位は「碧空」と書いて「みらん」ちゃん。実は男の子の1位と同じで「あとむ」くんなどとも振り仮名を振るそうです。

2位は「星凛」ちゃん、星がキラキラ輝く様子をイメージさせるような名前で「きらり、あかり」と読むようです。

3位は「妃」という一文字で「ひな、きらり」などと読まれるようです。妃は、辞書では天皇および皇族の配偶者とあります。美しいイメージを連想させます。

4位は「美音」ちゃん。「りずむ」「メロディ」と音楽を連想させる振り仮名がついています。

5位は「希星」ちゃん。「きてぃ」「きらら」などと読みます。英語でキティは猫のことなので、可愛さをイメージしているのでしょう。

男の子編

男の子編の堂々1位は、女の子と一緒で「碧空」。「あとむ」くんなどと読むそうですが、雄大な青空のような子になって欲しいという願いからなのでしょうか。

2位は、「奏夢」で「りずむ」くん。夢を奏でる子、とても想像性豊かな感じをイメージさせます。

3位は、「輝星」と書いて「べが」くん、「だいや」くんなどと読みます。

4位は、「陽空」くんで「はるく」「ひだか」などと読みます。

5位は「心人」で「はーと」くん、「あいと」くんです。強さをイメージする名前よりも、おおらかさや優しさをイメージさせるような漢字が多いように見受けられます。

2016年キラキラネームの傾向とびっくりネーム

2016年上半期は、「空」と「音」を連想させるような漢字やよみがなが上位をしめています。

女の子は、美しさ、可愛さと優しさ、男の子はキリッとしているよりも優しさの方が重視されています。名前をつける親が感じている世相なのかもしれません。

また一部では、「黄熊」と書いて「ぷぅ」や「光宙」と書いて「ぴかちゅう」という名前もあるようです。唯一無二の珍しい名前が希望なのかもしれません。

なぜ後になって後悔するのか

名前は、「出生届け」の提出によって確定します。出生届けは、出生後14日以内に提出することになっていて子供の名前を楷書でよみがなを振って提出する決まりになっています。使用できる漢字は、常用漢字と人名用漢字で他にはひらがな、カタカナを使った名前をつけることも出来ます。

様々な思いを込めてつける子供の名前ですが、最近は子供につけた名前を後悔する親が増えているといいます。

「ハイ」になってしまう

妊娠中のホルモンのバランスなどでハイになってしまう「マタニティハイ」や赤ちゃんが生まれたことをすごく喜んで両親がいつも以上にハイになってしまう「出産ハイ」などがあるといわれます。「ハイ」になった状態で名前をつけてしまうとあとで冷静になったときに後悔するケースが後を立ちません。

どんな時に後悔するのか

代表的に後悔すると言われるのが「お受験」のときです。普通に読めなかったり、変わっている名前だと敬遠されることが多かったり、親が変わっていると思われやすいという難点があるからです。

また人に名前を呼ばれるときに正しい名前で呼んでもらえなかったり、珍しい名前だと名前の由来をたくさんの人からしつこく聞かれることもあり、子供本人が嫌気がさしてしまうこともあります。

就職試験の面接時にも名前のことをしつこくきかれたなどと、嫌な思いをすることもあるようです。

後悔先に立たず

親から子供へ贈る最初の贈り物である「名前」ですが、一生懸命考えてつけた名前でも、子供に拒否されたり、子供が嫌な思いをするときほど悲しいことはありません。いじめを助長させるような意味合いになってしまっていればなおさらです。

候補や意味をいくつか考えたら、親や親族などに相談して客観的に考えてもらうことも必要なのかもしれません。

改名するにはどうすればよいのか

名前の改名は、簡単なことではありません。15歳以上なら自分で申し立てが出来ますが、15歳未満の場合は法定代理人（親権者など）が「家庭裁判所」に申し立てをします。

必要書類は、戸籍謄本、手数料、郵送料などとして、収入印紙と切手が必要になります。

そして、一番肝心なのが名前の変更を希望する「正当な事由」です。申し立てが全て認められるわけではなく、それでも子供のためと親が努力しても、改名を希望する理由が認められなければ改名は出来ません。

一度、決定したなら簡単に変更は出来ないものと考えて、冷静に慎重に考える必要があります。子供をもつ親なら、子供の名前には必ず願いを込めてつけていると思います。名前に込めた願いで子供が苦しまないようにも、素敵な名前をつけてあげたいです。