手足口病の発疹が出始めて完全に消えるまでの期間と完治まで

手足口病の症状の中で代表的な発疹。口や手、足等様々な体の部位にできるのが特徴で、発疹には痛みを伴いますから口の中にできたから痛くて食べ物が通らない。など生活にも支障をきたします。さらに見た目の問題もあり症状が出てきたら痕になるのではと気になりますよね。この発疹には感染力がありますので感染している方、または周りに感染している人がいる方は予防をしなければいけません。

残念ながら手足口病は現在有効な治療方法や薬はありませんので、予防する他にも、感染したり、家族が感染している方は感染させる期間等を知ることで適切な対応ができるようにする必要があります。

 

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手足口病の発疹が出始めて、完全に消えるまでの期間は?

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発疹は個人差があり、症状が軽い人や全身に出る等重い症状の人もいますので、治るまでの期間は人によります。一般的には発熱から少しずつ発疹が広がるまで3日ほどかかり、4日目あたりから湿疹は茶色くなってきます。そしてかさぶたになり完全に消えるまでは発症してから約10日間かかります。

発疹は3日目あたりから発疹に痒みを伴う事が多いですが、我慢して掻き毟らないよう心掛けると発疹も綺麗に早く消えていき、早い人では約7日で発疹が消える人もいます。近年では大人が感染する例も増えてきています。大人が感染すると子供と比べて発疹がひどくなる事がある様で、約1カ月発疹がある人もいます。

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発疹が完全に消えたら、手足口病は完治?

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発疹が完全に消えたら完治かというと、かかった年齢により考え方が違います。大人や5歳以上の幼児だと食欲も元気も普段通りになった場合はほぼ完治と言えます。発疹が完全に消えた場合は普段通りの生活をしてもよいでしょう。しかし完全に完治したとは言えません。手足口病の原因となるウイルスはまだ体内に残っています。このウイルスが残っている期間は発症から約1カ月間とされていますので、発疹が消えても約2週間はウイルスを保持していると考えてください。

しかし手足口病はウイルス性感染症で、ウイルスの型もいくつか存在しています。完治してもまた再発する可能性がありますので、また発疹が出た場合は再発している可能性があります。

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発疹が終わると、感染の可能性は?外で遊ばせるのはOK?

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ウイルスはしばらく体内に残るとお話ししましたが、この残っているウイルスで他の人に感染させてしまう可能性があります。ウイルスはしばらくの間鼻水や便などの排泄物にいますので、オムツをしている乳幼児の家族や保育園の先生は排泄物の世話をする事によりウイルスが口に入ってしまい感染してしまう。というケースもあります。

しかし最も感染させやすい時期は潜伏期間から発疹が治まるまでですので、発疹が治まり熱もなく水分や食事を取れる様なら感染力も強くありませんので外で遊ばせる等普段の生活に戻っても大丈夫です。

発疹が完全に消えるまでは、幼稚園や保育園に行かせられないの?

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ウイルス性感染症であるにも関わらず、手足口病は幼稚園や保育園に行かせてはならないという規定はありません。何故なら手足口病は感染から症状が治まってもしばらくの間感染の可能性がありますので、流行を阻止する事は難しいと判断されたからです。従って施設によってそれぞれ行かせられるかどうか決まっています。ただ発疹は消えるまでにだいぶ時間がかかります。

登園拒否の場合、働いているお母さん方は発疹が完全に無くなるまで待っていられないと思われますので、一度保育園にどのくらいの症状なら通わせてよいか等確認をしておきましょう。中には熱もなく食事がしっかりでき、発疹が乾いていたら登園しても大丈夫という所もあります。とはいってもやはり発疹が乾いて感染力が弱まったからといって発疹が消えない間は周囲の目も気になる所ではありますので、気持ち的にも発疹が完全に消えるのを待つという方もいるようです。

 

その他、手足口病ついて症状や対処法を以下に詳しくまとめていますので、ぜひご覧ください。

→【手足口病の正しい感染予防と適切な治療法、保育園への対処

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