七夕の織姫と彦星の星座に隠された伝説!話を紐解いた1つの謎

七夕の織姫と彦星の切なくもロマンチックな伝説をご存じの方は多いのではないでしょうか。しかしそれは誤解であって、真実のお話はちょっと異なっているかもしれません。ここでは織姫と彦星の本当のお話をご紹介しましょう。

 

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織姫と彦星の伝説はいつからあるの?

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1年に1度の7月7日、離れ離れになっていた織姫と彦星が会えるという伝説が形成するまでは、長い歴史がありました。元々中国で生まれた言い伝えですが、南北朝時代になると七夕伝説が次第に形成されていきます。3世紀初頭に7月7日に二人が再会できるお話ができ始め、6世紀に書かれた書物に現在のお話にまとまったようです。

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織姫と彦星の本当の伝説とは?二人が兄妹ってほんと?

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織姫と彦星の本当の伝説はご存じですか?恋人同士の織姫と彦星が引き離されて、1年に1度だけの7月7日に会うことが許されているロマンチックなお話と捉えている方が多いのではないでしょうか。近年では7月7日は「恋人の日」という風潮もあるくらいです。しかし愛し合っている恋人が引き裂かれてしまった悲恋のお話でありません。日本ではちょっと誤解が生じて広まってしまったようです。

本当の伝説はこうです。遥か昔のこと、天の川を挟んで織姫という女性と彦星という男性が暮らしていました。織姫は天の帝のそれはそれは美しい娘で、毎日機を織って働いていました。そして彦星の方は牛を飼って農耕に励む働き者でした。天の帝は年頃になった娘にいい人を見つけてあげたいと思い、働き者の彦星を引き合わせました。すると天の帝の希望通り、二人は一目見ただけで惹かれ合いやがて結婚して晴れて夫婦となりました。

ただここまでは良かったのですが、誤算があったようです。二人は仲が良すぎて遊んでばかり、まったく働かなくなってしまったのです。人々の着物はボロボロになり、牛たちは病気になってしまいました。これに激怒した天の帝は天の川を挟んで離れて暮らすように命じました。それからというもの織姫が泣いて暮らしているのを可哀想に思った天の帝は「真面目に働くのなら」と1年に1度の7月7日の夜、会うのを許しました。しかし雨が降ってしまうと天の川が増水し渡れなくなってしまいます。そのような時は何処からともなく、かささぎが二人の橋渡しとなってくれるのです。

これが織姫と彦星の本当の伝説です。最近ではこの伝説を誤解して覚えている方が多く、8割弱が「恋人同士の物語」と認識しているようです。中には兄妹と思っている方もいるようです。実際には二人が怠け者になってしまったので、別れさせられてしまった「夫婦」のお話でした。中国で生まれた伝説が日本に渡って、時代の流れと共に解釈が変わるというのは面白いものです。

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織姫と彦星は実在した?

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七夕の夜、1年に1度だけ会えるという伝説の主人公、織姫と彦星は実在したモデルはいたのでしょうか?この伝説は中国で生まれたものですが、残念ながら実在のモデルとなった人はいません。しかし織姫と彦星を表す星は実際に存在します。織姫星は琴座のベガで、彦星は鷲座のアルタイルとい名前があります。この2つの星は天の川を挟んで向かい合っています。

そして織姫星は機織りや裁縫の仕事を、彦星は農業の仕事を司る星とされています。7月7日の夜、このベガとアルタイルが1年で1番光り輝くとされており、後に織姫と彦星が巡り合う物語として生まれたのでしょう。ただこの2つの星は15光年離れており、光の速さでも15年かかる程の距離です。

実際は7月7日に最も近づくというわけではなく、織姫と彦星の再会は難しいかもしれません。そこで昔の人たちはたらいに水を入れて、水面に映った2つの星がかき混ぜることで近づけていたそうです。昔の人はそうやって想いを馳せていたのでしょう。

 

また、七夕に関する歴史的な由来や各地で行なわれる最新のイベント情報については、こちらに詳しくまとめていますのでぜひご参考ください。

→【七夕にまつわる様々な由来と、全国で開催されるイベント情報

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