出産の内祝いの相場【まとめ】現金と物でもらった場合の違い
出産後のお宮参りの頃にしなければいけないのが内祝いです。無事赤ちゃんを出産したお祝いを下さった方々に感謝の気持ちをこめて贈る内祝いですが、どの程度の物をお返しすべきなのか迷ってしまいますよね。また、初めての出産で慣れない育児を家事の両立の中で準備しなければいけないので、ママにとってはかなり大変な作業となります。
相手に失礼がないように、出産の内祝いの相場事情や、もらった物が現金か物かなどでの内祝いの仕方や相場、地域によって違いがあるのかどうかなどをまとめました。
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出産の内祝いの相場はどれくらいなの?
出産祝いの感謝の気持ちを伝える内祝いですが、現在の一般的な相場としては、出産祝いの額の半額又は3分の1程度となっています。金額の場合だと計算しやすいので内祝いの品物もすぐに決められるのですが、物をお祝いにいただいた場合は、その商品代金の半額又は3分の1となるとで、商品の代金を調べたり、わからない場合はおおよその目安を付ける必要があります。
最近はネットで「出産祝い 商品」などと検索するとたくさんの商品がでてきて、だいたいの商品の値段は調べられるようになっていますので参考にしてみてください。アマゾンや楽天で同様の商品を検索すると、だいたい出てきますので、値段が簡単にわかります。
友人や同僚への内祝い
出産祝いを友人や会社の同僚から連名で頂いた分の内祝いの品物を頂いた場合は、商品の代金を人数で割って、相当額で内祝いをするといいでしょう。
また、注意しておいてほしいのが、目上の方への内祝いです。多額のお祝いをいただいた方に対しては、高額のお返しをするのは逆に失礼にあたりますので、内祝いを選ぶ際は忘れないようにしてください。
親しい間柄では内祝いをしない習慣も
最近では、親しい同年代の友人同士での出産祝いに対しての内祝いは、事前に「内祝いはいらないからね」という優しい声掛けをしてくれることが多いようです。その場合はお礼状や手紙などで感謝の気持ちを伝えるのがいいでしょう。気軽なお祝いとして花束などをいただいた相手に対しては、1000円程度のミニタオルセットなどと、お礼状やカード「を添えるとよいでしょう。
物でもらった場合と現金でもらった場合の内祝いの相場
出産祝いは、現金や商品券、品物と人それぞれ分かれますが、内祝いの相場はどれをいただいた場合でも同じで、もらった金額や商品代金の半額又は3分の1が相場とされています。頂いたもの以上のお返しは、かえって相手に失礼になったりもしますので、相手にも気を使わせない程度の物を選ぶようにしましょう。
出産祝いを現金でいただいた場合、内祝いは品物を選ぶよりも商品券にした方が無難です。品物でいただいた場合は、その商品おおよその代金の見当をつけてお返しするようにしましょう。人気がある内祝いの品物としてはむかしからある定番のタオル類や選択洗剤など詰め合わせ、最近ではアロマセットなども人気があるようです。
地域にによって内祝いの相場は違うの?
出産の内祝いの本来の意味や、無事に赤ちゃんが生まれてきたことの喜びのおすそわけのような意味合いがあり、親戚や親しい友人、近所の方へ配るものでした。ですが現在は、出産祝いをくださった方へのお返しに内祝いを贈るという意味合いになってしまっています。この内祝い、地域によってはお返しをする風習がないところや、ご近所の方にお菓子を配るという地域もあるようですが、関東と関西を比較してみると、金額的な相場にも大きな違いはありません。ただ、若干関西の方が金額をはずむ人が多いそうです。
関西での「おため返し」
関西や近畿地方には「おため返し」という風習があります。出産祝いでいただいた金額の一割と「お試紙」とよばれる紙に包んでその場でお返しするというもので、お車代的な意味合いがあるそうです。これにプラス内祝いを贈る形になっているようですが、今の若い世代にはあまり馴染みのないことのようで、知らない人の方が多いようです。
出産祝いの内祝いの相場は、相手に気を使わせないためのものでもありますので、過剰なお返しはかえって相手に気を使わせてしまったり、失礼にあたりますので、感謝の気持ちを相手に気を使わせない形で伝えるようにしましょう。