即効性のある鼻水を止める方法はどれ?市販薬かツボ、食べ物
鼻水が止まらないと、鼻をかみ過ぎて皮膚が赤くなり痛くなってきた、鼻がずっとつまっていて息苦しい、などでつらく感じます。そんなときに鼻水を止める方法を知っていれば、少し楽になれます。
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鼻水が出る原因と対処法
鼻水が出る原因は、寒さ、風邪、花粉症などのアレルギーが主に考えられます。それぞれの原因別に、市販薬で止められる方法を紹介します。
寒さが原因のとき
人が鼻から息を吸い込むときに、空気が冷たい場合、そのまま肺に取り込めません。鼻で温めてから取り込もうとします。鼻の粘膜は、空気を温めるために血流量を増やし、鼻の中を温かくします。
それによってそこを通る空気も温められます。同時に、鼻水を分泌している腺も活性化されてしまい、鼻水が出ます。ラーメンを食べていると鼻水が出るのは、その逆で、空気を冷やして取り込もうとする顕れです。
寒さが原因の場合は、マスクをすると直接冷たい空気が鼻に入ることはないので、マスクを忘れないようにしましょう。
風邪が原因のとき
ウィルスや細菌が鼻から入ると、鼻の粘膜でそれをとらえて流しだそうとします。そのため、鼻水が出ます。
風邪の鼻水は、症状が進むにつれ、だんだんと粘り気や色がついていきます。黄色くなり、緑色になることもあります。風邪の鼻水は、とにかく外に出すために、鼻をかむことが大切です。
市販薬を服用する人も多いですが、風邪薬で鼻水に効くものを選ぶようにします。
風邪の引き始めで、鼻がむずむずしてくしゃみがでるようなときは、葛根湯がお勧めです。食前、食間に飲む薬です。食事の30分くらい前か、食後から2時間を目安に飲みます。
あまり胃腸が丈夫ではない、発汗している、という人は桂枝湯がおすすめです。また、粘り気の少ない鼻水やくしゃみには、小青竜湯が効きます。小青竜湯は桂枝湯とは違い、体力がまだある人に効きます。これらの薬も、食前、食感に服用するようにします。
また、ルルアタックEXは、くしゃみ、鼻水、鼻づまりに効きます。15歳から、大人用の風邪薬です。抗ヒスタミン剤が入っており、鼻水を止める働きがありますが、眠気も誘うので、運転などの前には飲まないようにします。
新ルルゴールドSは7歳以上からです。抗ヒスタミン剤の他に、ベラドンナ総アルカロイドが入っており、副交感神経の働きを抑えてくれます。これによって、鼻水が出るのを抑えます。
アレルギーが原因のとき
アレルギーの場合は、花粉やホコリなどの異物が鼻から入ろうとしたとき、一度覚えて出来た免疫システムが働き過ぎて、鼻水を大量に出してしまいます。
薬で症状を和らげるには、先ほど風邪薬でも紹介した小青竜湯が効きます。
また、アレルギー性鼻炎の薬を服用すると、これまでは眠気をもよおしたり、口が乾いたりしていましたが、アレグラFXはそうした副作用のない薬です。15歳以上が服用でき、錠剤タイプです。
病院で処方されるアレグラ錠は、じんましんやアトピーなどの皮膚の疾患にも処方されますが、アレグラFXはアレルギー性鼻炎のみに特化されています。
子供でも服用できるアレルギー性鼻炎の市販薬は、パブロン鼻炎カプセルSα小児用、キッズバファリン鼻炎シロップSがあります。
パブロン鼻炎カプセルSαは、7歳から14歳までが服用できます。カプセル状なので効き目が持続しやすく、一日2回の服用で済みます。塩酸プソイドエフェドリンが、血管の収縮作用があり、鼻の炎症を抑えます。
キッズバファリン鼻炎シロップは、3ヵ月~11歳未満の子どもの服用できます。クロルフェニラミンマレイン酸塩がヒスタミンの働きを抑え、dl-メチルエフェドリン塩酸塩が交感神経を活性化させることで、鼻水を止めます。どちらも眠気をもよおすので、飲むタイミングに注意が必要です。
アレルギー性鼻炎に効く食べ物
風邪やアレルギー性鼻炎の市販薬を見てきましたが、アレルギー性鼻炎は長く症状が現れることが多く、薬にばかり頼っていては対処療法のみとなり、根本的な体質改善にはつながりません。
花粉やほこりなど、異物に対して過剰反応を示さないような体を日ごろから気を付けて食べておきたいヨーグルトを紹介します。
腸内環境が悪いと、アレルギーを起こしやすくなります。そのため、ヨーグルトを摂る習慣を身に着けておくとよいです。砂糖を入れると、それを分解するためにビタミンやミネラルを多く消費してしまいます。
また、白砂糖の成分であるショ糖は、悪玉菌やウィルスのエサとなってしまうので、アレルギーをさらに悪化させてしまいます。ヨーグルトに果物を入れて、おいしく毎日食べられるとよいです。
はちみつはグルコース(ブドウ糖)やフルクトース(果糖)で甘みを出すので、かけるのに適していますが、1歳未満の乳児は食べられませんので、注意が必要です。
黒砂糖は、白砂糖を作る前の状態で、糖蜜を含んでいます。糖蜜の中には様々な栄養があります。カリウムなどのミネラル、腸内環境を整えてくれるラフィノース、鉄分などを含んでおり、おすすめです。
また、ヨーグルトの中でも、L-92乳酸菌は鼻炎によいです。また、L-55株やビフィズス菌やBB536乳酸菌は花粉症を抑える効果があります。症状が出ていないときも継続して食べ続けることで、体質改善が可能になります。
鼻水を止めるツボ
薬に頼らない対処療法として、ツボを押すのも効果があります。何もなくても出来るので、試しやすいです。
迎香
小鼻の脇にあるくぼみを、やや強めに4、5回押します。
鼻通
小鼻の少し上にあり、骨が高くなった頂点の下にあるツボです。上下にゆっくりさすり、ツボのところでやや力を入れます。
清明
眉の始まりの下あたり、目の周りの骨の淵にあるツボを押します。疲れ目のツボでもあります。
崑崙(こんろん)
くるぶし外側のへこんだところにあるツボです。長く強めに押します。不快な方の鼻の側から押していきます。