巨大なみみくそは耳鼻科がおすすめ?赤ちゃんや子供の取れない耳垢の簡単な取り方

赤ちゃんの耳垢が気になったときの受診科、耳垢の色で考えられること、子供の耳垢が気になったときに使用できるおすすめの耳かきなどをご紹介します。

 

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耳垢がやっかいな場合

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ある日突然、赤ちゃんの耳の臭いに気がついたり、気がついたら耳の穴が耳垢で埋まっていたなんてことが実際にあります。出産後に病院の沐浴指導で体を拭いた後に、毎日めん棒で耳の穴の周りを拭くように指導されます。そうしていても、ある日突然耳垢を発見することがあります。耳垢には、黄色、茶色っぽい、赤っぽいなど特徴があります。

巨大だったり、鼓膜に近いときはどうしよう

耳の中を覗くと巨大な耳垢を発見することがあります。耳は聞こえているのか、などと心配になり取ろうとして押し込んでしまうというケースもあります。また、鼓膜に近い耳垢の場合、無理にとろうとして鼓膜を傷つけてしまう可能性もあります。

赤ちゃんの皮膚は、大人よりもかなり薄いために少しの摩擦でも傷つきます。耳垢が巨大な場合は、ベビーオイルをめん棒に湿らせて吸着してとることを試してみてください。

それでも難しい場合は、耳垢水という方法があります。耳垢水は市販されていないので、耳鼻科で処方してもらい目薬のように液体を数滴耳の中に入れて柔らかく取り出しやすくしていきます。後日、耳鼻科を再受診した際に簡単にとってもらえます。

耳垢が黄色い

赤ちゃんの耳垢はほとんどの場合、粘度があり湿っています。赤ちゃんは仰向けに寝ていることが多いです。そのために汗や涙、よだれなどが耳に入ってしまう場合があります。その水分とほこり、ごみなどが一緒になって耳垢になっています。また母乳やミルクを飲む姿勢も口からあふれたときに耳に入りそうな角度になっています。気をつけてみてあげましょう。黄色からクリーム色っぽい色は、特に問題のない通常の色です。

耳垢が茶色っぽい(黒っぽい)

耳垢が茶色っぽい、黒っぽい場合は、おなかの中にいたときの羊水が耳の中に残っていて乾燥したということが考えられます。はじめて大きな耳垢がとれた時に気づくことが多いでしょう。こちらも特に心配ありません。

耳垢が赤っぽい、または鼻水みたいな状態

耳垢が赤っぽい色の場合、耳の中を傷つけて出血している可能性があります。耳かきのしすぎかもしれません。不安な場合は、耳鼻科に相談しましょう。

また、突然緑色などの鼻水のような耳垂れに気づくことがあります。突然泣き出したり、耳を引っ張るような動作をする場合もあります。

これは、中耳炎や外耳炎が考えられます。突然ひどく泣き出すのは鼓膜が破れたときの痛みで泣いているのかもしれません。鼻水のような膿が耳の中にたまり、鼓膜を破って外に出てきたのが耳垂れの正体です。すぐに耳鼻科を受診しましょう。

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おすすめの耳かき

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おすすめの耳かきは、耳かきの売り上げランキングなどでも1位を獲得している、振動と吸引で耳垢をとる小さな機械です。デオクロスアイイヤーという名前の商品です。痛みも感じずに取れるので怖くないです。ですが、赤ちゃんの耳垢はほとんどが湿っているために、子供や大人のかさかさした乾燥している耳垢よりもとれにくいかもしれません。少し大きくなって、耳垢が乾燥したら使用するチャンスです。

他には、耳鼻科でも使用されている耳の中をみる耳鏡と耳用ピンセットのセットも人気があり、おすすめです。耳鏡をいれてピンセットで耳垢をとるため、直接耳に触れたり痛みを感じることがありません。

変り種として粘着型めん棒のペタ綿棒も市販されています。粘着力で耳垢を掃除するので、擦り取るということがあまりありません。こちらも痛みを感じにくいでしょう。耳垢を取る=(イコール)痛いと印象がつかないようにしてあげると、耳かきをしてあげやすいです。

いつ耳かきをすれば簡単か

大量の耳垢が見られない限り、お風呂上りにめん棒で耳の穴の周りをふいてあげる程度で大丈夫です。赤ちゃんの外耳は大人より短く、まっすぐなために奥までめん棒が入らないように注意が必要です。

また、お昼寝しているときにも簡単に取ってあげられるタイミングですね。出来れば起こしたくないので優しくとってあげると良いでしょう。

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耳鼻科で取ってもらうという方法

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突然大きな耳垢を見つけた場合、とってあげたいけど不安な場合は、是非耳鼻科を受診しましょう。生後2~3ヶ月の赤ちゃんの場合も耳鼻科で大丈夫です。不安な場合は、事前に電話などで確認するとよいでしょう。

耳鼻科ではどのように耳垢をとるのでしょうか。多くの場合、安全性を考えてベッドにぐるぐる巻きにされて、頭を押さえて固定されたり、看護師数名で手足、頭を押さえて動かないようにするなど、いずれも動くことの危険性を排除するために動けないようにして診察、耳垢を取り出します。

マイクロスコープなどで耳の中をモニターに映しながら作業することが多いので、子供の耳の中をみることができます。固定されての診察になるので、赤ちゃんは当然のことながら泣きますし、子供も耳鼻科=痛みと印象づくこともあります。耳鼻科と痛みが結びついてしまうと、のちのち連れていくのが大変になりますが、心配なときは耳鼻科での受診をおすすめします。

 

耳垢は水分とほこり、ごみなどが混ざって出来たものということを忘れずに、気をつけて涙、よだれ、ミルクなどを拭いてあげたいです。

また、耳垢があることで耳の中の乾燥を防いだり、虫などが侵入するのを防ぐことが出来るという利点もあります。デメリットばかりの耳垢ではないのです。沐浴、入浴後に耳の入り口をふくことを忘れずに、それでも不安な耳垢や臭いがみられたら、耳鼻科を受診してください。

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