子供がとびひになった!プールに入れるのはいつから?
とびひは菌が火事の飛び火のように広がっていく皮膚の病気です。水ぶくれができ、それが潰れることで菌が飛びっちっていく厄介な皮膚病なのです。とても感染力が強く、周囲に移らないよう気を付けなければなりません。とびひになったら通園してもよいのか、またプールに入ってはいけないのかといった疑問を探ってみましょう。
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子供がとびひになったら、通園してもいいの?
子供が感染症などにかかったときに、学校保健安全法に基づいて種類や状況に応じて出席停止や学校閉鎖の措置を取るように決められています。それによると「とびひ」は出席停止にしなければならないとはなっていません。
ただし流行具合によって出席停止の措置を取る場合もあり、それは園の対処の判断に任されています。ですからとびひと診断されたら、学校や園にどのような対処を取ればいいのかを確認する必要があります。医師から感染の恐れがないかを聞いてOKをもらったら、その旨を伝えると判断がしやすいでしょう。
もし出席してもよいとの判断があった場合、患部にガーゼを覆って登園するように指示されることが多いようです。ガーゼが菌の飛び散りを防ぐことができます。
プールに入れるのはいつから?お風呂は?
プールに入れるかどうかは、園の判断に任されているところでもあります。プールの塩素が消毒となって、周りに感染しにくいといった説もありますが、患部を触った手やタオル、衣服を介して感染してしまう可能性があるので注意が必要です。通常発症してから3日間が一番感染力が強く、その期間はプールは控えるべきでしょう。また肌が弱っている状態でもあるので、プールの水が刺激となり悪化してしまうこともあります。
患部の状態で自己判断することは難しいので、医師からプールOKをもらってからの方がいいでしょう。さらにお風呂の場合も最低でも3日間は湯船につかることは厳禁です。しかし患部を清潔にしておくことは重要なので、シャワーを浴びて患部を清潔に保つようにします。患部をこすらないよう、シャワーで洗い流す程度にとどめておきましょう。
とびひの感染力がなくなるのはいつから?かさぶたになったら大丈夫?
とびひを早い段階で治療すれば2、3日で急速に治ることもあります。適切な処置と清潔を心がければ、5日程度でほぼ感染力はなくなるでしょう。これも医師に判断してもらうのが確実です。かさぶたになったら感染力はなくなるのかという疑問ですが、これは少し誤解をしている人もいるかもしれません。かさぶたは傷が出来て、治ってきた段階でできることが多いでしょう。
しかし、とびひによるかさぶたはちょっと違います。とびひの初期症状で水ぶくれとかさぶたが挙げられます。「初期症状でかさぶた?」と不思議に思われた人もいるでしょう。通常のかさぶたとは見た目も違って、中身に膿が溜まっているような腫れとただれを生じ皮膚が厚くなっていきます。見た目で普通のかさぶたとはまったく違うので、よく観察してみましょう。
かさぶたから始まった場合は、重症化すると発熱やリンパ節が腫れたり喉の痛みなど、まるで風邪のような症状が見られるようになります。ですからかさぶたができてるからもう安心とはならないので、気を付けましょう。
登園やプールに入るために診断書は必要か?
園によって登園してもよいのか、またプールに入ってもいいのかについて、診断書が必要になる場合もあります。それも園の基準なので確認が必要です。診断書を書いてもらうとなるとお金がかかりますので、あらかじめ聞いておくと焦らずに対処できます。
その他、とびひに関する適切な対処法や治療法については、こちらに詳しくまとめていますのでぜひご参考ください。