子供がとびひになったときに早く治す治療法と正しい家庭のケア

子供がとびひになったら、痒そうで早く治してあげたいと思うことでしょう。とびひは子供がなりやすい皮膚病の1つです。病院での治療もそうですが、家庭でのケアも重要です。ここではとびひになったときの、病院での治療法と家庭での対策についてご紹介していきます。

 

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とびひとはどんな皮膚病?

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とびひは小さな傷などから細菌が感染して、痒みを伴う水ぶくれができる皮膚病です。水ぶくれは掻いてしまうと潰れやすく、中から出てきた細菌を含んだ汁が飛び散り全身に火事の飛び火のように広がっていく厄介なものなんです。自分だけでなく、周りに感染することもあるのでなるべく早く治したい皮膚病です。

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とびひの治療法とは?

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とびひの治療は家庭のみで治すことはなかなか難しいので、まずは病院を受診します。病院では細菌を撃退するために抗生剤や痒みを抑える抗ヒスタミン薬を服用し、抗菌作用のある塗り薬を使います。

また水ぶくれの汁が飛び散らないようガーゼで保護し、掻きむしらないように注意します。3、4日様子を見て症状が改善しないようなら、抗生剤が効かない耐性菌の可能性があります。そのような場合は薬の種類を変えて、さらに様子を見ます。

たとえ良くなったとしても、自己判断で勝手に薬を止めてしまうと耐性菌を作ってしまったり再発の恐れがあります。医師の指示通りに最後まで薬を服用することが重要です。

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家庭でのケアはどうすればいい?

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塗り薬を塗る前に石鹸の泡で軽く洗い流し、水気を優しく拭き取って清潔にした状態にします。その時水ぶくれを潰さないよう注意しましょう。また薬の塗り方やガーゼの使い方にもコツがあります。病院によって家庭でのケア方法の指示に差があることがあり、親としては困ってしまうのです。ガーゼにたっぷり塗り薬を付けたものを患部にあて、包帯でぐるぐる巻きにするようにと指示される病院があります。

また患部に薄く塗り薬を塗って、その上から軽くガーゼで覆って保護をするように指示される病院もあります。前者のケアですと治るまでに1ヶ月位かかったケースもありますが、後者のケアなら5日~1週間程度で完治することもあるようです。

薬の量も多く塗ればいいという訳ではなく、またガーゼの上から包帯でぐるぐる巻きにしてしまうと通気性が悪くなってしまいます。とびひの患部は乾燥させる必要があるので、風通しがよい状態がいいのです。

とびひの対策とは?

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①掻かないようにする。

とびひは強い痒みを伴いますが、掻いてしまうと潰れやすく感染が拡大してしまいます。小さな子供ですと、どうしてもガーゼが気になって取ってしまうかもしれません。直接ガーゼ部分が出ないよう長袖やズボンで触らないように予防し、クーラーなどで室温を調節しましょう。触ってしまった場合はすぐに手を洗うことも大切です。

②タオルは使い回さない。

とびひの治療中は1度使ったタオルは、菌が付いている可能性があるので使い回さないことが重要です。また念のため洗濯物も分けて洗い、熱湯や日光殺菌をした方がいいでしょう。

③鼻を触らないようにする。

鼻の穴の周辺にはとびひの原因菌である黄色ブドウ球菌などが付着しています。菌が付いた手で傷に触ると、とびひを拡大したり悪化させてしまうことも。鼻を触ってしまった場合には手を洗うように気を付けましょう。

④登園するときは患部をガーゼで覆う。

とびひは周囲にも感染する皮膚病ですが、患部をガーゼで覆って保護していれば登園してもよいと言われています。ただし発熱や症状がひどい場合には、医師と登園しても大丈夫か相談したり園の基準があればそれに従いましょう。

 

その他、とびひに関する適切な対処法や治療法については、こちらに詳しくまとめていますのでぜひご参考ください。

→【とびひに効果的な予防法や対処法と、よく効く市販薬一覧

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