お腹の胎児のダウン症を見分ける5つの特徴と、検査費用の相場

晩婚化が進んでいる影響もあり、初めての出産が高齢出産となる女性が増えています。年齢が上がれば上がるほど、妊娠や出産、胎児へのリスクが高くなります。

その中でもよくメディアでも特集が組まれるのがダウン症です。

高齢出産が増えているので、ダウン症の赤ちゃんも増加傾向にあり、出生前診断を受ける女性も増えています。

 

エコー検査で胎児がダウン症かどうかというのをある程度見ることができるのをご存知でしょうか?

エコー検査で見られる特徴や、ダウン症の染色体検査、胎児超音波スクリーニング検査などについてまとめました。

 

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エコー検査でみられる特徴は?

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お腹にいる赤ちゃんがダウン症かどうかを確認する方法として、よく知られているのは、羊水検査です。

安定期に入った頃に行う検査ですが、お腹に針を刺して羊水を採るので、確率は低いですが流産の危険性を伴うので、それなりの覚悟をしておく必要があります。

 

妊婦検診の際に行っているエコー検査でも、お腹の胎児がダウン症である可能性を探ることはできます。

最近のエコーは3Dや4Dが一般的になってきているので、かなり胎児の様子がはっきりとわかるようになってきました。

妊娠や出産を経験された方なら記憶にあると思いますが、エコー検査の際に、赤ちゃんの頭の大きさや指の本数、心臓の動きなど、様々なことを調べてくださったのではないでしょうか。

それらは、胎児にダウン症の症状が現れているかどうかも調べてくれていたのです。

 

エコー検査でわかるダウン症の胎児の特徴としては、次のようなものがあげられます。

  1. 後頭部のむくみ
  2. 頭の大きさ
  3. 手足の指の本数
  4. 手足の長さ
  5. 心疾患の有無

また、4Dの場合、かなり顔もハッキリとわかるので、ダウン症に見られる顔の特徴がでているなどで、判断するケースもあります。

ただ、エコー検査では、ダウン症であるかどうかの可能性をみるだけで、確定判断はできません。

ですから、エコー検査の際に、ダウン症の可能性があるといわれても、そこで落ち込んだりしないで、あくまで可能性であるということを忘れないでください。

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ダウン症の染色体検査について

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ダウン症かどうかを判断する為に、染色体検査というのを行いますが、この方法は、よく知られている「羊水検査」という方法が取られます。

先でもご紹介させていただきましたが、この羊水検査は、お腹に針をさして羊水を採取し検査するというものなので、確率は低いですが、流産の可能性がありますので、その点をしっかりと理解する必要があります。

この羊水検査の費用は10万~15万円が相場となっています。

 

また、この羊水検査よりも少し早く行えるのが、絨毛検査です。

なかなか聞き慣れないと思いますが、妊娠9~13週頃に行える検査で、羊水検査と同様、お腹に針をさして絨毛を少し採取して検査をするので、流産のリスクを伴います。

費用は羊水検査と同じくらいになります。どちらもかなり高額な検査になりますが、かなり正確な診断結果がでます。

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胎児超音波スクリーニング検査について

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スクリーニング検査というのを聞いたことがあると思いますが、ここでは、胎児超音波スクリーニング検査についてご紹介いたします。

胎児超音波スクリーニング検査は、妊娠20週頃に行われるのが一般的です。

胎児が小さ過ぎると、細かいところまで超音波で調べることができず、逆に大き過ぎると、胎児が成長して骨が石灰化することで、そこで超音波がさえぎられて異常を正確にみつけることができません。

 

胎児超音波スクリーニング検査では、胎児の様々な先天性異常の有無を確認する為のものです。当然、ダウン症などの特徴の有無も調べることができます。

この検査では、重度の先天性異常の80%程度は発見できるとされていますので、かなり正確な診断ができる検査になっています。

胎児超音波スクリーニング検査で異常なしという結果がでれば、100%ではありませんが、お腹の中の胎児に異常がある確率はかなり下がります。

 

現代医学では、様々な方法で、出生前にお腹の胎児の異常を発見できるようになりました。生まれてくる前にある程度の状態を把握しておけば、パパもママもどうしていけばいいのかということを考える時間ができます。

高齢出産になる方は特に、しっかりと検査を受けておくようにしましょう。

 

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