命の危機も!キウイアレルギーの症状と自宅でできる対処法
フルーツの中でも、キウイは美容にもよく、栄養豊富なので女性にとても人気があります。甘酸っぱくて美味しいので子供にも人気のフルーツです。このキウイを食べるとのどがイガイガしたり、口の中がピリピリすることはありませんか?
それはアレルギー症状の一つです。意外に知られていないようですが、キウイはフルーツアレルギーの中でも症例の報告数が非常に多いフルーツなのです。実際に、学校給食に出されていたキウイを食べた子供たちにアレルギー症状がでたという例もたくさん報告されています。
キウイアレルギーによる症状の特徴や、アレルギーが出た時の具体的な対処法、アレルギーであるのかどうか分からない時はどうすればいいのかをまとめました。
【キウイアレルギーの症状の特徴について
キウイアレルギーの症状でまず起こる特徴が、食べて30分以内に、口の中がピリピリしたりかゆみが発生することがあります。子供に現われる症状では、腹痛やおう吐、激しい痒みを伴う蕁麻疹や、目の充血、呼吸困難などといった症状が挙げられます。
最も最悪な症状として、「アナフィラキシーショック」が起きることがあります。アナフィラキシーショック症状を起こすと、血圧低下や呼吸困難など、危険な状態に陥ります。小さい子供は特に注意してほしいのですが、万が一アナフィラキシーショックのような症状が出た場合は、ただちに救急車をよんでください。
幼児期までにキウイアレルギーを発症すると耐性がついて、年齢があがるごとに次第に治っていくケースが多いのですが、小学校にあがってからの発症となると、一生のお付き合いになる可能性が非常に高いと言われています。
アレルギーが出た時の対処法について
キウイアレルギーの症状が出た時は、すぐに病院を受診することが大切ですが、その前にできることがありますのでご紹介します。まずは口に残っているキウイを吐き出し、口の中をしっかりとゆすぎます。小さなお子様の場合は、ウェットティッシュなどで拭いてあげてください。呼吸するのが苦しそうな場合は、衣服を緩めて寝かせて、顎をあげて気道を確保し、呼吸が少しでも楽になるようにして挙げてください。
小さなお子様の場合は難しいかもしれませんが、このアレルギー症状の原因となっている成分はタンパク質分解酵素です。口の中や喉に残っているこの成分を取り除く為に、60度以上の熱めの飲み物を飲んでください。
先にも書かせていただきましたが、症状がひどくなるとアナフィラキシーショックを起こす可能性もあるので、小さいお子様は特に注意が必要です。キウイアレルギーという診断がすでにされている方は、前もってステロイドを処方されていると思いますので、そちらで対処してください。
アレルギーかどうか判別が難しい時どうすればいい?
キウイアレルギーの症状の特徴として、口の中が痒くなったりピリピリしたりすることがありますが、それだけでアレルギーと判別するには少し無理があります。あきらかに口が腫れている、蕁麻疹がでているなどの症状があれば別ですが、体調によって、アレルギーの原因であるタンパク質分解酵素に過敏に反応しているだけという場合もあります。キウイアレルギーかどうかをハッキリをさせたい場合は、病院でアレルギー検査を受けてください。
子供の場合なら医療費を負担してもらえる自治体が多いので、それほどコストもかかることなく検査を受けることができます。検査費用については、各自治体や病院によっても異なるので、事前に確認しておくとよいでしょう。
アレルギー検査方法は、血液検査やパッチテストなどがあります。結果がでるまでは1週間程度かかるところが多いので、結果がでるまでは、キウイを口にするのは避けた方がいいでしょう。