アスペルガーの症状や特徴と簡易の診断チェックリスト付き

アスペルガーという病気をご存知でしょうか？近年アスペルガー症候群であるということを芸能人や著名人が公表することが多く、広く世の中に知れ渡っては来ましたが、まだいまいちどういった症状でどのような特徴があるのかはまだ理解されていない病気であります。どのような症状と特徴があるのでしょうか？

アスペルガー症候群とは？

アスペルガー症候群とは会話能力はあるものの、他者とのコミュニケーションや想像力に障害があり、女性より男性に多くみられる発達障害です。自閉症にも特徴がよく似ていて、先天的な障害です。脳の機能障害といわれています。自閉症と同じく現在は明確な原因がわかっていない病気です。しかもアスペルガー症候群は言語障害や知的障害が特に見られないため「変わった人」や「個性的」で終わってしまいます。

そのためなかなか周囲に理解されることが難しいのですが、アスペルガー症候群こそ周囲の理解とサポートが必要な障害なのです。なので本人はとても苦しい思いをしている障害になります。以前は性格の問題と片付けられてしまう事も多かった障害です。

アスペルガーの症状と特徴とは？

アスペルガー症候群はとりわけ知能が低いなど、表面上に問題が生じません。そのため周囲からは気づかれにくい障害です。会話能力は正常なのですが、表情などを読み解くことが出来ません。言わなくても解る、というのが通じないのがアスペルガーの特徴になります。「空気を読まない」「悪意がなく人を怒らせる」という風に誤解されることがよくあります。

ボディラングゲージを交えた会話、つまりジェスチャーやアイコンタクトなどを添えた会話が難しくできないため、言い方が不適切になってしまうこともあります。また、限定されたものへのこだわりが強いのも特徴の一つです。興味のあることに関してはすさまじい記憶力を発揮することもあるようです。特に法則性があるようなものに興味を示し、異常なほどの集中力と記憶力を見せます。

自閉症と同じく、こだわりの行動がみられるので、例えばいつも必ず通る道というものと違う道を進んだ場合などは混乱を起こしてしまったりします。

わが子がアスペルガーかチェックするためのリスト

自閉症と似ているとはいえ、アスペルガー症候群は言語の遅れがあったり、知能低下がない分、年齢が低ければ低いほど判断が難しい障害です。アスペルガーの子供は知能が低いどころか高い人も多いので、発見が遅くなりがちです。では、アスペルガーの子供が出すサインなどはあるのでしょうか？

子供が出すサインとして「マイペースで集団から独立」「まわりの空気が読めない」「不器用である」「姿勢が悪い」「多動など集中力がない」「天才とおもうほどの行動をするときがある」などです。ただ、このすべてが当てはまるといってもなかなか子供の場合はわからないのでよく観察することが大切です。

自分の子がアスペルガーのようなちょっと変わってるかなと思ったら「アスペルガー症候群のチェックリスト」でチェックしてみましょう。近年はアスペルガー症候群が知られてきてるので、ネット上にもチェックリストがあります。参考にしてみてください。

チェックする際は客観的に判断してチェックしましょう。不安からくるフィルターや思い込みで正しくチェックできません。あくまで参考なので、正確な診断は必ず専門医に診断してもらってください。

親御さんが現実から目を背けて診療を先延ばしにしていると、結果的に療育が遅くなってしまいます。アスペルガー症候群と診断された場合は、この障害は周囲の理解と助けが重要になる障害です。親御さんが現実を受け入れ、お子さんが上手く他のお子さんとコミュニケーションとれるようにサポートしていくことが大切になってきます。