肺炎を予防せよ!合併症が恐ろしい無気肺の原因と治療法

子供の病気で「無気肺」というのを聞いたことがありますか?「肺」と付いているぐらいですので、何らかの肺疾患というのはわかりますよね。マイコプラズマ肺炎の合併症としても知られているもので、症状が重症化すると、危険な状態になることもある怖い症状です。

無気肺とはいったいどんなものなのでしょうか?その原因や症状、治療法についてご紹介させていただきます。また、リハビリにはどんなことをするのか、予防するにはどうすればいいのかなども併せてご紹介させていただきます。

 

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無気肺とは

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無気肺とは、何らかの原因で空気の通り道である気管支が塞がれてしまって、肺に空気が入っていかなくなり、肺がつぶれた状態になってしまう病気です。肺には、いくつもの肺胞があり、つぶれる肺胞の数が増えると、肺が全体的につぶれていき、呼吸困難に陥る可能性もあります。

無気肺の原因について

無気肺は、空気の通り道である気管支が塞がれてしまい、肺に空気が入らなくなることで起こります。

子供の場合、この無気肺になる原因として、以下のようなことが考えられます。

  • マイコプラズマ肺炎の合併症
  • 異物誤飲
  • 風邪による痰が気管支を塞いでしまう

無気肺の症状について

無気肺の特徴的な症状といえるものは、咳と痰や発熱です。症状が進むことで呼吸が「ヒューヒュー」「ピューピュー」といった喘鳴がするお子様もいらっしゃいます。

こうしてみると、呼吸が通常の時と同じであれば、風邪の症状なので、無気肺であると気付かずに放置してしまうことがあります。無気肺が長期間気付かれずに放置されてしまうことで、肺が元のようにきちんと膨らんでくれなくなってしまいます。

慢性化するケースもあるので、少しでも早くお子様の症状の変化に気付けるようにしておかなければいけません。また、気付いたらすぐに小児科や病院を受診してください。

無気肺の治療について

無気肺は、それ自体を治療する前に、無気肺がどうしておこったのかを調べます。子供の場合は、マイコプラズマ肺炎であることが多いので、まずその原因となっているものの治療から始ります。痰や異物などが気管支をふさいでいる場合は、

  • タッピング(指と手のひらでお椀型をつくって軽く叩く)
  • 体位変換
  • 去痰薬
  • ネブライザー吸入
  • 口から気管支鏡などを使って処置

などの方法を用いて取り除きます。

病院で処置をしてもらい、薬が処方されます。痰が絡む場合は、水をたくさんのませてあげることで、とれやすくなります。しっかりと最後まで治療しておかないと、慢性化することがあるので、注意しましょう。

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リハビリはどんなことをするの?

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無気肺になり、肺胞がつぶれてしまったままではいけないので、この肺胞を少しずつでも膨らませるトレーニングをする必要があるので、リハビリをうけることになります。

リハビリでは、息を深く吐く練習などをします。つぶれた肺胞を膨らますにはなかなか時間がかかりますが、根気よく続けるしかありません。

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無気肺を予防する方法について

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無気肺は、マイコプラズマ肺炎や風邪が悪化して出てくる症状です。「軽い風邪」「咳が出るなぁ」などと安易に放置することなく、風邪の症状がではじめたら早めに病院を受診するようにしてください。「風邪は万病の元」といいますので、甘くみないで、早め早めの対処をしてあげましょう。

また、乳幼児の誤飲からも無気肺になることがありますので、日頃から飲みこめるような大きさの物は、手の届く所においておかないようにしましょう。

無気肺は、放置して慢性化すると大変です。また、症状が悪化すると呼吸困難などを引き起こす危険もあります。また、完治までに時間がかかり、ママも子供も精神的にもかなり大変なものになります。おかしいなと思ったらすぐに病院を受診するようにしましょう。

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