風呂上がりに最適な温度は？赤ちゃんに白湯の飲ませ方の秘訣とむせるときの対処法

昔から、お風呂上がりの赤ちゃんに白湯を飲ませる習慣があります。母乳以外の水分補給としても使われます。最近は、お風呂上がりも母乳を飲ませるママが多いようです。

白湯は、水を沸騰させて冷ましたものですが、風呂上がりに飲ませる時の最適な温度とはいったい何度なのでしょうか？

風呂上がりに飲ませる白湯の温度や、白湯の飲ませ方の秘訣をご紹介させていただきます。飲ませている時にむせてしまったらどうするか、対処法などもあわせてご紹介させていただきます。

 

白湯の作り方と温度について

作り方

白湯の作り方はとても簡単です。やかんや電気ケトルなどに水をいれて、しっかり沸騰させて下さい。3分間程度煮沸すると、余分な成分も取り除けます。人肌程度に冷ますと出来上がりです。普通にお湯をわかすのと変わりはありません。白湯を作る時の水は、水道水で大丈夫です。しっかり沸騰させることで、殺菌効果もありますので、赤ちゃんに安心して飲ませることができます。

また、最近は電子レンジを使って白湯を作る方も増えています。一瞬で沸騰させることができますし、いる分だけを作ることができるのでとっても便利です。ただし、冷ます時間を計算に入れて、いつ作るのかを考えてください。また、ふたつきマグの方が、冷ましている間、ふたをしておくことができ、ほこりなどが入るのを防げるので便利です。

温度

白湯の最適な温度は３７度くらいとされています。ですが、お風呂上がりで体も温まっていると、この温度では温かすぎるかもしれません。

人肌程度なら、お風呂上がりのぽかぽかの状態でも飲みやすいようです。冷たすぎても、熱すぎてもいけないのでとても難しいのですが、お風呂上がりでも母乳ならごくごく飲んでくれますよね。母乳はママの体温を感じられる程度なので、白湯も人肌が一番飲みやすいのではないでしょうか。赤ちゃんによっても好みがありますので、様子をみながら変えてみてください。

白湯の飲ませ方とむせた時の対処法

飲ませ方

赤ちゃんが母乳やミルク以外の飲み物を初めて口にする場合は、いきなり哺乳瓶で飲まさないようにしてください。ミルクと同じ感覚ですいこんでむせると危険です。まずは小さなスプーンで少し唇を湿らすような感じで白湯を付けてみてください。

特に嫌がるそぶりをみせなかったら、次はほんの少しスプーンで口の中に運んであげましょう。２～３回繰り返し運んでいやがらなければ、哺乳瓶に少量入れて飲ませて上げて下さい。

 

白湯はたくさん飲ませる必要はありません。生まれてまだ間もない赤ちゃんなら、ほんの少しで大丈夫です。もし、嫌がるようなら無理に飲ませる必要はありません。

お風呂上がりの湯ざましは白湯でなくても母乳やミルクでもかまわないので、白湯を飲まないからといって「どうして」と思わないようにしましょう。白湯を飲まずに育つ赤ちゃんもたくさんいます。あまり気にしないようにしてくださいね。

むせた時の対処法

白湯はミルクと比べるとさらさらしています。哺乳瓶でミルクを飲む時と同じような力で吸い込んでしまうと、ミルクの時よりも出てくる量が多く、どんどんでてくるのでむせてしまうのです。哺乳瓶に付けている乳首は月齢によって穴の大きさが違うので、小さいものに変えてみるのも一つの方法です。ですが、おそらくそれでもむせてしまう赤ちゃんが多いと思います。

飲ませる時に、白湯が一気に流れ出ていかないように、赤ちゃんが一度すったら哺乳瓶を離してあげて、飲んだのを確認してまた吸わせてあげてというのをくりかえします。少量ずつ口に入っていくようにしてあげましょう。

月齢が進めば、むせることも少なくなってきて、しだいにちゃんと飲めるようになるので、それまでは注意して上げてください。

お風呂以外にいつ飲ませればいいの？

白湯は、お風呂上がりの湯ざましとして飲ませるのはみなさんもご存知ですよね。お風呂上がりだけでなく、母乳やミルク以外で水分補給として飲ませてあげてください。ミルクタイム以外の時に、ちょっとぐずったりした時や、帰宅した時などに飲ませてあげましょう。

また、乾燥する秋冬になると、お部屋の中にいても喉が乾燥しがちになります。風邪の原因にもなりますので、飲む飲まないではなく、授乳と授乳の間に１度あげるようにするのもいいでしょう。１回で飲ませる量は、新生児の場合は50cc程度にしておきましょう。

白湯は、いつからというきまりはなく、新生児が唯一母乳やミルク以外で飲める飲み物です。母乳育児を徹底されている赤ちゃんは、哺乳瓶の口を嫌がる傾向があります。

ママが体調が悪くて授乳できない時などは、ミルクに頼ることもあると思いますので、早いうちから、白湯を使って哺乳瓶の乳首になれさせておくことをおすすめします。また、便秘解消効果もあるとされているので、赤ちゃんが嫌がらなければ飲む習慣をつけてあげるのがいいでしょう。