添い乳で寝かしつけの癖を何とか辞めたい!正しいやり方と事故を防ぐ方法
赤ちゃんが産まれ、退院したら、その日から夜の授乳が始まります。夜に数時間おきに起きて赤ちゃんを抱っこして授乳するのは、つらい時もあります。つい、寝ながら授乳してしまうと、それが習慣化してしまい、危険を感じることもあるでしょう。添い乳の危険性、夜の授乳間隔をあけるために出来ること、卒乳の方法などについて、ご紹介します。
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添い乳の危険性
添い乳は、眠くて起き上がるのも辛い時、ついやってしまう授乳方法でが、赤ちゃんの窒息死、お母さんが乳腺炎にかかる危険性があります。
窒息死の危険性
ただ、窒息死する危険性があります。お母さんが赤ちゃんに覆いかぶさる、ということは、神経が張っているので、かなり稀なケースですが、可能性がないわけではありません。添い寝で授乳すると、途中でお母さんが寝てしまうことが多いです。眠いと、ヒヤッとすることも起こしがちです。
また、授乳後は通常ではげっぷをさせて終わりますが、げっぷをさせずにそのまま寝てしまうと、赤ちゃんが戻しやすく、それで窒息する可能性があります。
乳腺炎の可能性
赤ちゃんとお母さんが同じ場所で寝ていると、授乳する乳房が偏りがちになり、乳腺炎を起こしてしまう可能性があります。乳腺炎にかかると、乳房がガチガチになってしまって、母乳の出が悪くなってしまいます。ミルクを嫌がる赤ちゃんであれば、泣きっぱなしになってしまい、あやすのに苦労してしまいます。
夜の授乳間隔をあけるために必要なこと
夜、添い乳をするのは、何度も起き上がれないという、お母さんの事情があります。起きる回数が徐々に減らせれば、夜の授乳に悩まされる必要もありません。夜、しっかり赤ちゃんが寝るためには、就寝前の授乳でたっぷりおっぱいが飲めているか、赤ちゃんが日中に適度に遊んで疲れているかどうかが、ポイントとなります。
就寝前の授乳でたっぷり飲ませるには
ミルクを受け付けない赤ちゃんもいるでしょう。母乳がしっかり出ていれば、お腹いっぱい飲ませて、しっかり眠れます。母乳を増やすために出来ることを挙げてみました。
- 体を冷やさない
- 運動をする
- 締め付けない下着を着用する
- 赤ちゃんと一緒に昼寝をして、睡眠不足にならないようにする
- ご飯をしっかり食べる。おやつは、お団子や甘酒など和菓子にする。水分をしっかり摂る
- 揚げ物や乳製品などは控えめにする
- 赤ちゃんにしっかり大きな口を開けて吸ってもらう
お母さんがストレスをためていると、母乳の出は悪くなります。すぐに効果がなくても、思いつめないで、お散歩やお昼寝を一緒にして、気分転換しながら赤ちゃんとの生活を送りましょう。
日中の適度な遊び
首が座るようになると、外出もしやすくなってきます。ベビーカーに乗って外の景色を見ているだけでも、赤ちゃんにはたくさんの刺激となるでしょう。日の光を浴びることで、生活のリズムも整ってきます。外気に触れることで、皮膚も鍛えられていきます。赤ちゃんが集まる子育て支援の施設で、おもちゃで遊ばせるのもよいですね。
赤ちゃんの昼寝は長くなりすぎないように、3時までには切り上げて、夜の睡眠を妨げないようにしましょう。昼寝から起こしても、おやつの時間にすれば、ぐずる時間も減るでしょう。
授乳を辞めるには
子どもはお母さんのおっぱいが大好きですが、いつかは、卒乳の時期がやってきます。卒乳の時期、辞め方をご紹介します。
授乳がいつまで必要か
新生児の間は、母乳やミルクが栄養源です。新生児は授乳間隔が数時間と短く、夜に赤ちゃんが泣いて、何度も授乳するようになります。それが次第に間隔があくようになります。が、赤ちゃんにとってお母さんのおっぱいは、単なる栄養源というだけでなく、何よりの安心できる拠り所なので、寝付くために授乳したがることも多いです。
栄養の面で考えれば、夜の授乳は離乳食が始まれば、必要はありません。断乳の時期は、お母さんの判断により異なりますが、三食とも、離乳食が順調に進めば、断乳を行ってもよいです。
卒乳の仕方
卒乳をするときは、きっぱりと昼も夜も上げないほうが、よいでしょう。初めの日はかなり泣き続けますが、絶対にあげない、と気持ちを決めてやりましょう。
そのため、お母さんが余裕がある時、子どもも、生活リズムが安定している時に行う方がよいです。子どもは意外に早く、卒乳出来ます。一日、大泣きしたかと思えば、次の日には泣かないで寝入ったりします。離乳食の量が少なかった子が、卒乳を期にしっかり食べるようになることもあります。
卒乳をしても、子どもはお母さんのおっぱいが大好きで、触りたがります。夜、寝入るときに、おっぱいを飲みたがらなくても、触りたがったりするかもしれません。しっかりスキンシップをとって、甘えさせてあげる時間も持つとよいでしょう。
下の子を妊娠するなどして、胸を触られるのがつらくなった場合は、「優しく触ってね」などと声をかけたり、手を握って歌を歌ってあげたり、否定しないようにしましょう。