口内炎が原因に?難病のべーチェット病の症状と治療法について解説

口内炎が原因の可能性があるとされるべーチェット病を知っていますか?まったく馴染みがない方も、「もしかしてべーチェット病かも?」と不安な方もいるかもしれません。べーチェット病は芸能人にも患っている人が多いために、注目されている病気でもあります。そこでべーチェット病の症状や治療法について、知識を深めてみましょう。

 

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べーチェット病とは?

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べーチェット病は自分の体を異物と判断し、不用意に攻撃することで炎症を引き起こす厄介な病気です。20代から40代の成人で発症し、子供での発症数は少ないようです。主な症状は口内炎ですが、目や皮膚、全身の臓器に炎症を繰り返す慢性疾患です。

原因が不明なことから難病指定されており、生活に支障を来したり後遺症を残したりと、いまだ完治するのが難しい病気と言われています。

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べーチェット病の主な症状とは?

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べーチェット病の主な症状といえば口内炎。しかし口内炎は殆どの人が経験したことがあるために、それがべーチェット病によるものか判断するのは難しいものです。以下にべーチェット病の口内炎の特徴について解説していきます。

アフタ性口内炎が長引く

口内炎にはいくつか種類がありますが、べーチェット病の口内炎の殆どがアフタ性口内炎と言われるものです。アフタ性口内炎は白くて丸い潰瘍状のもので、経験したことがある方も多い口内炎です。通常長くても10日程度で治るものが、べーチェット病の場合なかなか治らないのが特徴です。

痛みが強い口内炎

べーチェット病の口内炎は唇だけでなく歯茎にもできることもあり、非常に痛みが強いのが特徴です。歯磨きをするのも痛くて控えたくなりますが、口内炎がある時こそ、口の中を清潔に保つことが大切です。

何度も繰り返す口内炎

口内炎がやっと治ったと思ったら何度も繰り返すのも、べーチェット病の特徴です。しかも同じ場所で再発することもあります。これは病院での問診の際に参考になるので、口内炎のできやすい場所や頻度を記録しておくといいでしょう。

周囲との境目がハッキリしている

べーチェット病の口内炎は大きく痛みが強いのが特徴ですが、周囲との境目が白くハッキリしている状態になります。

その他の症状

べーチェット病の主な症状は口内炎と言えますが、疲れやストレス、ビタミン不足でも口内炎はできやすいですから判断するのは難しいですよね。口内炎以外にも結節性紅斑やブドウ膜炎など全身の臓器に炎症を起こすようになります。病院に行く場合には口内炎以外の症状も詳しく伝えるといいでしょう。

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べーチェット病の治療法とは?

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べーチェット病は根本的に完治させることは難しく、できた口内炎を治すための治療になります。

薬物療法

べーチェット病による口内炎には患部の炎症を抑えるステロイド剤を塗る方法があります。また自身を異物と判断し攻撃してしまう自己免疫疾患であるべーチェット病には、白血球の作用を抑制するコルヒチン内服薬を飲む薬物療法もあります。

高周波治療

口内炎の患部に高周波を当てて、腫れや痛みを改善させる治療法があります。高い効果があるものの、保険外診療となるので料金を問い合わせてからでもいいかもしれません。なお高周波治療は歯科医院で行われている可能性があります。

レーザー治療

レーザーを口内炎の患部に照射するだけで、すぐに痛みが無くなる即効性のある治療法です。他の薬を飲んだりステロイド剤を塗る必要もなく、短時間で治療が済むメリットがあります。ただしレーザー治療は保険適用にならないため、高額の治療法となります。

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