ノロウイルスに効果的な食毒液の市販品と急な家庭での作り方

ノロウィルスに感染し発症すると、嘔吐しますが、特に子どもは急に戻してしまい、洗面器に上手く吐けないことも多いです。ノロウィルスは細菌の30分の1という細かさで、皮膚の角質層に入りやすく、そのために周囲の人にも感染してしまう可能性が高いです。

消毒で感染を食い止めるために、効果的な消毒液で市販されているもの、家庭で作れるものをご紹介します。

 

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市販の消毒液

 

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ノロウィルスに効果がある消毒液は、市販でたくさん販売されていますが、おすすめの商品を三つご紹介します。

ドーバー パストリーゼ77スプレーヘッド付き

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パストリーゼ77スプレーは、77度の高いアルコール度数の消毒液です。サトウキビを醸造して作られており、緑茶カテキンも配合されています。自然の成分が配合されているため、直接腐敗しやすい食品にかけることが出来ます。また、アルコール度数が高いので乾きが早いです。ガラスなどの掃除にも使えます。

ただ、ワックスが白く浮き上がったり、色落ちすることもあるので、ちょっと端の方で試してからスプレーにしましょう。なお、アルコールではノロウィルスは殺菌出来ない、という見解もあります。これは、ノロウィルスは人工で培養しにくく、ネコカリシウィルスというウィルスを使って実験していたのですが、ネコカリシウィルスにはアルコールは効き目が弱かったという経緯があります。

近年はマウスのノロウィルスで実験をするようになったところ、これにはアルコール消毒が有効だったようです。アルコールでも次亜塩素酸ナトリウムでも、二回、噴射して拭くことで効果が高まります。

ウィルバス200ppm

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ウィルバスには、現在最もノロウィルスに効果があると考えられている次亜塩素酸ナトリウムが200ppm配合されています。濃度が高めなので、ノロウィルスに効果があります。においは多少ありますが、かなり弱めてあります。漂白もされないので、色々なところに使えます。アルコールではないので、乾きは遅いです。

詰め替え用パックも販売されています。1000ppmの高濃度の商品も発売されています。こちらは漂白や錆などの可能性があるので、噴射する場所に注意して使った方がよいです。

ピースガード

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ピースガードには次亜塩素酸イオンが配合されています。従来の次亜塩素酸ナトリウムとは違い、イオンをアルカリ性水溶液中に安定化させ、仮眠状態にすることで、揮発しないで、使う時に効果を発揮します。においや漂白の心配がないので、色々なところに使えます。冬場にはインフルエンザも流行しますが、これが一本あれば対応出来ます。消臭にも使えます。

携帯用の50mlスプレー、詰め替え用の800mlのボトル、食品に直接吹き付けられる500mlスプレーもあります。また、リビングなどの室内で加湿器として置いておき、除菌できるものもあります。

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家庭で消毒液を作る方法

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市販の消毒液を用意していなかった、切らしてしまった、という時はハイターなどがあれば家庭で作ることも出来ます。家庭で作る際のおすすめの方法をご紹介します。

ハイターで消毒液を作る方法

ノロウィルスには次亜塩素酸ナトリウムがよく効きますが、家庭の漂白剤にも含まれています。台所用ハイターを使う場合をご紹介します。

ハイターと、500mlのペットボトル5本以上を用意します。まず、200ppmの消毒液を作ります。200ppmの消毒液があれば、患者が触れたドアノブなどに使用出来ます。500mlのペットボトル5本に対し、蓋で2杯のハイターを入れます。

嘔吐・便が付着したところは、1000ppmのものを使います。やはり蓋2杯分ですが、ペットボトルは1本です。

ミルトンで消毒液を作る方法

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赤ちゃんがいるご家庭では、哺乳瓶などの消毒にミルトンを使われているかもしれません。ミルトンを使って消毒液を作る方法もご紹介します。

ハイターは浸透を助けるために、洗剤の成分も入っています。そのため、ハイターで食器などを漂白した場合、すすぎが必要ですが、ミルトンには洗剤の成分は入っていないので、すすぎの必要がありません。ドアノブなどをすすぐ必要はありませんが、赤ちゃんがいる場合は洗剤の成分を気にせず使うことが出来るので、より安心です。

200ppmの消毒液を作る場合、500mlのペットボトルに水490ml、ミルトン10ml(ペットボトルの蓋2杯分)の割合で作ります。

1000ppmは、ミルトン50ml(ペットボトルの蓋10杯分)に水450㎜リトルで作ります。ただ、ハイターやミルトンで作った消毒液は、服など布には使えません。次に、衣類の消毒についてご説明します。

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衣類や手を消毒する方法

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衣類は漂白剤につけてしまうことが出来ません。また、一番ウィルスを運んでしまいやすい手も、漂白剤では消毒できません。これらの消毒の方法をご紹介します。

熱湯消毒

衣類は熱湯消毒しましょう。嘔吐物などがついている場合は、手袋をして布やペーパータオルでふき取り、ビニール袋に捨てます。手袋などもビニール袋に包んで口を縛って捨てましょう。綺麗に取り除いてから、熱湯を回しかけるか、煮沸消毒します。

時間は一分以上、温度は85度以上になるようにします。カーペットなど、どちらも出来ない場合は、アイロンを当てるとよいです。寝ているときに吐いてしまうこともよくありますが、布団もアイロンを当てましょう。

手の消毒

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一番肝心な手の消毒です。ノロウィルスは細かなウィルスなので、皺や爪の間に入ってしまいやすく、感染もしやすいですが、漂白剤につけることも、熱湯につけておくわけにもいかないので、手を消毒することは難しいです。しかし、石鹸を使って手首や爪の間までしっかりもみ洗いすること、十分すすぐことで、ウィルスを流し落とすことが出来ます。

さらに、手ピカジェルなど、アルコールの消毒剤を使うとより効果があります。水や石鹸がないとき、アルコール消毒剤があれば、2~3回揉みこんで手の消毒も出来ます。

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