手足口病になると、いつからプールやスイミングに行けるの?
夏にかけて、そろそろプール開きという所も出てきて、お子さんにとっては楽しい季節になってきますよね。しかし三大流行風邪とも呼ばれているほど感染率が高い手足口病。それに感染してしまい楽しいプールはしばしお預け。なんて事になってしまう可能性も大いにあります。手足口病って感染期間長いとも聞くし、子供は元気だけどまだ入らせたらいけないのかしら?
手足口病に感染した場合、プールに入っていい目安って分かり辛いですよね。感染した人も感染してない人も流行をなるべく抑える為にはそれぞれが正しい知識を持ち、適切に行動しなければいけません。特に手足口病の流行の原因の一つとも言えるプール。夏にかけて楽しいプール生活をする為に、しっかりと勉強しましょう。
プールで遊べる目安が知りたい!
手足口病が治るにはどのくらいかかるのでしょうか。それは完全にウイルスが無くなる約1カ月間です。しかし1カ月もプールに入れないとひと夏を越えてしまう可能性があります。1カ月といっても感染率が最も高いのは潜伏期間から水疱が綺麗になくなるまでの約2週間ですので、医療機関がアドバイスしている多くの意見は基本的には熱が下がり、口内炎や水疱も綺麗になれば入っても大丈夫との事。
ただし、目立った症状もないからと言って無理してプールに入るのはあまりよくありません。手足口病は再発もしますので、病み上がりで抵抗力が弱まっている時に、さらに冷たい水の中に入り体力を奪われて感染してしまう恐れもあるからです。そうなっては本当にひと夏プールに入れなかった!という事になりかねません。ですので、プールに入るかどうかの最良の判断は症状が治まったのと同時にお子さんがしっかり栄養と水分を取れているか、睡眠もしっかりできているかになります。
期間をおかないといけないのはなぜ?
手足口病はとても感染率の高い感染症ですので、プールは禁止をしている施設が多いです。なぜ約2週間はプールに入ってはいけないのか、それは手足口病の症状として代表的な水疱、口内炎、咳やくしゃみ、これらの症状が出る前の潜伏期間と合わせて症状が治まる約2週間の間はウイルスが沢山いる期間であり人に感染させてしまう確率が最も高い時期だからです。
特に水疱にはウイルスが沢山いますので、その水疱が乾くまではプールには入れません。中には水疱がひどくてそれ以上かかる場合もあります。約2週間というのは基本的に目安として、症状が出ている間は感染させてしまう確率が高いと考えましょう。
そしてプールは手足口病の他にもウイルスが蔓延しやすい場所です。症状が出ていて抵抗力が弱い時に入り他の感染症にかかってしまうリスクも高いので、しっかりと期間を見るようにしましょう。
感染中なのに入ってしまったらどうなる?
手足口病の主な感染ルートは飛沫感染、接触感染、糞口感染です。もし感染中なのにプールに入ってしまうと、咳やくしゃみ、鼻水などウイルスが他の人の口に入り感染させてしまいます。ウイルスは口だけではなく、鼻や目の粘膜からも感染してしまいますのでウイルスの入った水がそれらに侵入すると感染します。
もしも水疱が出ている場合、友達とプールでじゃれあって水疱に接触したり、水疱が破れてウイルスを含んだ液を触る事で感染させてしまいます。水疱はかさぶたになって治まる傾向にあってもウイルスはまだ完全にいなくなるわけではありません。
保育園等での集団生活をしている中でもしも感染中に入ってしまった場合、まずその施設の管理者や先生に報告をしましょう。そしてプールに入って良い目安等、施設によって決まっている所もありますので、ママさん同士のトラブル防止の為プールに入る前には必ず確認をとるようにしましょう。
その他、手足口病ついて症状や対処法を以下に詳しくまとめていますので、ぜひご覧ください。