手足口病は保育園にいつから登園OKか?医師と保育園の判断の違い
様々な感染症が蔓延しやすい保育園で、これからの季節気を付けなければいけない手足口病。プールによる感染が目立つ為、夏の流行風邪の一つになっています。感染力も強い為、警戒しているお母さんもいることと思います。しかし、いくら警戒していても衛生管理がまだ十分にできない子供にとってはやはり感染しやすい疾患です。もしも感染して熱が出てしまった場合は保育園をお休みさせなければなりません。
けれども、手足口病は熱の他にも水疱等の症状が出ます。そこで、お休みしたけどいつから行かせたらいいのか分からない方の為に保育園に登園してもいい時期や一般的に保育園では手足口病がどのような扱いになっているのかを調べてみました。
保育園はそもそも行っても大丈夫?
手足口病に感染し、保育園をお休みさせた場合で、登園してもよいとされている時期は熱が下がり水疱や口内炎が治まってからとされています。手足口病の症状が収まるまでの期間は熱が出てから治まるまでおよそ1週間とされています。
しかし、はっきりとインフルエンザのようにきまった日付を休ませなければいけない訳ではありません。お子さんの状態を見て症状が治まっているかしっかりと確認しましょう。中でも「熱が下がっていること」「水疱が乾いていること」を基準としているお母さん方が多いみたいです。加えて睡眠をしっかり取る事ができ、口内炎も綺麗に治り食事がしっかりとれている事も注意してみてみましょう。
手足口病は抵抗力が弱い時に感染してしまいますので、抵抗力が回復していないうちに無理をさせると、また再感染してしまったり、他の感染症に感染してしまう恐れがあります。
お医者さんからはどう言われる?
医者によって診断はそれぞれ違う様です。水疱が綺麗になくなるまでは登園してはいけない。という医者もいれば、熱が治まれば大丈夫という医者もいます。けれども手足口病は完治するまでは症状が治まってからも約2週間~3週間はかかる病気です。
しかし大抵の医者は感染してから1カ月もお休みをしなさいと言う医者はいないでしょう。何故なら、手足口病はインフルエンザのように重症になる例が多い病気では無く比較的症状が軽く、症状が治まると感染力も弱いと考えられているからです。それを踏まえてトータル的には熱が下がり、水疱もかさぶたになり、口内炎も治り食事ができれば登園しても大丈夫ですよ。と指導している医者が多いです。
しかし、熱が下がって医者は登園しても大丈夫と言っても、保育園では水疱が治まるまでは登園拒否。といったように双方の意見が食い違うこともしばしばあります。その場合は医者からの登園許可証をもらい保育園に持っていき相談してみましょう。
保育園でそれぞれ決まりがあるの?
手足口病は登園をしてはいけない期間を定めないといけないという基準は公的に決められていません。地域の保育園によってそれぞれ決められている様です。しかし園児の体調を一番に考えると、やはり症状が酷い間は登園を控えてもらう所が多い様です。
例としてどのような基準があるのかというと、基本的には出席停止ではないが、口内炎が酷く食事もまともにとれず、ぐずぐずしている場合はお休みをして欲しいという園もあれば、熱が下がり、水疱も治まってお医者さんから登園許可をもらわないと登園できない所や、熱が下がったら登園してもいいが、プールは水疱が治まるまでは入れないという所もあるようです。
公的に決まっていない分それぞれの保育園の決まりがありますので、入園資料で確認したり、直接保育園に聞いてみましょう。
その他、手足口病ついて症状や対処法を以下に詳しくまとめていますので、ぜひご覧ください。